ひなたぱん

天然酵母ぱんと過ごす、のんびり日々の記録です

知らない世界は、広いです。 ってか、 広かった。 ・・・・です。

2023年11月29日 | 日記
2023年11月29日 水曜日曜日

2週 パン屋さんのお休みを頂いて、 パネットーネに向き合っておりました。

まぐれで ファイナルに残れて、 コンテスト本選に向けて、 リエビトを繋ぎ、 パネットーネを焼き込み、 焼けば焼く程、 迷走に陥り、 ドツボの様な二週間でした。

結局、 予選に提出したパネットーネが一番良い出来で、 ファイナリストに選ばれたのは、beginner's luckだと確信し、 コンテスト当日は、迷走中のパネットーネを持参し、、、、

ずるっこして、一番よく焼けた予選の時のを持参しちゃおうかなぁー。 と、 心の悪魔がささやいたけれども、 予選合格詐欺の様なモノを審査に提出。

私のパネットーネの審査の時は、 イタリア人の審査員とか、 ブレッドなんちゃらさんは、 「  香り 」 ってか、 臭いを嗅いだだけで、 試食もしてくれなかった、、、

横に並ぶファイナリスト達は、 有名シェフやら、 フランス人のシェフやら、 昨年もファイナリストのベーカーさんや、 コンテストで何度も優勝しているベーカーさんだとか、

審査員全員、 会場全体、 私本人自身が、 「 何で、 こいつがここにおるんや、、、 」感満載で、 地獄の様な時間を過ごしました。

けれども、 こんな田舎のパンおばちゃんが、 トップを目指して戦う若者の姿を垣間見る事が出来て、 知らない世界に感動し、 驚きもしました。

優勝者された方は、 フランス人の方で、 世界的に有名な所で修業をされていた様子。 「 ずば抜けて、 素晴らしいパネットーネでした。 」 と、 イタリア人審査員も絶賛。

コンテスト後、 試食販売がありましたが、 私のパネットーネは、 無料試食でも残っていたのに、 お隣の優勝フランス人シェフの所は、 長蛇の列で、 通信販売の予約も殺到し。

「 あー、 これが現実なんだ。 」 「 だから、 若者たちは、 コンテストへの参加を目指すんだ、、、 」 と、 一人場違いのおばちゃんは思うのでした。

私の様な小さな施設と、 たった一人で取り組むパン屋は、 本当に小さな事しか出来ません。

それでも、 美味しい物を作り出す事が出来るのなら、 それは、 それで、 良いのだ。 と、 おまけの様な人生の時間を過ごしているおばちゃんは、 静かに思ったのです。

長くなりました、、、  明日取り組む予定のパンは、、、

長時間発酵バゲット。 栗のリュステック。 雑穀のバゲット。 ブラックオリーブのチャバタ。 大きな手の形のマン ド ニース。

フランス食パンは 2単位。 南部小麦の田舎ぱん。 チーズコッペ。 クロワッサン オ ルヴァン。 ノワレザン。 ノワレザンクリームチーズ。

ドルチェは、 アップルパイ クリームチーズ入りクラスト。 ひなたの贅沢しふぉんも焼きました。


失敗を沢山重ね、 失敗から沢山の事を学び、 少しでも上手になりたい パネットーネを、 今の私の 未熟ではあるけれど、 beginner's luckではあるけれど、

イタリア伝統の製法で作り上げるパネットーネを、 2023年 8人の ファイナリストに選ばれた一人のパネットーネを、 12月21日の 木曜日ぱん販売で 少しだけでも取り組ませて頂きたいと考えております。





どうぞ、 機会を頂けます様。

ご迷惑をおかけいたしますが、 ご理解の程、 宜しくお願いいたします。


明日は、 通常の 木曜日ぱん販売の日です。

パネットーネに集中してばかりの時間を過ごしていたので、 そのココロから なかなか脱する事が出来ず、 四苦八苦しております。

全てに於いて、 柔軟性が無くなってしまった 寄る年波のパンおばちゃんです。

明日も、 変わらずのご利用を お待ちしております。
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心が、ざわざわしております。・・・・です。

