8月5日(月)晴れ
1週間ほど前だったか?電話があった。
電話をくれたのは、Kちゃん。
Kちゃんは、我が家の長女より2級先輩。
こんな若い子とどうして知り合ったかって?
それはね、ばばが退職してすぐに申し込んだ公民館講座の
「郷土料理教室」で知り合ったの。
Kちゃんの家と、我が家は歩いて5分もかからない距離。
何回か我が家に遊びにも来てくれた。
でも、4年目にはご主人のお仕事の関係で
鹿児島へ帰って行った。
あれから4年・・・
お嬢さんのMちゃんが「徳之島へ行きたい」と言うので
母子で1泊2日の徳之島旅行を計画したとのこと。
「徳之島へ行く」ということで、ばばのことを思い出し
連絡してくれてありがとう!
昨日朝9時過ぎの下り船で徳之島の地を踏んだKちゃん母子。
ばばが港で迎え、新築された徳之島高校を見たりして我が家へ。
ビックリしたのは、お嬢さんのMちゃんが大きくなっていたこと!
それに、徳之島へ降り立ってすぐから
「わぁ~徳之島だぁ~凄い!綺麗!」と喜んでくれ
我が家へ行く道すがらも「あんな家あったっけ?」とか、
「道路が大きく綺麗になってる~」とか興奮気味。
徳之島へ来て、こんなに喜んでくれる子がいてくれるって嬉しいね。
我が家で、しばらくお喋りしたりおやつを食べたりして
徳之島での計画などを聞いた。
今回一番残念だったのは、昨日、今日とばばの都合が悪くて
Kちゃん親子に関わってあげられなかったこと。
普通だったら、おむすびでも作って全島一周でもしたかったのに
ごめんなさいね~
でも、母子だけの方が気兼ねなく自由に行動出来ることもあるから
ばばがお節介するのも良くないかなぁ・・・・
昨日は、隣町のお祭りで物まねタレントさんのショーを見たり
レーザーショーを見たり、中国雑伎団の芸を見たりしたそうだ。
Kちゃん母子の徳之島滞在はあっと言う間に終わり
今夕の上り船で、鹿児島へ帰って行った。
ばばも4時前には港へ行く準備をして、見送りに行った。
下り船の入港は4時半で出港は大体5時。
ゆっくり語らう時間がるかと思いきや、港についても
Kちゃんが見えない。
キョロキョロしているとお嬢さんのMちゃんが
どこかへ電話をかけているのを見つけた。
電話が終わるのを待って「お母さんは?」と聞くと
「用事で、ちょっとお店に行っています」って。
待っている間に、船が入港してきた。
Kちゃんが戻って来て、立ち話を少ししたら、もう乗船口へ。。。。。
もっと、もっと話したかったのに・・・・・・
ふたりが乗船した後も、ばばは見送りの場所に立っていた。
数分後、ふとデッキをを見ると、Kちゃん母子が出て来て
ばばに手を振っている。
ばばも手を振った。
船での見送りなんて何年ぶりだろう・・・・・
船の前部ではクレーンでコンテナに入った子牛をどんどん上げている。
後部ではフォークリフトがコンテナに入った荷物を運び入れている。
フォークリフトは4台くらいあって、どんどん、どんどんコンテナを運んでいる。
狭い場所なのに、スムーズにもの凄いスピードで動くので
ただただビックリしてみていた。
その時、ばばの横で小さい男の子が愚図りだした。
お母さんに「僕も船に乗る~船に乗りたいよ~」と言っている。
誰かの見送りに来ていたようだが、自分も船に乗りたくなったようだ。
ばばが「船に乗って何処行きたいの?」と聞くと黙っていた。
目的地は分からなくて、ただ船に乗りたいんだよね~
お母さんに聞くと、男の子は5才だと言う。
そこで、ばばがこう言った。
「あのね、おばちゃんもこの船に乗ろうと思って切符買おうとしたら
もう売り切れだって。だからね、おばちゃんもこの船に乗れないの」と。
この言葉で諦めたのか?男の子は「船に乗りたい」とは言わなくなり
一緒に来ていたお姉ちゃんと遊び始めたよ。
男の子に気を取られていたが、ふと船のデッキを見上げると
Kちゃん母子はまだ立っている。
ばばが見上げて顔が合うと、手を振ってくれる。
ばばも振り返す・・・・・
そうこうしているうちに、荷積みも終わったようで
タラップが上げられた。
時計を見ると、丁度5時だった。
予定通り出航できるなl・・・と思っていた所へ
若いお母さんが小さい子供ふたり連れて走ってきた。
この船に乗るお客さんらしい。
でも、タラップは上げられているよ。
どうする?
ドキドキしながら見ていると、船員さん達が連絡を取り合い
再びタラップを下ろしてくれたよ。
そして、小さい男の子を船員さんが抱っこして
タラップの階段を上がっていた。
見送りの人たちの注視の中、母子3人は無事乗船できたよ~
良かった!
でも、「人の振り見て、我が振り直せ」。
乗り物など乗る時は、余裕を持たないといけないね。
この子供連れの若いお母さん以外にも駆け込み乗船した人が
数名いたよ。中には、ばばが知っている人もいた・・・・・
デッキで下の様子を見ていたKちゃん親子も
無事乗れた若いお母さんを見て、ホッとしただろうね。
再びタラップを上げた船は、ゆっくりと岸壁を離れ始めた。
ばばは、KちゃんとMちゃんに大きく手を振った。
ふたりも応えてくれる。
ばばは、Mちゃんの手の振り方に合わせて、同じように手を振ったよ。
手を振りながら、船の後を追うように桟橋を歩いたばば。
だんだんKちゃん母子の姿が小さくなって行く。
と、Kちゃん母子がばばの方から良く見えるように
より高い場所に移動して手を振っている。
ばばも手を振りながら先へ先へと歩く・・・・・
船はだんだんスピードを上げて湾外へ出て行った。
さようなら~~Kちゃん、Mちゃん。
今回は、ばばの都合で一緒に行動出来なかったけれど
次、もし徳之島へ来る時は一緒に楽しい時間を過ごそうね~
船が小さくなったので、ばばはメールを送ったよ。
「穏やかな海の旅が続きますように・・・」って。
又、きっと会いましょうね~