Harie, Takashima City, Shiga Pref.
さてさて、お彼岸の日に琵琶湖畔のワンディトリップを楽しんでいるワタクシでありますが
この日のワタクシの最大の目的地は滋賀県高島市の針江という地区だったんですよ。
この建物は針江の公民館でありまして、ワタクシはこの公民館の前で待ち合わせをしていたんですが、何のための待ち合わせかはまた説明していきますね。
それよりも、皆さんに見ていただきたいのは公民館の前を流れている針江大川という川なんです。
安曇川水系の伏流水であるこの地区の湧水は、針江の生水(はりえのしょうず)と呼ばれます。
200年もの歳月を経て24m前後の地下から湧き出すものであり、1日の湧水量は約3,500トン(タンクローリー約250台分相当)だそうです。
年間を通して13℃前後の水温が保たれ、夏は冷たく、冬は暖かく感じられる針江の生水はこの針江大川の水源になっているだけでなく、
針江の集落の至る所で湧き出しており、ここ針江は針江生水の郷(はりえしょうずのさと)と呼ばれるようになりました。
ワタクシ、実は5年ほど前の5月この針江を訪ねたことがありました。
その時も「水がキレイなぁ」と思ったのですが、地元の方から「この時期は田植えをするんで川に田んぼから濁った水が流れますんや。
田植えの時期を外してくれたら、もっとキレイな川を見てもらえるのになぁ」と言われたんですよ。
それ以来、もう一度この地を訪ねようと思っていたんです。この日はその思いが叶った日でありました。
公民館の横に湧水地がありましたが、この水の美しさを見てください。手をつけてみると「冷た~い」という言葉が出てしまいます。
針江大川の北側に日吉神社という神社があったので、そちらの方にちょっと向かって行きましょうかねぇ。
神社の前の水路もこの状態です。一点の濁りもない水路の中に鯉が悠々と泳いでおりました。
ただ、ここで誤解をしてほしくないことがあるんですよね。このような状態は「自然」な状態ではないんですよ。
水路にゴミや雑草が流れていないのは、水路の途中に網が張ってあってゴミや雑草が流れていくのを止めているんですね。
そしてそして、網のところにたまったゴミは地域の方が毎日のように除去してくれているんですよ。
つまり、ここ針江の川や水路の美しさは「自然と人間が共生している」美しさなんですよ。
「手つかずの自然」の美しさ、素晴らしさは言うまでもありません。
しかししかし、「自然と人間が共生する」美しさというものも、また素晴らしいものだと感じます。
例えば棚田がそうであり、ここ針江の生水の風景はそうなのだと思うんですよねぇ。
民家の庭からは川に降りられる階段が多くの家にありました。きっと川で水を汲んだり、川の水で野菜をあらったりするのでしょう。
ではでは、この針江の町を散策してみるとしましょうかね。おっと、待ち合わせの時間になりましたよ。
使用したカメラ:FUJIFILM X-E1
日本に暮らしていると「水のありがたさ」ということをあまり感じることがありません。
しかしながら、外国を旅すると「水ってありがたいなぁ」とよく思うんですよねぇ。
降水量が少なくって水が不足する国、降水量が多くとも水質が悪く水道水なんて飲むことが出来ない国…
そんな国を旅すると、水槽の蛇口をひねって水を飲めることのありがたさを痛感するんですよねぇ。
人気ブログランキングへ←ランキングに参加しました。
励みになるので、よかったら「ポチッ」と押してやってください
さてさて、お彼岸の日に琵琶湖畔のワンディトリップを楽しんでいるワタクシでありますが
この日のワタクシの最大の目的地は滋賀県高島市の針江という地区だったんですよ。
この建物は針江の公民館でありまして、ワタクシはこの公民館の前で待ち合わせをしていたんですが、何のための待ち合わせかはまた説明していきますね。
それよりも、皆さんに見ていただきたいのは公民館の前を流れている針江大川という川なんです。
安曇川水系の伏流水であるこの地区の湧水は、針江の生水(はりえのしょうず)と呼ばれます。
200年もの歳月を経て24m前後の地下から湧き出すものであり、1日の湧水量は約3,500トン(タンクローリー約250台分相当)だそうです。
年間を通して13℃前後の水温が保たれ、夏は冷たく、冬は暖かく感じられる針江の生水はこの針江大川の水源になっているだけでなく、
針江の集落の至る所で湧き出しており、ここ針江は針江生水の郷(はりえしょうずのさと)と呼ばれるようになりました。
ワタクシ、実は5年ほど前の5月この針江を訪ねたことがありました。
その時も「水がキレイなぁ」と思ったのですが、地元の方から「この時期は田植えをするんで川に田んぼから濁った水が流れますんや。
田植えの時期を外してくれたら、もっとキレイな川を見てもらえるのになぁ」と言われたんですよ。
それ以来、もう一度この地を訪ねようと思っていたんです。この日はその思いが叶った日でありました。
公民館の横に湧水地がありましたが、この水の美しさを見てください。手をつけてみると「冷た~い」という言葉が出てしまいます。
針江大川の北側に日吉神社という神社があったので、そちらの方にちょっと向かって行きましょうかねぇ。
神社の前の水路もこの状態です。一点の濁りもない水路の中に鯉が悠々と泳いでおりました。
ただ、ここで誤解をしてほしくないことがあるんですよね。このような状態は「自然」な状態ではないんですよ。
水路にゴミや雑草が流れていないのは、水路の途中に網が張ってあってゴミや雑草が流れていくのを止めているんですね。
そしてそして、網のところにたまったゴミは地域の方が毎日のように除去してくれているんですよ。
つまり、ここ針江の川や水路の美しさは「自然と人間が共生している」美しさなんですよ。
「手つかずの自然」の美しさ、素晴らしさは言うまでもありません。
しかししかし、「自然と人間が共生する」美しさというものも、また素晴らしいものだと感じます。
例えば棚田がそうであり、ここ針江の生水の風景はそうなのだと思うんですよねぇ。
民家の庭からは川に降りられる階段が多くの家にありました。きっと川で水を汲んだり、川の水で野菜をあらったりするのでしょう。
ではでは、この針江の町を散策してみるとしましょうかね。おっと、待ち合わせの時間になりましたよ。
使用したカメラ:FUJIFILM X-E1
日本に暮らしていると「水のありがたさ」ということをあまり感じることがありません。
しかしながら、外国を旅すると「水ってありがたいなぁ」とよく思うんですよねぇ。
降水量が少なくって水が不足する国、降水量が多くとも水質が悪く水道水なんて飲むことが出来ない国…
そんな国を旅すると、水槽の蛇口をひねって水を飲めることのありがたさを痛感するんですよねぇ。
人気ブログランキングへ←ランキングに参加しました。
励みになるので、よかったら「ポチッ」と押してやってください