Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

SKBだ、SKB(4節長崎戦)

2022-03-12 23:18:51 | マッチレポート22’
「下平監督に期待した僕がバカでした」



もうこの一言に尽きる。冷静にならないとなと思った今日の帰り道。レジェンド監督退任後にそのチームが低迷期に入ることなんて世界中でよくあることなのに、何を盲目的に下平監督のことを信用していたのだろうか。他でもない自分のもう一つの贔屓クラブであるスパーズがポチェッティーノ解任後に長い長い冬の時代に入ってそれは2年を経過した今でも現在進行中で身にしみて分かっていたはずなのに、本当に自分がバカだなと思う。下平監督の何やら自信ありげに話す様は人を信用させる妙な説得力があるし、水戸戦の後に話したという「柏や横浜FCでも勝てない期間があって、それを乗り越えると連勝が止まらなくなる」というコメントはこの試合が終ってから改めて読んでみると、詐欺師とか新興宗教の教祖の手口そのものにしか聞こえなくなってくる。まだ何者でもない下平監督を勝手に信じ込んだ自分が悪いわけで、まずは目線を下げること。「勝ち点84?ちゃんちゃらおかしいわ!寝言は寝て言え!」のスタンスで行こうと思う。





試合後挨拶で何か言いたげだった高木。監督だけじゃない、選手たちもとてもじゃないけど頑張ってるなんて言える状況じゃない。毎試合毎試合球際で劣勢になる状況は今すぐにでも何とかしてくれ。それだけで見ていて気持ちが萎える。


毎試合1ゴールはするけど、2ゴール以上決められる雰囲気は全くない。今日が最も1試合2ゴールに近づいた試合だったと思うけど、それは点差がついた長崎が勝ち点3を優先するが故に自陣に引きこもったからでしかないわけで、自力で2ゴール目をこじ開ける力も引き出しも情熱も感じない。攻撃に迫力を感じない上に守備は崩壊気味。先制直後の同点ゴールに至る局面でカイオ・セザールのドリブルに中川も北斗も小林裕も誰も行けないところに守備がチームとして全く整備されていないと感じる。先制直後は相手の圧力が高まることが予想されるわけで特にケアが必要なのは誰でも分かるわけで、それであの状況というのは問題の根は深いように思う。


ただこの2試合(いずれも最下位が相手)で勝ち点1しか取れなかった絶望的な状況にほんのわずかでも光明を見出すとすれば、下平監督のチームマネジメントのセンスが著しく欠落しているかもしれないということだろうか。自分も含めて多くの大分サポーターが結果論ではなく試合前から水戸戦はルヴァンカップのメンバーでやって、長崎戦は休養十分なリーグ戦メンバーで臨んでほしいと思っていたと思う。そこには明確な根拠があって1週間前のガンバ戦でルヴァンカップのメンバーがリーグ戦のメンバーに見劣りしないゲーム運びを見せたことにある。もちろんメンバー選考は監督の専権事項だから下平監督が決めればいいわけだけど、結果的にどちらも中途半端に疲労した状態のチームで臨み、得られた結果は勝ち点1と得失点差マイナス3だ。もう一度言うけどどちらの試合も相手はリーグ最下位だ。下平監督が多くの大分サポーターが思うような選手起用をしていたらどうなっていたかという点はレベルの低い話ではあるけれど少しの希望を残しているんじゃないだろうか。来週の土曜日からはリーグ戦→リーグ戦→カップ戦→リーグ戦→リーグ戦というイレギュラーカレンダーがやってくるのでそこで下平監督の手腕を見極めたい。



不運があったことも事実だけど、自動昇格を狙うならこれくらいのことは織り込み済みでいてほしいものだ。まさかJ2レベルのレフリーがまともなジャッジしてくれるとは思ってないよね?



この大敗でレギュラー争いは振り出しに戻ったと言っていいと思うけど、とりあえず野嶽はまだリーグ戦でやれるレベルにない。今日も小出が出ていないということはケガをしたんだろうと思うけど、数少ない新加入選手である伊東がこの出来の野嶽より評価されていないのかと思うとちょっと残念でならない。ビルドアップ時のロストはほとんどが野嶽起点。ペレイラからの無責任な押しつけパスが多くて同情の余地もあるけど、戻す選択肢を持たずにドリブルを始めることが多いからすぐに引っかかってロスト。さらに昨シーズンから言ってるけど、ディフェンスについては意識の面も含めてもっと恐いので少なくともビルドアップはもうちょっと頑張ってくれ。今やってるやり方だとサイドバック的な動きはあまり重要ではなくあのエリアを埋められればいいだけの感じもするので、ディフェンシブな選手であれば誰でも出来そうな気がするんだけどな。



そろそろ健太対策も整ってくるだろうと思うがそうなれば朝陽で行けばいいと思ってたけど今日は朝陽が地味にひどかった。思い切りのない朝陽には何の魅力もないし、技術的に高いわけでない朝陽に思い切りがなければ相手選手もやりやすいと思うよ。



1ゴールしか取れないくせにクリスティアーノだけで2ゴールも取られてしまう。言っとくけどここまでの3試合でクリスティアーノちっとも良くないからな。もうスペシャルな選手である時期はとっくに過ぎていてこんなにやられてんのうちだけだからな。ホントにマジでヤバいぞ、大分トリニータ。





今日は坂圭祐と村松航太の対戦が見たかった。坂が順天堂大を卒業した後のディフェンスリーダーが村松。どちらも身長はないけど関東大学リーグの強烈なアタッカーに全く負けてなかった。ちなみに村松は高校生の時は清水ユースで1学年下の立田悠悟とコンビを組んでいた。クラ選で観た時は素材をうまく操りきれずフラフラしていた立田を村松が本当によくカバーしていた。水曜日にターンオーバーをしていればきっと実現していたはずなのにますます下平監督の裏目戦略が恨めしい。







丸っこいものを愛でてもこの荒んだ気持ちは癒されない。どうしてくれるんだ。





とにかく下平監督は早急に自分が何者で何が出来るのかを示してくれ。そうでなければとっとと去ってくれ。もう十分にそういう成績だ。

今日は試合後に2015シーズンの第6節アウェイ愛媛戦(0-2)のことを何となく思い出した。クラブは決断を躊躇うなよ。同じ過ちを繰り返すなよ。下平監督は片野坂さんや田坂さんのような功労者とは違う。まだ何も残していないただの新監督に過ぎない。勝てないなら切る。これは極めて当り前のこと。J3降格なんてないと誰が言い切れる?
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