ハラナガハバチでしょうか,小さな花でも貴重な栄養が得られるのでしょう。
オスグロハバチでしょうか,花に関心を持って動き回っていました。
ヤマトシジミのペアがいました。越冬態はどうやら中齢から終齢にかけての幼虫のようです。となると,産付された卵が孵化して,育っていくうちに冬を迎えるというわけです。時期的にはちょうどタイミングが合います。
ヒメカメノコテントウの食べ物は,幼虫も成虫もアブラムシ。しかし,このイノコズチではアブラムシは見かけませんでした。
ミナミヒメヒラタアブが訪れました。小さいので目に付きにくい! そんなヒラタアブにぴったりの量だけ,イノコズチは花粉を提供しているのでしょう。
ハナバエのなかまがやって来ました。さすがの嗅覚!
口吻をぐーっと伸ばして,蜜源を求めている姿が光っています。受粉に立派に役立っているのです。
わずかな時間しか観察していませんが,地味な花にもこれだけの昆虫が訪れていることがわかります。花弁でアピールしなくても,色やかたちや匂いで招いているのです。結果受粉に成功して,結実して,熟して,引っ付き虫になってあちこちに運ばれます。植物の繁殖戦略の妙が見えてきます。