TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

古谷研本

2023-10-24 15:10:00 | 読書
「解剖 早稲田建築・古谷研」読了。
日本建築家協会東北支部、東北住宅大賞の審査をしてくださった建築家・古谷誠章さんの研究室(早稲田大学古谷・藤井研究室)に、環境デザイン研究所OBの仲さん(東洋大学仲綾子先生)が潜入したドキュメント。
となれば読むしかないでしょ。

解剖 早稲田建築・古谷研古谷誠章の「人がありのままで育つ」チームのつくり方





解剖 早稲田建築・古谷研 古谷誠章の「人がありのままで育つ」チームのつくり方|学芸出版社

解剖 早稲田建築・古谷研 古谷誠章の「人がありのままで育つ」チームのつくり方|学芸出版社

ゼミ生100人、建築家・古谷誠章が率いる日本最大級の研究室では、不測の出来事や出会い、イベントが日々次々に起こる。この研究室が、建築はもとより多方面に、優秀でユニー...

まち座|今日の建築・都市・まちづくり

 


仲さんの軽妙な語り口と超絶前向きでどこまでも自然体の古谷さん。
学生の層が厚く、みんな優秀だからこそ成り立っているような印象もあり、そのままでは一般化できないと思うけれど、組織マネジメント本としても魅力的な内容でした。

100名を越える大所帯の研究室運営の内側はワクワクするほど面白い。
ここまで大所帯ではなかったものの、国内外のプロジェクトを同時並行でドライブしていく感じは、隈研究室でのあっという間に過ぎ去った2年半あまりの月日を思い出しました。


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たまには読書

2023-01-09 07:20:00 | 読書
たまには本の話。
もともと本は好きでジャンルを問わずよく読んでいたのですが、ここ最近はまったくといってもいいくらい積読状態でした。
今年は、すこしずつ読んでいこうと思っています。

たまたま、山脇由貴子さんを知る機会があり、この本を手に取りました。
(Amazonは優秀なので、次々と勧めてきます。。)


教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために https://amzn.asia/d/d0cBFvp

衝撃的なタイトルですが、臨床の現場で見聞きした経験をそのまま書いた実録。
15年以上前に書かれたとはいえ、根本的なことは今でも十分に通用すると思います。
子を持つ親として、知っておいてよい情報にあふれていて、一気に読んでしまいました。


いじめの方法は姑息でしたたか、絶対に教師にバレないところで行われる。
いじめに原因なんかない。いじめの中から作られるものだ。
全員が加害者になる可能性があり、誰でも被害者にもなる可能性がある。
教室全体が集団ヒステリーになる。
学校だけでは解決できない。学校任せにしない。
小さな兆候(被害者だけでなく加害者も)を見逃さないためのチェックリスト。
などなど。

スマホやSNSが日常化した現在では、もっともっと深刻な状況なのかもしれませんが、、
特に学校関係の皆さんには読んでおいてほしいと思いました。


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