ばばの日記

団塊世代 仲良し夫婦の暮らし
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又会いましょうね~・タラップが上がった後から・・・

2013年08月05日 19時53分12秒 | 日常生活

8月5日(月)晴れ

1週間ほど前だったか?電話があった。

電話をくれたのは、Kちゃん。

Kちゃんは、我が家の長女より2級先輩。

こんな若い子とどうして知り合ったかって?

それはね、ばばが退職してすぐに申し込んだ公民館講座の

「郷土料理教室」で知り合ったの。

Kちゃんの家と、我が家は歩いて5分もかからない距離。

何回か我が家に遊びにも来てくれた。

でも、4年目にはご主人のお仕事の関係で

鹿児島へ帰って行った。

 

あれから4年・・・

お嬢さんのMちゃんが「徳之島へ行きたい」と言うので

母子で1泊2日の徳之島旅行を計画したとのこと。

「徳之島へ行く」ということで、ばばのことを思い出し

連絡してくれてありがとう!

 

昨日朝9時過ぎの下り船で徳之島の地を踏んだKちゃん母子。

ばばが港で迎え、新築された徳之島高校を見たりして我が家へ。

ビックリしたのは、お嬢さんのMちゃんが大きくなっていたこと!

それに、徳之島へ降り立ってすぐから

「わぁ~徳之島だぁ~凄い!綺麗!」と喜んでくれ

我が家へ行く道すがらも「あんな家あったっけ?」とか、

「道路が大きく綺麗になってる~」とか興奮気味。

徳之島へ来て、こんなに喜んでくれる子がいてくれるって嬉しいね。

 

我が家で、しばらくお喋りしたりおやつを食べたりして

徳之島での計画などを聞いた。

今回一番残念だったのは、昨日、今日とばばの都合が悪くて

Kちゃん親子に関わってあげられなかったこと。

普通だったら、おむすびでも作って全島一周でもしたかったのに

ごめんなさいね~

でも、母子だけの方が気兼ねなく自由に行動出来ることもあるから

ばばがお節介するのも良くないかなぁ・・・・

 

昨日は、隣町のお祭りで物まねタレントさんのショーを見たり

レーザーショーを見たり、中国雑伎団の芸を見たりしたそうだ。

 

Kちゃん母子の徳之島滞在はあっと言う間に終わり

今夕の上り船で、鹿児島へ帰って行った。

ばばも4時前には港へ行く準備をして、見送りに行った。

下り船の入港は4時半で出港は大体5時。

ゆっくり語らう時間がるかと思いきや、港についても

Kちゃんが見えない。

キョロキョロしているとお嬢さんのMちゃんが

どこかへ電話をかけているのを見つけた。

電話が終わるのを待って「お母さんは?」と聞くと

「用事で、ちょっとお店に行っています」って。

待っている間に、船が入港してきた。

Kちゃんが戻って来て、立ち話を少ししたら、もう乗船口へ。。。。。

もっと、もっと話したかったのに・・・・・・

ふたりが乗船した後も、ばばは見送りの場所に立っていた。

数分後、ふとデッキをを見ると、Kちゃん母子が出て来て

ばばに手を振っている。

ばばも手を振った。

 

船での見送りなんて何年ぶりだろう・・・・・

 

船の前部ではクレーンでコンテナに入った子牛をどんどん上げている。

後部ではフォークリフトがコンテナに入った荷物を運び入れている。

フォークリフトは4台くらいあって、どんどん、どんどんコンテナを運んでいる。

狭い場所なのに、スムーズにもの凄いスピードで動くので

ただただビックリしてみていた。

 

その時、ばばの横で小さい男の子が愚図りだした。

お母さんに「僕も船に乗る~船に乗りたいよ~」と言っている。

誰かの見送りに来ていたようだが、自分も船に乗りたくなったようだ。

ばばが「船に乗って何処行きたいの?」と聞くと黙っていた。

目的地は分からなくて、ただ船に乗りたいんだよね~

お母さんに聞くと、男の子は5才だと言う。

そこで、ばばがこう言った。

「あのね、おばちゃんもこの船に乗ろうと思って切符買おうとしたら

もう売り切れだって。だからね、おばちゃんもこの船に乗れないの」と。

この言葉で諦めたのか?男の子は「船に乗りたい」とは言わなくなり

一緒に来ていたお姉ちゃんと遊び始めたよ。

 

男の子に気を取られていたが、ふと船のデッキを見上げると

Kちゃん母子はまだ立っている。

ばばが見上げて顔が合うと、手を振ってくれる。

ばばも振り返す・・・・・

 

そうこうしているうちに、荷積みも終わったようで

タラップが上げられた。

時計を見ると、丁度5時だった。

予定通り出航できるなl・・・と思っていた所へ

若いお母さんが小さい子供ふたり連れて走ってきた。

この船に乗るお客さんらしい。

でも、タラップは上げられているよ。

どうする?

ドキドキしながら見ていると、船員さん達が連絡を取り合い

再びタラップを下ろしてくれたよ。

そして、小さい男の子を船員さんが抱っこして

タラップの階段を上がっていた。

見送りの人たちの注視の中、母子3人は無事乗船できたよ~

良かった!

でも、「人の振り見て、我が振り直せ」。

乗り物など乗る時は、余裕を持たないといけないね。

 

この子供連れの若いお母さん以外にも駆け込み乗船した人が

数名いたよ。中には、ばばが知っている人もいた・・・・・

 

デッキで下の様子を見ていたKちゃん親子も

無事乗れた若いお母さんを見て、ホッとしただろうね。

 

再びタラップを上げた船は、ゆっくりと岸壁を離れ始めた。

ばばは、KちゃんとMちゃんに大きく手を振った。

ふたりも応えてくれる。

ばばは、Mちゃんの手の振り方に合わせて、同じように手を振ったよ。

手を振りながら、船の後を追うように桟橋を歩いたばば。

 

だんだんKちゃん母子の姿が小さくなって行く。

と、Kちゃん母子がばばの方から良く見えるように

より高い場所に移動して手を振っている。

 

ばばも手を振りながら先へ先へと歩く・・・・・

 

船はだんだんスピードを上げて湾外へ出て行った。

 

さようなら~~Kちゃん、Mちゃん。

今回は、ばばの都合で一緒に行動出来なかったけれど

次、もし徳之島へ来る時は一緒に楽しい時間を過ごそうね~

 

船が小さくなったので、ばばはメールを送ったよ。

「穏やかな海の旅が続きますように・・・」って。

 

又、きっと会いましょうね~