自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

イノコズチと訪花昆虫たち(2)

2016-10-21 | 昆虫と花

ハラナガハバチでしょうか,小さな花でも貴重な栄養が得られるのでしょう。


オスグロハバチでしょうか,花に関心を持って動き回っていました。 

 


ヤマトシジミのペアがいました。越冬態はどうやら中齢から終齢にかけての幼虫のようです。となると,産付された卵が孵化して,育っていくうちに冬を迎えるというわけです。時期的にはちょうどタイミングが合います。

 


ヒメカメノコテントウの食べ物は,幼虫も成虫もアブラムシ。しかし,このイノコズチではアブラムシは見かけませんでした。

 


ミナミヒメヒラタアブが訪れました。小さいので目に付きにくい! そんなヒラタアブにぴったりの量だけ,イノコズチは花粉を提供しているのでしょう。


ハナバエのなかまがやって来ました。さすがの嗅覚! 


口吻をぐーっと伸ばして,蜜源を求めている姿が光っています。受粉に立派に役立っているのです。 

 
わずかな時間しか観察していませんが,地味な花にもこれだけの昆虫が訪れていることがわかります。花弁でアピールしなくても,色やかたちや匂いで招いているのです。結果受粉に成功して,結実して,熟して,引っ付き虫になってあちこちに運ばれます。植物の繁殖戦略の妙が見えてきます。 

 


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