TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

120902ワーク:既存床材の一部撤去

2012-09-29 19:50:52 | *古民家再生/黒谷プロジェクト
今年のサマーワークショップの際に既存の建具を撤去したところ、家屋にシロアリの被害を発見しました。


そこで、既存の床を一部撤去して、被害の状況を確認することにしました。




上がり框と束はすでに表面を残して内部はスカスカの状態です。。
大引きの一部が崩れて落ちてしまっています。



幅広の床板は今となっては貴重なものなので、できるだけ再利用するために、一つ一つ丁寧に外していきます。



床を外してみると、一部に改修の跡を発見しました。技術面でご指導いただいている望月さんの指摘ではじめてわかったのですが、大引きとして使われている古材には、床板をとめるのとは異なる仕事の跡(仕口)があり、別の場所で使われていたことが判明しました!
今となっては記録が残っていないので、当時どのような改修が行われたのか、その変遷を知る術がないのが残念です。。



想像以上に被害が甚大であることがわかったのですが、幸い、ご支援いただいている方々のご協力もあり、床に関しては、今回の改修で被害のあったところを一部撤去して、補強を入れるなどの対策を講じることになりました。
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