2023年11月08日 | 日記
2023年11月8日 水曜日曜日

小さなぱん屋の私は、← パン屋。って言うと叱られてしまう程の取り組みしかなくて、、、、

施設も小さいし、 たった一人で取り組んでいるから、 焼けるパンも少ないし、 ってか、 何よりも 木曜日しか取り組めていないし。

それでも、 酵母をつないだり、 計量したり、 副材料の準備をしたり、 週一のパン屋でも、仕事は連日。

パン販売の日は、 午前2時半に起きて、 ってか、 「 起きれなかったら どうしよう。 」 の不安にさいなまれ、 睡眠障害の悪化で、 よく眠る事が出来ず、

たった一人で取り組むから、 パンを焼いて、 販売の接客をして、 ってな事をやっていると、やっぱり 寄る年波の年齢の私は、 週一パン屋 にしか取り組めず、、、、

パネットーネに取り組みたくて、 2週連続で お休みを頂戴しておりました。

パネットーネコンテストへの参加を考えての事でした。

パネットーネ。 リエビトで焼く イタリアの正式な製法に出会ったのは、 昨年の ピアット スズキシェフから受けた学びでした。

それまで、 本当に お恥ずかしい事に なんちゃってパネトーネ の学びばかり受けておりました。 ← 随分と若い頃、 大枚はたいて なんちゃっての講習を受けたりしておりました。

リエビトで焼くパネットーネは、 ルヴァン酵母でパン焼きをする私には 本当に魅力的で、 面白くて、 面白くて。。。

でも、 チャレンジしても チャレンジしても、 膨らまない、 つぶれる、 冷却時に逆さまにすると 中身が落下する。 等々の、 悲惨極まりない状況でした。

悩んで、 色々調べて、 やっぱり悩んで、 そんでもって調べて、 ただひたすらリエビトをつないで、 そんなこんなしていたら、 

「 あれ、 これ つぶれてないじゃん。 」 って、 素人の主人が感想を漏らす様な、リエビトで焼くパネットーネが焼きあがる様になりました。

なんちゃってじゃない パネットーネ。

ダメもとで パネットーネコンテストに参加してみると、 ブラインドテイスト審査で、 最終の8名に残る事が出来ました。

ってか、 パネットーネは、 日本では まだ メジャーではないので、 コンテスト参加人数も少なく、

「 今が、 ねらい目ですね。。。 」 って 呟く方もいらっしゃいました。

でも、 あんなに下手くそだった私が、 8人中 8番目に決まってはいるだろうけど、 残れた事で、 快挙。 奇跡に近いのです。

昨年 賞を取られた 太田のパン屋さんのパネットーネを買わせて頂いた事がありますが、 気泡も、 窯伸びも、 雲泥の差で、 自分の力量を嫌と言う程 知りましたので、

びっけつ、 おまけ合格。 は、 自覚しておりますが、 頂いたチャンスを活かせる様に、 またまた、 ぱん仕事そっちのけで、 パネットーネに向き合う気持ちでおります。

こんな田舎でも、 なんちゃってではないパン作りを目指して行きたい。 と、 心がざわざわと狼狽えながらも、 パンおばちゃんは思うのです。


明日 取り組む予定のパンは、、、

長時間発酵バゲット。 栗のリュステック。 クルミといちじく ビール風味。 ブラックオリーブのチャバタ。 ピスタチオのパン。

カカオ ド ショコラ。 フランス食パン。 南部小麦の田舎ぱん。 チーズコッペ。 クロワッサン オ ルヴァン。 

ノワレザン。 ノワレザンクリームチーズ。

ドルチェは、 バスク風チーズケーキ 抹茶味を焼きました。


明日の取り組みを終えたら、 またまた、 パネットーネに向き合う為に 少し お休みを頂こうと思っております。

頭は 一つ、 手は二本。 身体は 一つのパンおばちゃん。 頑張っても、 頑張っても、 沢山の事はできません。

ご理解の程、 宜しくお願いいたします。

明日もまた、 変わらずのご利用をお待ちしております。




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