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株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

明日が楽しみ

2015年12月21日 | 人生一般
12月になると 
 
お歳暮やカレンダーを持って挨拶回り 
 
なんてのが日本の習慣ですが 
 
この習慣 
 
急激に廃れて来ましたね。 
 
ビジネスでは一年お世話になった事のお礼 
 
この気持ちを表す機会ですから 
 
本来欠かせませんが 
 
最近はめっきり訪ねて来る人は少なくなりました。 
 
どうしてそうなったかと言うと 
 
宅急便のせいです。 
 
お歳暮を宅急便で送って済ませる 
 
そんなケースが増えました。 
 
ですから当社は頂くお歳暮は増えましたが 
 
実際に顔を合わせての挨拶はほとんど消えた訳です。 
 
私達も400件近いお歳暮を差し上げなければなりませんが 
 
当然手渡しはムリです。 
 
ですから半分以上は宅急便で送ってます。 
 
それでも可能な限り手渡しで行くように社員には指示してますので 
 
この時期は仕事より挨拶回りで社員の時間は随分とられてしまいます。 
 
それでも1年お世話になった事へのお礼は大切ですから 
 
頑張ってみなお歳暮配りをしています。 
 
不動産屋の場合は 
 
いただくお歳暮の大半は工事業者からです。 
 
また差し上げるお歳暮の大半は家主さんです。 
 
以前は同業者同士のお歳暮のやりとりもありましたが 
 
ネット時代になり 
 
不特定多数の同業者と情報を交換するようになり 
 
業者間のお歳暮は無くなりました。 
 
それでも数社 
 
カレンダーを持って挨拶に来られる同業者はいます。 
 
その中で 
 
もうかれこれ20年くらい毎年来てくれる方がいます。 
 
20年の間には何度も取引をしましたから 
 
本来私も行かなければなりませんが 
 
残念ながら私は時間がありませんので 
 
不義理をしてしまってますが 
 
その方は律儀に来てくれて頭が下がります。 
 
しかし20年の月日はあっと言う間に過ぎますが 
 
残酷なものです。 
 
青年が白髪頭になり老人になります。 
 
見た目だけではありません 
 
具体的には書けませんが 
 
体調もかなり悪くなってます。 
 
私自身今にして思うと 
 
20年前 
 
つまり30代の頃は今とは大違いでしたね。 
 
当時の事を知ってる古い社員には 
 
事ある度にその頃の未熟な自分を持ち出すのがいますが 
 
恥ずかしくなります。 
 
この時期は毎年人生だとか命だとか 
 
そんな事に思いを巡らしますが 
 
長年これを繰り返して 
 
私は自分の人生観がしっかり定着しています。 
 
 
それは 
 
自分の若い頃を思うと 
 
今の自分は別人だって事です。 
 
観念的にもそうなんですが 
 
細胞もそっくり入れ替わってますからね。 
 
ですから 
 
仮に私が当時の自分と出会えたとしても 
 
自分だと言う感覚はないと思います。 
 
そんな事に気づいてから 
 
私自身は 
 
今日の自分と明日の自分も違う 
 
そんな風に考えるようになりました。 
 
零細企業の経営は 
 
毎日色んな問題が発生します。 
 
そしてその都度ベストと思われる選択をするのですが 
 
しかし結果は裏目に出る 
 
そんな事も少なくありません。 
 
その裏目を 
 
いつまでも引きずっては 
 
苦しみますからね 
 
私は一晩寝れば 
 
昨日の自分を客観的に見ます。 
 
間違った選択をした愚か者 
 
これはもう私ではない訳です。 
 
昨日の私は 
 
今日の私により良い人生を与えるために犠牲になった有難い人 
 
そんな感じで毎日気持ちを新たにします。 
 
こんな事を繰り返してますから 
 
人生で一番良いのは今 
 
そんな風に思えるようになった訳です。 
 
昔を懐かしむ気持ちはありますが 
 
昔に戻りたいなんて思った事はありません。 
 
毎日明日が楽しみ 
 
そんな感じで 
 
時間の経過は 
 
大変喜ばしい 
 
なんて気持ちが私の栄養素です。 
 
厳しい世界を 
 
こうやって自分の気持ちをメンテしながら生きてきた訳です。 
 
さぁもうひと頑張り・・ 
 
 
コメント
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