よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

信仰の島-長崎県平戸市:山田教会

2016年09月14日 | 長崎
Yamada Church, Hirado City, Nagasaki Pref.

さてさて、長崎県平戸市にやって来たワタクシ達なのですが、平戸市というのは市域の大半が
平戸島なんですよ。そして、平戸島の北側に生月島という島がありまして、
この島も平戸市に含まれるんです。ワタクシ達は生月島に行くことにいたしました


対岸が平戸島。ワタクシが写真を撮っている場所が生月島になるんです


今でこそ平戸島は本土と平戸大橋で、生月島は平戸島と生月大橋で結ばれていますが、
かつては不便だったでしょうねえ。そして、ワタクシが今回平戸を訪れたかった要因の一つが
平戸にあるキリスト教関連の史跡を訪ねることだったんですよ


この美しい教会は山田教会というのですが、ちょっと生月島のキリスト教に触れておきますね。
御存知のように16世紀半ばに平戸にはフランシスコザビエルが来航し、キリスト教を布教します。
生月島にはザビエルの布教後、ガスパル神父が島を訪れて布教し、キリシタンが増加します


生月島には江戸時代になっても隠れキリシタンが数多く存在し、
明治時代になってキリスト教(カトリック)の信仰が許された後、1912年にこの教会が完成しました


山田免(この界隈には「大字」を意味する言葉として「免」という言葉がつく地名が多いんです)の
集落の高台に、山田教会は静かに佇んでおりました


欧州から遠く離れた極東の地で、筆舌に尽くしがたい弾圧や迫害を受けながらも、
信仰を守り続けた人々の思いというのはワタクシには理解し難いというのが本音です


ただ、この地を訪れて最初に訪ねた山田教会を見て、なんとも暖かみのある教会建築に
すごく心が温かくなる気がいたしました。それは教会の内部に、
木材がふんだんに使われているからかもしれませんね


初めて訪れた平戸の生月島ですが、まだまだ行ってみたい場所があるんですよねぇ

使用したカメラ:5,8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


今回、平戸で5つの教会を訪れたのですが、ここ山田教会と後に紹介する宝亀教会が
最も集落の風景に溶け込んでいるというか、私の目には素敵に見えました。
山田教会も不便な場所にありますが、訪れる価値は十分にあると思います



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