よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

梅の海に浮かぶ天守閣-大阪市:大阪城梅林

2012年03月17日 | 大阪(大阪市内)
さてさて、大阪城梅林にやって来て梅を楽しむワタクシ達でありますが
この梅林では梅と並ぶもう一つの主役が大阪城天守閣なんですよねぇ


梅林の向こうに大阪城の天守閣が威風堂々たる姿で聳えたっています。見事なものですなぁ
ところでところで、この天守閣なのですが、三代目の天守閣ということは皆さんご存知でしょうか。


言うまでもなく初代の天守閣は豊臣秀吉によって建立されました。
当時の大阪城は現在のものよりずっと規模が大きく、金銀装飾をふんだんに使い、その豪華さには誰もが驚いたそうですね


しかししかし、秀吉の死からわすか2年で徳川家康が天下を取ると、家康は豊臣家に無理難題を次々とおしつけたあげく
大坂冬の陣、大坂夏の陣で大阪城は落城し、豊臣家が滅びさるのは誰もがご存知のことでしょう


その後、2代将軍秀忠の時に大阪城の再建が始まり、家光の時に2代目の大阪城が完成します。
しかししかし、江戸時代の大阪城はたびたび火災で損傷し、1665年の落雷で天守閣は焼失し、それ以後は天守閣の無い城になりました


天守閣の無い城として260年の時が過ぎたのですが、1928年に当時の関大阪市長が大阪のシンボルとしての天守閣の復興を提案します。
するとすると、市民から次々と寄付が集まり目標額だった150万円はわずか6か月で達したそうなんですよ
(当時の150万円は現在の価値にすると約600億円に相当するそうです)


それほど大阪市民にとって、大阪城と言うのは愛着の深いものだったのでしょう。
多額の寄付をしたのは大阪の商人たちでしたが、彼らの心の中には
「ここで大阪城を再建して、太閤さんの恩に報いるんや」というような気持ちがあったのだと思います

使用したカメラ:Canon EOS7D


現在の大阪城は、大阪市民が建てたお城…と言っても過言ではないのでしょう。
大阪商人の心意気が詰まった大阪城…そう思って眺めると、このお城が一層凛々しく見えてきます。
今の大阪にはそんな活気は望むべきもありませんが、大阪商人にはそんな心意気が脈々と受け継がれているように感じます。
いや、そう感じたいと思っているのかもしれないですね



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