気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

如月の玄関の色紙は「鴛鴦図」

2018-02-09 17:32:08 | お稽古
今朝は-3.7℃と厳しい底冷えで、奈良までお稽古に伺う途中、
9時頃の車外温度計は0℃、見えだした若草山の頂上付近は靄を
通すも雪が降ったかのように白く見え、視線を下げると東大寺
大仏殿の鴟尾が目に入ります。
 
先生のお稽古は来られた方が多く、大炉点前で初炭から始まり、
お薄、お薄とお濃茶(点前をさせて頂きました)、お昼の休憩後、
後炭、もう一度お濃茶と濃密な内容でした。

鴟尾は中国漢代に天上の魚尾星をかたどり、火災よけの
 まじないから始まったとされ、の尾の形の飾りで、
 現存する最古は唐招提寺の金堂や法隆寺の玉虫厨子に。
 鯱(しゃちほこ)もその一種で、その後は鬼瓦に。
 昨秋の大仏殿 

午後3時過ぎ、帰る頃には気温も9℃と平年より高く、待ち
望んだ暖さで、立春を過ぎ、次候は「黄睍」そして
明日から三連休、自宅稽古もあり、玄関の色紙を替えました。
根津美術館蔵、松村景文筆『鴛鴦図(襖絵部分)』1992色紙

家康の花押の如き鴛鴦の羽根
           脇本千鶴子
 
仲睦まじい鴛鴦の様子が伺え、
鴛鴦に背中合せの温くもりが
           岡本師走

戌の置物も一つ新たに置いてあり、気付かれるでしょうか。

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