自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

トリバガの羽化

2017-07-17 | 昆虫

メドハギの葉でシャクトリムシを見かけました。同定はできていません。

 

小さくても、しっかりした頭部です。 

 

指を触れると,尺を取って逃げようとしました。途中,固まったように硬直状態。ずいぶん警戒しているようです。 

 

シャクトリムシのいる位置からほんの数センチ下に,垂蛹が付いていました。長さが1cmほど。からだの一部がもう出ているようにも見えますが,羽化直前なのかもしれません。動きはなし。初めて見る昆虫なので正体を知りたくなりました。 

 

30分程してから見ると,蛹はもう空っぽ。余りの早業にびっくり。あとで測ると長さは8mmでした。

 


すぐ近くに,誕生して間もない成虫がじっとしていました。かたちや脚のトゲを見ると,どうやらトリバガのなかまのようです。翅も腹部も一度見たら忘れられないかたちをしています。雰囲気さえも。

 

まだ飛べるまでにはなっていません。それでも動きはしっかりしたもので,指を触れると逃げようとしました。

 

蛹がここにあるということは,トリバガの幼虫がメドハギを食べていたことになりそう。

偶然とはいえ,なかなかお目にかかれないガの変態を見かけたことになります。貴重な画像になります。