近年、異常なほどの猛暑や、大雨による洪水、土砂崩れ等々、自然を前にして人間などなすすべもない。
我がセカンドハウスの小さな庭でも、緻密に計算されているのか、はたまた偶然なのか、とにかく自然ってすごいなぁって呆然と立ちすくむことがしばしばある。
たとえば…。
この前蒔いたゴマが、すくすく成長している。
かわいい花も咲いている。
このゴマの間や近くに、
何故か、そっくりな雑草。 これ、見分けつきますか?
で、これは誰もが知ってるシソ。
…の近くに、シソそっくりな雑草。しかもエゴマにもそっくり。 セカンドハウスの庭はほとんどコレに覆われているので、今でははっきり見分けられるけど、最初の頃、いちいちニオイを嗅いでシソと区別してました。
前にも書いたけど、ニラの中にはニラそっくりの雑草が…。
お前たち、分かっててそこに生えてるの? 偶然にしては出来過ぎでしょう?
これらの擬態雑草(?)のおかげで、雑草を抜くにもいちいち確認しながらなので、なかなかはかどらない。
そして、こっちは勢力旺盛な雑草たち。
子供の頃、ピンクやオレンジ色の小さくてかわいいこの花を、おままごとのまぜご飯や金平糖に見立てて遊んだ記憶がある。
葉っぱも艶があって、ちょっとブドウやツタにも似てて、嫌な感じじゃない。これだけ見ればね。
この“ヤブカラシ”の脅威は『藪をも枯らす』という名前の語源どおりの繁殖力。
バナナに巻き付いている。
隣のバナナにも。 コイツのおかげで、うちの庭が熱帯ジャングル化しているのです。
そして、これ雑草?いや雑草じゃない?いや雑草?…新芽や新しく出たばかりの茎を食べ終わった後、用が無くなったら雑草って言うのもナンだけど、すごい勢いではびこっちゃう“ウド”。
きれいさっぱり刈ったらこんなに広々と。地際で刈ってもちゃんとまた出てくるから凄い!
夫が暑い中、頑張って毎週毎週草を刈ってるけど、やれどもやれども追いつきゃしません。だからってやらないでいると、ヘビやスズメバチや色々な虫たちの思うツボになってしまうので、戦い続けるのです。
自然を前にほとんど完敗、白旗フリフリ状態ですが。
おまけ。
雑草じゃないけど、去年取り残して地中に残っていた落花生。別の所に種を蒔いた落花生より元気に育ってます。 自然はあまのじゃく…。