TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

廃校利活施設設計プロポーザル

2019-10-09 10:45:01 | 地域活動や学会活動などその他の活動

ここ最近は廃校跡地利活用施設の設計プロポーザルに取り組んでいました。
私たちの案は、最終6者に残ってヒヤリングまで進んだものの、残念ながら選定には至りませんでした。
悔しいですが、結果がすべて。気持ちを切り替えて、日々精進してまいります。

村山市の旧楯岡高校の校舎を利活用して、コミュニティ機能、コワーキング機能、フィットネス機能、ゲストハウス機能、子どもの遊び場・スポーツ機能、拡張機能を提案するという非常に盛りだくさんの内容でした。



私たちは、規模に対し非常に限られた予算の中で、いかに効率よく機能を連携してオーバーラップさせるか、かつ楽しい場所にするか、改修後の事業性や運営も含めて提案しました。
まちなかサテライトの提案や薪ペレットボイラーの採用など、全国的にも話題になる内容だったと思います。


反省点として、実現可能性を優先した結果、提案内容が審査員には他のチームよりも地味に映った可能性があります。
しかし、プロポーザルにおいて、実現できない案を提案したのでは、ただの絵に描いた餅。
採択案の今後の進展が気になります。

11月30日、12月1日の2日間、日本建築家協会山形地域会の会員作品展にて、提案書と模型を展示いたします!
日本建築家協会山形地域会 会員作品展
日時:11月30日、12月1日
場所:gura(グラ)ホール
住所:山形市旅籠町二丁目1-41
詳細はお問合せください。

#リノベーション #コンバージョン #廃校 #プロポーザル

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大型パネルの建て方

2019-10-01 13:00:42 | *なか土間の家
晴天に恵まれて、まさに建て方日和。
なか土間の家では、「木造大型パネル」による工法を採用しています。
山形では、初?の試みだと思います。



木造在来工法ですが、プレカット工場で材木の加工と壁の組立てをあらかじめ行い、パネル化した物を現場に搬入し、建て込むという工法です。
天候に左右されやすい雪国の建て方においては、ほぼ1日で上棟できるため、メリットがあります。
また、工場で壁の断熱材までセットしてくるので、工期短縮と同時に断熱気密の施工精度を担保することが可能になります。
山形では、私たちが普段取組んでいるような200mm断熱の超断熱超気密建築を施工できる工務店さんは、まだまだ多くはありません。
職人不足や高齢化が、これから表面化すると思いますが、クライアントさまのご協力のもと、こうした取組みにも挑戦しています。木造大型パネルは、現場においてもメリットは大きいと思います。




外壁は、天童の家につづきソリド 、色は鉄黒の予定です。

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