蛍光ペンのようにマーキングするのが「ハイライト」で、ページの端っこを折るのは「ブックマーク」。「メモ」という機能で書き込みもできる。
どの位置で何にマーキングしたか、どのページにブックマークやメモをしたかは、「メモとブックマークを見る」というメニューから簡単に判明。
うん、これがわかれば、(私が)紙の本を読むとき、習慣として行っていることは全て電子書籍(この場合、nexus7のAmazonKindleアプリだが)でもできるのである。
となれば、私の中における電子書籍の位置づけ。これまでとはグッとランクが上がってきて、「使えるツール」としての位置をキープすることになった。
ということで、寺田寅彦の随筆を軽く読んだあとは、(私にとって)久々の内田贈与論(プラス岡田評価経済論)。
『評価と贈与の経済学』を、新潟遠征行き帰りのお供としたのである。
やはり本読みというやつは、自分自身が読んでいて気分が良くなる本を、つまり自説に近い本を、少なくとも3回に1回は読まねばならぬと再認識。
意図的に、自説を補強する(あるいは補完する)ためのみに知識をインプットするのは、危険極まりない行為であるし、意識をしてそうはしないようにしている私なのだが、かといって、読書という行為が苦行になってしまったのではつまらない(少なくとも私はネ)。
だからして「3回に1回は」、なのであるが、「その数字の根拠は如何に有りや?」と問われても、そんなものありはしない。
あえてこじつけるとしたら、
例えば、「漢楚軍談」より「三国志」。
どちらが面白いかと云われればどちらも面白いのであるが、広く人口に膾炙したのは三国志。
例えば、「甲乙同等」より「三方良し」。
甲乙が同等であろうとなかろうと、そもそもその二項対立の発想(や仕組み)に限界があり、「地元」あるいは「住民」もしくは「地域」を加えた発想、すなわち「三方良し」からでしか、私(たち)は私(たち)と私(たち)の環境を救うことができない。
と、世の中すべからく「ニ」よりは「三」。ましてや、三方良しの公共事業の旗振り役たる私なれば当然のこととて「三」、ということでしかない。
で、『評価と贈与の経済学』。じつに楽しく読ませてもらったのである。
え、それだけ?
そう、それだけ。
お後がよろしいようで ^^;)
(kindle版) |
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