囟 シ・シン 口部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/2d/a05b1bf414d113da73d7306fc0266792.png)
解字 脳をおおう頭蓋骨(ずがいこつ)の形。𡿺ノウの原字。また、生後間もない赤ちゃんの完全に閉じきっていない頭蓋骨の隙間のことを言う。メが隙間を表している。
意味 頭の鉢。脳の蓋骨。泉門・ひよめき(幼児の頭の骨がまだ完全に縫合していない形で、頭蓋骨に隙間がある)。
イメージ
「ひよめき」(囟・細)
音の変化 シ:囟 サイ:細
細 サイ・ほそい・ほそる・こまか・こまかい 糸部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/ca/dc156d1add1eb2fab18c7ad647fe42a2.png)
解字 「糸(いと)+囟(ひよめき。頭蓋骨のほそい隙間)」 の会意形声。糸のような、ひよめきのほそい隙間の意で、ほそい意を表わす。現代字は、囟⇒田に変化した。
意味 (1)ほそい(細い)。ほそる(細る)「細筆サイヒツ」(細い筆) (2)こまかい(細かい)「細工サイク」「細事サイジ」「細心サイシン」 (3)くわしい。「詳細ショウサイ」「細見サイケン」
<関連音符>
思 シ・おもう 心部
解字 「心(心臓)+囟シ(ひよめき)」の会意形声。音符「思シ」を参照。
𡿺 ノウ <のう>
𡿺 ノウ 川部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/18/b4ca5acf954f351d4b406d8267c74bf7.png)
解字 「囟シ・シン(ひよめき)+巛(毛の生えているさま)」 の会意。囟は、まだ頭骨のすきまが開いている赤子の頭。これに毛をつけたのが𡿺で、赤子に毛が生えて成長した頭のかたち。転じて、頭の中の「脳」を意味し、脳の原字。単独で使われることはない。新字体の音符になるとき、囟 ⇒「ツ+メ+凵」(脳の右辺)に変化する。
イメージ
「のう(脳)」(脳・悩・瑙)
音の変化 ノウ:脳・悩・瑙
のう
脳 ノウ 月部にく
解字 旧字は腦で 、「月(からだ)+𡿺(のう)」 の会意形声。𡿺は「のう」の意。これに月(からだ)をつけて「のう」の意を確認した字。新字体は脳に変化。
意味 (1)脳みそ。あたま。「大脳ダイノウ」「脳天ノウテン」 (2)頭脳のはたらき。「脳裏ノウリ」「洗脳センノウ」 (3)主要なもの。「首脳シュノウ」
悩 ノウ・なやむ・なやます 忄部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ec/67e46f53af3eb178c2db6bebc3169261.png)
解字 篆文は、「女(おんな)+𡿺(のう)」 の会意形声。女の脳の形で、女が脳で思うこと。女は婚姻により生家を離れて生活し苦労が多いので、なやむ意となる。旧字で忄(心)がついた惱となり、女だけでなく人の「なやみ」となった。新字体は悩。
意味 (1)なやむ(悩む)。なやます(悩ます)。「懊悩オウノウ」(なやみもだえる。懊も悩もなやむ意)「悩殺ノウサツ」(悩みを殺す。女性が性的魅力で男性を夢中にさせる) (2)なやみ。「苦悩クノウ」「煩悩ボンノウ」(人を煩わせる悩み)
瑙 ノウ 王部
解字 「王(たま)+𡿺(のう)」 の会意形声。馬の脳に似た宝石の意で、「瑪瑙メノウ」に使われる字。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/cd/732a8ab1bbba6dbc345874387f8e8d00.jpg)
瑪瑙(ウィキペディアより)
意味 「瑪瑙メノウ」とは、石英・蛋白石などの結晶の混合物。赤褐色・緑・白などの美しい縞模様があり、装飾品・彫刻材料などに用いられる。
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
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解字 脳をおおう頭蓋骨(ずがいこつ)の形。𡿺ノウの原字。また、生後間もない赤ちゃんの完全に閉じきっていない頭蓋骨の隙間のことを言う。メが隙間を表している。
意味 頭の鉢。脳の蓋骨。泉門・ひよめき(幼児の頭の骨がまだ完全に縫合していない形で、頭蓋骨に隙間がある)。
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「ひよめき」(囟・細)
音の変化 シ:囟 サイ:細
細 サイ・ほそい・ほそる・こまか・こまかい 糸部
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解字 「糸(いと)+囟(ひよめき。頭蓋骨のほそい隙間)」 の会意形声。糸のような、ひよめきのほそい隙間の意で、ほそい意を表わす。現代字は、囟⇒田に変化した。
意味 (1)ほそい(細い)。ほそる(細る)「細筆サイヒツ」(細い筆) (2)こまかい(細かい)「細工サイク」「細事サイジ」「細心サイシン」 (3)くわしい。「詳細ショウサイ」「細見サイケン」
<関連音符>
思 シ・おもう 心部
解字 「心(心臓)+囟シ(ひよめき)」の会意形声。音符「思シ」を参照。
𡿺 ノウ <のう>
𡿺 ノウ 川部
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解字 「囟シ・シン(ひよめき)+巛(毛の生えているさま)」 の会意。囟は、まだ頭骨のすきまが開いている赤子の頭。これに毛をつけたのが𡿺で、赤子に毛が生えて成長した頭のかたち。転じて、頭の中の「脳」を意味し、脳の原字。単独で使われることはない。新字体の音符になるとき、囟 ⇒「ツ+メ+凵」(脳の右辺)に変化する。
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「のう(脳)」(脳・悩・瑙)
音の変化 ノウ:脳・悩・瑙
のう
脳 ノウ 月部にく
解字 旧字は腦で 、「月(からだ)+𡿺(のう)」 の会意形声。𡿺は「のう」の意。これに月(からだ)をつけて「のう」の意を確認した字。新字体は脳に変化。
意味 (1)脳みそ。あたま。「大脳ダイノウ」「脳天ノウテン」 (2)頭脳のはたらき。「脳裏ノウリ」「洗脳センノウ」 (3)主要なもの。「首脳シュノウ」
悩 ノウ・なやむ・なやます 忄部
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解字 篆文は、「女(おんな)+𡿺(のう)」 の会意形声。女の脳の形で、女が脳で思うこと。女は婚姻により生家を離れて生活し苦労が多いので、なやむ意となる。旧字で忄(心)がついた惱となり、女だけでなく人の「なやみ」となった。新字体は悩。
意味 (1)なやむ(悩む)。なやます(悩ます)。「懊悩オウノウ」(なやみもだえる。懊も悩もなやむ意)「悩殺ノウサツ」(悩みを殺す。女性が性的魅力で男性を夢中にさせる) (2)なやみ。「苦悩クノウ」「煩悩ボンノウ」(人を煩わせる悩み)
瑙 ノウ 王部
解字 「王(たま)+𡿺(のう)」 の会意形声。馬の脳に似た宝石の意で、「瑪瑙メノウ」に使われる字。
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瑪瑙(ウィキペディアより)
意味 「瑪瑙メノウ」とは、石英・蛋白石などの結晶の混合物。赤褐色・緑・白などの美しい縞模様があり、装飾品・彫刻材料などに用いられる。
<紫色は常用漢字>
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