最近ではドラマのヒット基準が、単純な視聴率だけではなくて視聴世代別視聴率やネット配信視聴回数で言われるようになった。そういう中で、昨年の文句なしなヒット作「ヴィヴァン」が海外でも配信されたが世界では思ったほどのヒット作にはならなかったという記事を見た。
このドラマは、日本のTV局の制作としては破格の予算で製作されたもので外国でのロケもふんだんに行われており、そういう面では外国の作品には見劣りはしていないと思う。ここからは、私の勝手な推測ですが結局のところネットの視聴回数を稼ぐには、同じ人に何度も見てもらえるような余韻が必要なのではないか。このドラマはその点で少し足りない様には私も感じました。恋愛であったり怒りや悲しみとか、人間の機微という面では物足りないといった感想。展開や設定とか謎解きみたいなものは、一度見てしまうともう一度とはならない。だから回数を稼げないという訳だ。
年末にこのドラマの「一気見」再放送をやっていましたが、私は見ようとは思えませんでした。同じような感じのドラマには、あの家政婦のドラマとかもそうかもしれません。再放送は見る気もしなかったから。
逆に、再放送で視聴率を稼ぐドラマ。昔は配信もDVDもビデオも無かったころには、再放送だけが頼り。そんな頃には再放送のたびに視聴率を稼いで大ヒットドラマになっていく作品があったりした。アニメでもそういう作品があった。海外で受ける作品も、きっとそういう作品でなければならないのだろう。