キンモクセイが香る季節になりました。
こどもの運動会に応援に行ってきました。
少子化のせいか、コロナのせいか、異常気象のせいなのか、コンパクトに午前中でおわる日程で、すこし拍子抜けしてしまいました。
競技そのものも、高学年のリレーはありましたが、学年を超えて仲間同士で協力し合うような競技が多く、徒競走やまり入れ、綱引き、騎馬戦などの昔からのザ・運動会的な競技はもはやないのですね。
私の出身小学校は全校生徒1,200人というマンモス校だった(ぎり第二次ベビーブーム)ので、運動会というと一大イベントでした。
朝からお昼を挟んで午後までの熱戦、応援で声が嗄れて翌日はガラガラ声というのが運動会の思い出です。
ジェネレーションギャップを感じてしまいました。。
それと、望遠レンズ欲しくなりました。。
建築をつくることは、外部環境を設計することだとつくづく思います。
建築は屋根があって風雨から身を守るシェルターとしては内部環境そのものなので一見矛盾しているようですが、建物が高性能化し建築の内外の境界が明確になればなるほど、視線は外部に向かうような気がします。
いま取組んでいる建物の敷地近くには小川が流れていて、そのせせらぎの音を聴いていると、とても豊かな気分になります。
このせせらぎを含めた美しい風景を切り取るようにリビングには大開口を計画しました。開口部にはしっかりと性能が担保されたアルスの木製サッシを採用しています。
窓を閉めれば外界の音はシャットアウトされ、せせらぎの音も雨の音も一切聞こえない静謐な環境が手に入ります。
一方、よい季節には窓を思いきり開放することも可能です。せせらぎの音も虫の音も、まるで森の中にいるように外部と連続した環境を手にすることができます。
目に見える風景に限らず、風や音環境も含めた外部環境すべてが建築そのものだと思います。
蔵王の麓で取組んでいる半郷の家、無事に上棟いたしました。
投稿はすこし時間差があるので、晴れ間に恵まれての建て方でした。
特徴的な大屋根は迫力があります。
約30坪弱の平屋ですが、数字以上の大きさを感じます。
オープンデスク中の学生さんも連れて現場確認しています。
今回の建物は、ZEH+の認証を取得しています。
高性能住宅であることはもちろんですが、北側の眺望が美しいので、リビング北側に大きく開口を計画した建物になります。
北側大開口でも性能もデザインも妥協せず、しっかりと。
引き続き、設計監理を行って参ります。
現調(現地調査)
まだ何もない、が、すべてがあるようにも感じます。
新しいプロジェクトの現地調査に伺いました。
私たちは、その土地の風景に素直な建築設計を心がけています。
建物の立つ場所の方位や風向き、そこから見える景色、高低差など、実際にその場所から得られる情報が大切な手がかりになります。
現場100回といいますが、建築の世界も例外ではありません。
山形市街を一望できる絶景の景観。
この眺望(風景)をどのように計画に生かせるか。
ワクワクがとまりません!
#現地調査
#建築設計事務所
#風景 #山形 #ランドスケープ
#トータルデザイン #リブランディング
#アイアムまきもと
#山形
#アーキテクチュアランドスケープ
快晴のなか、蔵王の現場では基礎コンクリート打設中。
職人さんたちは空調服装備でも暑そう。。プロの仕事ぶりに頭が下がります。
高断熱高気密は冬だけじゃなく夏も効果絶大です。
こんな暑さが続く山形でこそ本領発揮できると思います。
半郷の家/山形市/under construction
お問合せいただき、新しいプロジェクトの現地調査に伺いました。
私たちは、その土地、その場所、その風景と建築を一体的なものと考えています。
そのため、土地を探されている方からのご相談にも対応しています。
残念ながら、実際にそのプロジェクトが実現しない場合もありますが、ひとつひとつ丁寧に現地調査を大切にしています。
その場所にいけば、そこから見える景色や道路との関係性、方位や風向きなど、さまざまな情報が得られます。
その情報をもとに、何かしらの情報提供やご提案をお伝えできるので、ご相談頂けますと幸いです。
山と川と建築の風景。
青田の家の撮影を行いました。
快晴に恵まれて絶好の撮影日和ですが、朝からすごい暑さデス。。
南面は閑静な住宅街に面しており、プライバシーを確保するために適度な距離をとって南庭とカーポートを計画しています。
北側は目の前に広がる山と川の風景を建物内に取込む開かれた建築としています。
幸い、山形市内は被害もなかったのですが、遊佐や鶴岡のお客さまもいらっしゃるので、心配しております。
ふつうの暮らしが、一日でもはやくおくれることを心からお祈りしております。
災害直後ということもあって、情報収集に努めています。
ことしで3年目となる東北工業大学建築学部の非常勤講師。
4年生前期のスタジオ課題も最終講評を迎えました。
スタジオ課題は「身動きのとれない建築」というテーマで出題しています。
地域的要因や社会的要因、法規的要因、経済的要因などにより、再建築が難しかったり、改築が難しかったりする、魅力的だけど、身動きがとれなくなっている状況の建築や地域環境を見つけて、学生らしい自由な発想で、状況を打破し、身動きがとれるようにする提案を求めています。
まず、対象を自分で探すということに、これまでの課題とは違って戸惑いを感じる学生さんが多いようですが、、
社会に出たら、自分で地域の問題を見つけなくちゃいけないのです。
というか、問題だらけだから、建築家の活躍できるフィールドは無限大といっても過言ではありません。
いかに自分の身のまわりの建築や環境、地域に意識を向けているか、そのアンテナの感度を磨くトレーニングでもあります。
ことしの学生さんは、廃校となった校舎の利活用といった、社会問題化していることを対象としたり、震災復興住宅のその後や震災遺構という難しいテーマを対象としたり、日本最古の茶園を対象としたりとバリエーション豊かな内容でした。
ある程度のリアリティをもった提案を求めてはいますが、学生課題ということもあって、多少の飛躍は許容しています。
このスタジオ課題は私も含めた何人かの建築家が非常勤講師としてそれぞれスタジオ課題を出題していて、最終講評では他のスタジオの優秀作品も一斉に講評します。
個人的に素晴らしいと感じたのは、ほぼ空家となった印刷工場を対象として子どものためのミュージアムとして再生させるという提案。
単に建築単体のリノベーションに留まらず、エリア全体に波及するような提案(エリアリノベーション)にワクワクしました。
オープンデスク、インターンを希望する学生さんへ
私たちの事務所では、通年オープンデスク、インターン(大学院インターンシップ)を受け入れています。
受入れ時期や期間などは、相談のうえ対応いたします。
基本的にオープンデスクは2週間、インターンは3週間を目安にしています。
夏休みなど長期休みを利用してオープンデスクを希望する方は、日本建築家協会(JIA)のオープンデスク制度をご活用ください。
詳細や手続き方法は、下記URLからお願いいたします。
https://www.jia.or.jp/activity/opendesk/opendesk-opendesk/
※ 2024年度JIAオープンデスク団体傷害補償プランの保険料はJIAが負担します。
県外からインターン等を希望される方は、「令和6年度山形県UIターン就職活動交通費助成事業費補助金」を活用できる可能性があります。詳しくは下記URLをご参照ください。
https://www.pref.yamagata.jp/110009/sangyo/rodo/koyotaisaku/uiturn/koutsuuhijyoseikin.html