駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

客商売はクレーム処理が成否を分ける。

2018年02月04日 | お客色々
こないだ床屋のお兄さんが 
 
“不動産屋ってトラブルが大変じゃないですか?” 
 
って聞いて来ました 
 
私が 
 
“そうだよ” 
 
って答えると 
 
“それ簡単に解決する方法教えましょうか?” 
 
って言う物ですから 
 
“是非お願いします” 
 
って答えました 
 
もちろん何にも期待せずに・・ 
 
でも 
 
大いに参考になる一言を発しました 
 
それは 
 
“当社は苦情の受付は口頭では行っていません、 
書面でお願いしますって言えば良いんですよ。“ 
 
これ使える 
 
瞬時に思いましたね。 
 
まぁもちろん何でもかんでもそう言ってしまえば 
 
大変横柄な業者って事になりますから 
 
全てにそうする訳ではありませんが 
 
例えば2年前に裁判で追い出したある入居者は 
 
病的なクレーマーで 
 
毎日電話をかけてきては 
 
延々と話してましたから仕事になりませんでした。 
 
この人にまずその言葉を発したかったですね。 
 
今の時代は私たちは言葉と文字 
 
この両方を駆使して情報のやりとりをしますが 
 
これ 
 
いずれも欠点がありますよね。 
 
文字の欠点は 
 
最近メールが増えましたので良く分りますね 
 
一言で言えば 
 
少し面倒です。 
 
こちらが情報を発して 
 
それに相手が返事を返して 
 
またこちらがそれに返答して 
 
なんて感じですから 
 
時間も手間もかかります 
 
その点電話は一回で用件は済みますが 
 
しかしその電話のやりとりは記憶だけに頼る訳ですから 
 
間違いが良く起ります。 
 
最近もゴルフ仲間の方を迎えにご自宅に伺ってチャイムを押したら 
 
まだお休み中だったようで 
 
慌ててパジャマのまま出てきました 
 
“川端さん6時半って言ったよね” 
 
“いえ5時半です” 
 
こんなやり取りになりますが 
 
なんせ証拠は残ってませんからね 
 
どっちが正しいのか確認のしようもありません。 
 
これがメールであれば証拠が残りますから 
 
誰が悪いのかはハッキリします。 
 
そんな感じで 
 
文字も言葉もどっちも欠点を抱えていて 
 
完璧ではありませんが 
 
しかし状況に応じて使い分けをもっと意識すれば 
 
結構便利な時代って事になります。 
 
その使い分けの一つに 
 
病的な人とは極力文字でやりとりする 
 
これがある訳です。 
 
文字にすれば 
 
感情的になる事も少ないですからね、 
 
また 
 
書くのは面倒ですから 
 
それだけでガマンしよう 
 
って事になるかも知れません。 
 
まぁ実際には書くのは面倒 
 
なんて言っても 
 
今はパソコンで打ってプリントアウトする訳ですから 
 
随分楽ですが 
 
手書きって事になると 
 
本当に大変ですよね。 
 
ワープロができる前は 
 
書き損じると 
 
修正液を塗って乾くまで待って 
 
なんて事で随分苦労しました。 
 
ですから 
 
特に悪筆の私にはワープロの出現は 
 
有難い時代の到来って事になりましたが 
 
おととしゴルフクラブの会員になる時に 
 
直筆での入会希望の動機の作文を求められて 
 
久々に大変な思いをしましたね。 
 
その時に思いましたが 
 
もしワープロの出現が無ければ 
 
私はもう仕事を引退してたんだと思います。 
 
そんな訳で 
 
文字と言葉の使い分け 
 
徹底すれば 
 
もしかしたら負担は随分軽くなる 
 
そんな風に思いました 
 
さし当たりヘビーなクレーマ-には 
 
当社は直筆の文字によるクレームしか受け付けません 
 
って言って見ましょうかね? 
 
心が折れて諦めてくれますかね? 
 
それとも燃え上がって大火事になりますかね? 
 
社員の方誰か試して 
 
結果を教えて下さい。 
 
私はそんな勇気がありませんので・・・ 
 
 
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少し遡ればそこには違う世界があります

2018年02月04日 | 不動産業界

旧優生保護法ってのがかつてあった訳ですが 
 
制定されたのは戦後で 
 
廃止されたのは1996年だそうですから割と新しい法律だったんですね 
 
廃止されてからまだ20年しか経ちませんが 
 
この法律の中身 
 
今では信じられない内容ですよね 
 
具体的にはこの法律の目的が 
 
“不良な子孫の出生を防止する” 
 
