TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

FM豊橋さんから取材いただきました

2012-11-17 23:16:52 | *古民家再生/黒谷プロジェクト
11月23日に新城の黒谷家で行う「古民家カフェKUROYA」に関してFM豊橋さんの取材を受けました。



取材の様子は11月21日(水)午前中の生放送にて放送予定とのことです!

カフェは11/23の9:00~15:00に旧鳳来寺高校となりの黒谷家にて行います。
ご来場お待ちしております。

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古民家の温熱環境改善

2012-11-13 07:30:11 | *古民家再生/黒谷プロジェクト
新城市で取組んでいる黒谷家プロジェクトの現場より。

古民家の温熱環境を改善するためにダクトファンを流用した通風装置を設置しています。
冬は薪ストーブの暖気を小屋裏から床下に送り、夏は熱気を小屋裏から排出するような仕組みです。
— 場所: 黒谷家

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黒谷家公開&古民家カフェ/KUROYA

2012-11-08 23:41:04 | *古民家再生/黒谷プロジェクト
昨年より新城市の鳳来寺山表参道において、地域の方や豊橋技術科学大学建築サークルの学生と共に古民家再生に取組んできました。
このほど、「鳳来寺山もみじまつり」に合わせて、改修した建物のお披露目とささやかですが和カフェを開催いたします。



古民家再生・黒谷家プロジェクト 黒谷家公開&古民家カフェ/KUROYA
・日時:11月23日(祝)9:00~15:00
・場所:黒谷家 新城市門谷下浦19(旧鳳来寺高校となり)
・お問合せ先:豊橋技術科学大学建築・都市システム学系助手 渋谷達郎 shibuya@ace.tut.ac.jp
(@を小文字に変えてください)

技科大メンバーは23日から24日にかけて泊りがけで滞在し、翌24日も黒谷家を公開しています。
24日は技科大建築サークルが毎月行っている「ケンチクカフェ」の第21回を黒谷家にて行います。
ゲストは黒谷家の管理をされている中島澄枝さんです。
詳細は下記URLをご参照ください。
http://kenchikucafe.alds.jp/

このプロジェクトは、豊橋ケーブルネットワーク・ティーズにて、継続して取材を受けており、特番として11月いっぱい放映されます。
・古民家再生プロジェクト~黒谷家に魅せられて
11月の毎週土曜・日曜(24,25を除く)9:05~、16:15~、23:15~
http://www.tees.ne.jp/tees/index.html


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古民家再生・黒谷家プロジェクトお披露目/鳳来寺山もみじまつり

2012-10-13 01:48:09 | *古民家再生/黒谷プロジェクト

11月23日に現在学生と取組んでいる古民家再生・黒谷家プロジェクトのお披露目&和カフェを開催します。場所は愛知県新城市の旧鳳来寺高校のお隣です。よかったら、鳳来寺山もみじまつりに紅葉を見においでください。



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豊橋ケーブルテレビ「ティーズ」で11月いっぱい特番放映されます!

2012-10-12 15:25:54 | *古民家再生/黒谷プロジェクト

豊橋技科大の学生と取り組んでいる古民家再生プロジェクトが豊橋ケーブルテレビ「ティーズ」にて11月いっぱい特番放映されます。「古民家再生プロジェクト~黒谷家に魅せられて~」11月の毎週土曜・日曜(24、25日除く)9:05~、16:15~、23:15~【初回】11月3日9:05~

Tatsuro SHIBUYAさんがリツイート | 1 RT


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古民家再生・現場用1/20スケールの模型

2012-10-11 00:21:00 | *古民家再生/黒谷プロジェクト
豊橋技科大の学生と取組んでいる愛知県新城市の古民家再生・黒谷家プロジェクト

いよいよ本格的に工事が始まります。
今回、伝統建築に詳しい地元の望月工務店さんに工事をお願いすることになりました。

本格的な工事が始まると、素人の学生たちではお手伝いくらいしかできませんが、意図したとおりの空間となるように、しっかり現場監理を行いたいと思っています。
関わっている方々との現場での意思疎通には、模型がとっても役に立ちます。

今回、1/20のスケールの大きな模型を作りました。
障子の桟まで再現していますので、細かい納まりも含めて、これからどんどん活用したいと思います。

玄関の土間空間の現状と模型を比べてみます。

Before

現状は薄暗く、日中でも照明をつけなければいけないほどです。
土間は湿気のためにじめじめしていてカビ臭く、衛生面でも不安がありました。
正面の大梁は白アリの被害のため、中身はスカスカの状態となっています。


After(模型)

梁の補強のために、柱を新設します。今回、地域の方のご協力により、とっても素敵な地場産材を使えることになりました!
今回の改修では、デザインだけでなく、通気や採光、温熱環境など人の居住環境の改善にも重きを置いています。
建具を取り払い、通気を確保することで採光と通風を改善します。
壁は学生たちとワークショップで漆喰を塗る予定です。漆喰は湿度の調整や脱臭効果なども期待できます。
土間空間には薪ストーブを設置するとともに、蓄熱性の高いタイルを敷設します。

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121005材料検査

2012-10-06 21:47:36 | *古民家再生/黒谷プロジェクト

新城市の鳳来寺山表参道で取組んでいる古民家再生の材検(材料検査)に学生といってきました。


材料検査とは、実際に工事で使う木材や材料などを倉庫や畑にいって、選別・チェックする作業のことです。
同じ木材でも、節があったり、木目が一本一本ちがって個性があるので、実際に使う材料を実地で確認して決めます。

今回黒谷家の改修では、玄関土間に補強用の柱を入れますが、一番目立つ場所に設置することになるので、とっても大切な作業になります。

うず高く積まれた材という材に一同大興奮でした!




