病気の「おかげ」で今がある

回復に時間のかかる精神障害 絶望したくなる時も… でも今仲間と悩み・喜びを共有できる こんな生活も悪くないか…

書けない理由

2022-05-21 | 個人的つぶやき

 更新が滞っています。理由は、「書けなくなってしまったから」なのです。と言いながら書いておりますが、これは書いているのではなく、“もがいている”と言ったほうがいいのでしょうか。

 ずっと以前、塾をしていた頃、自己啓発のために「ふっと気がついたことを、なぜこのことが気になったのだろうと、考えずに書く」ということを仲間同士でやっていたことがありましたが、リーダー的な人が「書けなく」なってしまったことがありました。それはその人が精神的に疾患があったからだったようなのです。ウツの状態が強くなると書けなくなるということでした。今ではそのことがよく理解できます。私自身、今はウツの状態のようですから。

 一昨年春、退職とコロナ禍がほぼ同時期に重なって、一気に人との接触・交流が断ち切れてしまい、その状態がまる2年続いています。わたしは根が真面目というか真面目の前に○○が付くほどなのだと思っています。

 老人を数多く診てきた精神科医の書いた本によれば、高齢になって忘れっぽくなったり、意欲がなくなったり、ボケってきたりという状態は、認知症よりもまずうつ病を疑ったほうがよい、とのことです。

 わたしの場合、福祉関係の仕事(事業所の所長)は退職しても、(NPO)法人の代表理事は辞めないでほしいということでそのまま残っています。そこへ、法人の役員補充の必要が生じ、あの人・この人と連絡をとるのですがなかなか決まらず、次第に意気消沈。それがしばらく続いているので、意欲がなくなってしまったようです。

 また、唯一の親友(70年間の付き合い)が亡くなるという出来事も重なり、しかもコロナ禍で、最後の言葉を交わすこともできず・・・。悪いときには悪いことが重なるものです。

 このようなときは、あがいたりせず、時をやり過ごす方が良いのかもしれませんが、それにも限度がありそうです。また、これを書いているとき、どんどん気が滅入るかというと、むしろ少し楽というか軽くなっている自分がいることに気がつきました。

 そんなわけで、このつたない文をアップしました。