福岡母子3人殺害 「史上最悪の不祥事」 県警衝撃「あり得ない」

2017年06月09日 | 事件
福岡母子3人殺害 「史上最悪の不祥事」 県警衝撃「あり得ない」福岡母子3人殺害 「史上最悪の不祥事」 県警衝撃「あり得ない」
6/9(金) 7:55配信 産経新聞
福岡母子3人殺害 「史上最悪の不祥事」 県警衝撃「あり得ない」
中田由紀子さんと子供2人の遺体が見つかった住宅 =8日午後9時40分、福岡県小郡市(安元雄太撮影)(写真:産経新聞)
 ■逮捕の警官は容疑否認

 「あり得ない」。福岡県小郡(おごおり)市の母子3人殺害事件で、福岡県警は8日、妻を手にかけた殺人容疑で県警通信指令課の巡査部長、中田充容疑者(38)を逮捕した。近所では子煩悩とみられ、職場でも評価されていたという中田容疑者。「県警史上最悪の不祥事」に衝撃を受けた幹部は記者会見で深々と頭を下げた。一家に何が起きたのか。中田容疑者が容疑を否認する中、真相解明に向けた捜査が本格化する。

【現場見取り図】母子3人が見つかった場所 まじめで堅実な巡査部長がなぜ…

 「県民の皆さまに心よりおわび申し上げます」。逮捕を受け、8日午後7時から福岡県警本部で開かれた会見。久田誠警務部長は冒頭、謝罪の言葉を述べた。

 県警によると、現場の状況や中田容疑者の出勤状況などから、「第三者による犯行は困難」と判断。妻の由紀子さん(38)に対する殺人容疑で逮捕に至った。死亡していた2人の子供について久田部長は「これからの捜査で明らかにしていく」とだけ説明した。

 会見中、背筋を伸ばして正面をじっと見据え、言葉を選ぶように質問に答えていた久田部長。「県民の信頼回復に努めたい」と何度も声を絞り出した。

 県警内部にも衝撃が走った。ある捜査幹部は「県警の歴史始まって以来の不祥事だ。あり得ない」と声を荒らげた。由紀子さんの遺体が見つかった1階台所には練炭のようなものがあり、無理心中に偽装した疑いも持たれており、別の幹部は「逃げ切れると思ったのか」と憤った。「司法解剖すれば分かる話。なぜだ。信じられない」との声も上がった。

 関係者によると、中田容疑者は平成14年10月に巡査となり、交番や駐在所で勤務する地域部で約9年過ごした。機動隊や筑後署自動車警ら係を経て、昨年8月から110番通報に対応する通信指令課に配属。

 まじめで堅実な勤務態度だったといい、ある県警幹部は「問題のある職員ではない。われわれが期待する仕事はしていた」と明かす。県警によると、借金問題などはなく、家庭内のトラブルを周囲に相談したこともなかった。

 県警の取り調べに対し、「妻は育児の問題を抱えていた」との供述を繰り返しているとされる中田容疑者。淡々と受け答えする一方で、涙を流すこともあるという。

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