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120928ワーク:土間の解体・撤去

2012-10-01 20:00:43 | *古民家再生/黒谷プロジェクト
古民家再生/黒谷家プロジェクト 第10回目の現場定例とワークを行いました。


今回の改修では、土間に薪ストーブを設置する予定です。
改修に併せて、意匠面だけでなく、通風や採光、湿度など、室内の温熱環境や居住環境の改善に取組んでいます。

そのために、一旦既存の土間コンクリートを解体して撤去します。
湿気と通風の悪さもあって、これまでは、とても快適とはいえなかった土間空間を、改修によってよみがえらせる計画です。


建具を撤去することで、通風と採光はある程度改善されましたが、湿気対策は、土間空間の下地、仕上を含めて改善をしていきます。
土間まわりは、黒谷家の玄関を入ってすぐの訪れた人が一番最初に入る空間になるので、見える部分だけでなく、見えない部分もしっかり作っていきます。



振動式の舗装はがし機で、土間コンを割っていきます。
驚いたことに、土間コンは厚さ3㎝ほどしかなく、防湿シートもありませんでした。これでは、湿気でジメジメするわけです。。



あらかた土間コンを解体して、ガラを撤去した様子です。



土間コンの下の砕石は、分別して、できる限り再利用する予定です。



残った砕石も、すべて土嚢袋にいれて、一時的に保管します。
土間空間が本来の土の空間に戻りましたが、ここからが工事の本番です。

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検討用の模型づくり

2012-09-30 02:28:37 | *古民家再生/黒谷プロジェクト
新城市で取り組んでいる古民家再生/黒谷家プロジェクト-なつかしい未来の家-
略して、「黒プロ」。


子ども達がこの場所で木や石、火、水などの自然そのものに触れ、素朴だけれど豊かな本物の体験ができる場にしたいと、豊橋技術科学大学の学生たちと共にセルフビルドによる改修を行っています。
応援してくださる方々のご支援もあり、去年は学生たちと縁側の改修に取組み、セルフビルドで可動式の家具、「キッカケコシカケ」を作りました。

今年は引き続き、家屋の通風・温熱環境の改善と土間の改修に取組みたいと考えています。
11月23日に行われる「鳳来寺山もみじまつり」でのお披露目を目標に改修工事に取組んでいます。

セルフビルドといっても、本格的な工事になると、実際にできることは限られますので、伝統建築の専門家である地元の望月工務店さんに強力にバックアップいただいております。
設計者として、図面を描くだけでなく、地域の人たちと実際に手を動かしながら建築を作っていくことは、たいへん有意義です。こうした活動にこれからも継続して取組んでいきたいと思っております。

以下は、改修案の検討用の部分模型写真です。
以前制作した軸組模型をもとに、具体の仕上材を念頭に置きながら模型で検討を進めています。







改修工事は、新築工事と違って、対象物が既に実在しているので、模型で検討した内容を1/1の図面やモックアップですぐに実際の現場で確かめることができるのが大きなメリットです。
ただ、実際に工事を進めると、図面と一致しない箇所が出てきたり、思わぬシロアリの被害を見つけたりと、現場は新しい発見の連続です。

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120902ワーク:既存床材の一部撤去

2012-09-29 19:50:52 | *古民家再生/黒谷プロジェクト
今年のサマーワークショップの際に既存の建具を撤去したところ、家屋にシロアリの被害を発見しました。


そこで、既存の床を一部撤去して、被害の状況を確認することにしました。




上がり框と束はすでに表面を残して内部はスカスカの状態です。。
大引きの一部が崩れて落ちてしまっています。



幅広の床板は今となっては貴重なものなので、できるだけ再利用するために、一つ一つ丁寧に外していきます。



床を外してみると、一部に改修の跡を発見しました。技術面でご指導いただいている望月さんの指摘ではじめてわかったのですが、大引きとして使われている古材には、床板をとめるのとは異なる仕事の跡(仕口)があり、別の場所で使われていたことが判明しました!
今となっては記録が残っていないので、当時どのような改修が行われたのか、その変遷を知る術がないのが残念です。。



想像以上に被害が甚大であることがわかったのですが、幸い、ご支援いただいている方々のご協力もあり、床に関しては、今回の改修で被害のあったところを一部撤去して、補強を入れるなどの対策を講じることになりました。

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