屯田物語

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木田金次郎美術館

2011年07月18日 | 日常




青というか緑の太陽が不気味で、
「大火直後の岩内港」 の前からしばらく動けなかった。
昭和29年の強風に煽られた炎が岩内の町の2/3を焼き尽くした。
その火事でほとんど全作品を失った木田金次郎であったが、
それでも大火直後の岩内港を描こうとした彼の強靭な意志の強さはどこからきたのであろうか。

この日、函館湾七重浜付近で洞爺丸が千人以上の命を犠牲にして海に沈んだ。
台風15号は洞爺丸台風と呼ばれることになる。

水上勉の「飢餓海峡」は岩内の大火から物語が始まる。
深層水珈琲を飲みながら、過去のいくつかの出来ごとに思いを馳せていた。



岩内山は木田木田金次郎の格好の題材であった。
美術館の屋上にあがって雲のかかったニセコ連山へと続く岩内山を眺めていた。

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