上賀茂神社で行われる「賀茂の競馬(くらべうま)」を見に行った。競馳(きょうち)は14:00開始という情報を得ていたが、私は少し遅れて到着。それでも、まだ第一の番(つがい)が馬場に入って、三遅(さんち)という足馴らしが行われているところだった。せっかくの機会なので、有料観覧席(500円)に入って見物。ただし、いちばん見やすい席は神職やその関係者でないと入れない。
乗尻(のりじり=乗り手)の装束は、昨年の葵祭と同じ。顔ぶれにもなんとなく見覚えがある。オレンジ系の装束をつけた左方(さかた)、緑系の装束の右方(うかた)に分かれ、六番勝負を行う。出走前に「○○の国、○○の庄」というアナウンスがあるのは、馬の産地を言っているのかと思ったが、調べたら「社人が荘園の馬で勝負を争ったことから、馬に荘園名をつけるならわしとなっている」と説明されていた。
第一の番は、左方の馬が走り出してから、かなり時間を置いて右方が走り出す。第一番だけは左方の倭文庄(しどりのしょう)の勝ちと決められているためだ。このへんが神事らしい。真剣勝負は第二番から。
速い! 中央競馬で走った経験もある馬だという。↓神馬(白馬)も本気で走る。
↓右方の念人幄(世話役席)は馬場に面しているのだが、左方は観客席の後ろにあって見えないため、その隣りに左方後見高台が設けられ、勝負の結果を報告する(たぶん)。
↓こちらは右方念人幄。2種類の扇の開きかたで結果を左方後見高台に知らせているところ(たぶん)。これは第六番で、左方のベテラン乗尻に対し、右方の最も若い乗尻(中学三年生!)が挑んだ勝負。結果は「持」だった。
↓勝者には念人から白絹が与えられ、乗尻はこれを鞭で受け取る。「持」のときは、双方に白絹が与えられる。今年は左方3勝、右方1勝、持2番。左方が勝つとその年は「五穀豊穣」だそうだ。逆はどうなんだろう?
↓午後3時過ぎ、競馳が終わると境内隅の庁幄と呼ばれる建物に移動して直会(なおらい)の儀。見ていた若者が「飲み会やん」とツッこんでいたが、そのとおり。勝ち栗もふるまわれる。
神事が全て終わると、世話人のおじさんが「はい、ここからフリータイムです!どうぞ~」と観客に声をかける。ええ~。乗尻や神職もやれやれといった表情で、家族や近所の人々、観光客との写真撮影にも応じてくれる。おもしろかった。
※参考:賀茂別雷神社(上賀茂神社)社家生まれの山本宗尚氏のサイト
※参考:ブログ:ノルマ!! 京都のイベントや社寺を主とした写真日記的ブログ
2010年の写真記事が中心。
乗尻(のりじり=乗り手)の装束は、昨年の葵祭と同じ。顔ぶれにもなんとなく見覚えがある。オレンジ系の装束をつけた左方(さかた)、緑系の装束の右方(うかた)に分かれ、六番勝負を行う。出走前に「○○の国、○○の庄」というアナウンスがあるのは、馬の産地を言っているのかと思ったが、調べたら「社人が荘園の馬で勝負を争ったことから、馬に荘園名をつけるならわしとなっている」と説明されていた。
第一の番は、左方の馬が走り出してから、かなり時間を置いて右方が走り出す。第一番だけは左方の倭文庄(しどりのしょう)の勝ちと決められているためだ。このへんが神事らしい。真剣勝負は第二番から。
速い! 中央競馬で走った経験もある馬だという。↓神馬(白馬)も本気で走る。
↓右方の念人幄(世話役席)は馬場に面しているのだが、左方は観客席の後ろにあって見えないため、その隣りに左方後見高台が設けられ、勝負の結果を報告する(たぶん)。
↓こちらは右方念人幄。2種類の扇の開きかたで結果を左方後見高台に知らせているところ(たぶん)。これは第六番で、左方のベテラン乗尻に対し、右方の最も若い乗尻(中学三年生!)が挑んだ勝負。結果は「持」だった。
↓勝者には念人から白絹が与えられ、乗尻はこれを鞭で受け取る。「持」のときは、双方に白絹が与えられる。今年は左方3勝、右方1勝、持2番。左方が勝つとその年は「五穀豊穣」だそうだ。逆はどうなんだろう?
↓午後3時過ぎ、競馳が終わると境内隅の庁幄と呼ばれる建物に移動して直会(なおらい)の儀。見ていた若者が「飲み会やん」とツッこんでいたが、そのとおり。勝ち栗もふるまわれる。
神事が全て終わると、世話人のおじさんが「はい、ここからフリータイムです!どうぞ~」と観客に声をかける。ええ~。乗尻や神職もやれやれといった表情で、家族や近所の人々、観光客との写真撮影にも応じてくれる。おもしろかった。
※参考:賀茂別雷神社(上賀茂神社)社家生まれの山本宗尚氏のサイト
※参考:ブログ:ノルマ!! 京都のイベントや社寺を主とした写真日記的ブログ
2010年の写真記事が中心。