って事になっています。 
 
でその目的を達成するために 
 
精神疾患、遺伝性の疾患の患者に 
 
本人の同意が無くても 
 
強制的に避妊手術を施す事ができるって訳です。 
 
随分ひどい内容ですね 
 
今では考えられませんが 
 
しかしこの法律もそれが出来た時代 
 
その背景に思いをはせれば 
 
世の中が求めたから成立した訳です。 
 
成立したのが昭和23年ですから 
 
当時は戦後の混乱で国民が食べるのがやっと 
 
って時代です。 
 
そんな中障害を持って生まれる子供 
 
これを支える余力が社会に無かったんだろうと思いますね。 
 
実際に私の村でも当時は 
 
たくさんの幼児が亡くなったそうですから 
 
ある意味不幸を未然に防ぐためには必要だった 
 
そんな風にも言えます。 
 
今は時代が変わり 
 
障害を持った子供でも天寿を全うできる 
 
そんな環境が整いましたから 
 
国民の意識も変わり 
 
この法律が信じられないほど悪法 
 
そんな風に感じてしまいます。 
 
まぁそう感じるのは当然ですが 
 
しかし 
 
この話しを今聞いて 
 
昔の政治家も医師もひどい人間だった 
 
みたいな話しをする人がいますが 
 
これは大間違いです。 
 
今の時代の価値観は 
 
今の時代の特有の価値観であり 
 
また時代が変われば違う価値観が世の中を支配する 
 
これは私達人間社会の普遍的な原理です。 
 
ですから 
 
平和で豊かな時代に 
 
戦争で貧しかった時代の行為を非難するのは 
 
全くの筋違いって事になります。 
 
この話し 
 
何も国家レベルの事だけではありません 
 
法律にならないまでも 
 
私たちの行動は時代と共に大きく変化して 
 
結果善悪の基準も動きます。 
 
今日本と韓国は慰安婦問題で 
 
いつまで経っても火種がくすぶっていて 
 
韓国で反日 
 
日本では嫌韓 
 
それぞれが戦時中の事で 
 
あっただの無かっただの 
 
大騒ぎしていますが 
 
私は本当にバカバカしくなりますね。 
 
理由はお互い今の若者は本当の事情を知らないまま騒ぐからです。 
 
私はこの業界に入りたての頃 
 
不動産屋や農協の組合員の皆さんが 
 
大挙して韓国に買春旅行に出かけてるのを 
 
たくさん目にしました 
 
また韓国では 
 
国を挙げて日本からやってくるそんなお父さん達を歓迎して 
 
そして豊になる 
 
そんな時代があったのです。 
 
今は日本では韓国嫌いがたくさんいますが 
 
当時は私の周りには韓国が大好きでたまらない 
 
そんな男だらけで 
 
韓国が嫌いなんて言えば変人扱いだったように思います。 
 
日本人のお父さん達にとって 
 
酒池肉林の憧れの国だったのです。 
 
ですから 
 
下半身の話しをすれば 
 
当時の人達はどっちも大きな声では話せないはずです。 
 
にも関わらず 
 
全く事情を知らない世代が 
 
お互い先祖を高く祀り上げ 
 
日本はおじいちゃんの名誉 
 
韓国はおばあちゃんの名誉 
 
それぞれの名誉を叫んでますが 
 
本当に愚かだと思います。 
 
また私たちの業界では 
 
そんな下半身の制御のできないお父さん達が 
 
たくさん活躍していましたから 
 
会社の中も今とは大きく違っていました。 
 
私が良く知ってる社長さんの中には 
 
事務員の面接なのか愛人の面接なのか分らない 
 
そんな人もいました。 
 
セクハラどころではありません 
 
その言葉を使うとすれば採用する前からセクハラです。 
 
ですから 
 
居酒屋でもどこでも酒が入れば 
 
周りに構わず大声でオンナの自慢 
 
これが私が目にしてきた先輩達です。 
 
今の時代であれば 
 
皆さん訴えれて大変な事になります。 
 
そんな訳で 
 
若い人に特に言いたいのですが 
 
今の時代は 
 
昔と比べると 
 
日本の社会全体が 
 
大きくモラルは進化しています。 
 
不動産業界でも 
 
品の悪い人間は随分減りました 
 
私は昔は 
 
大学の同窓会に行くと 
 
“川端今何をしてるの?” 
 
って聞かれたときに 
 
“不動産屋” 
 
って言うのに少し抵抗がありましたが 
 
今ではそんな気持は全くありません 
 
むしろ誇れる位です。 
 
そんな感じで 
 
時代の変化は 
 
これまでの所 
 
良い方向に行っていますので 
 
若い方達は 
 
その辺も理解して 
 
この仕事に誇りを持ってもらいたいですね。 
 
年配の不動産には 
 
過去の武勇伝を語る人もいますが 
 
そんな物には憧れたり 
 
単に嫌悪するのでは無く 
 
もうすぐ絶滅する希少種 
 
そんな目で暖かく見守って下さい。 
 
 

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