Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

今日はお祝い(ルヴァンカップGS3節柏戦)

2020-08-13 00:46:08 | マッチレポート20'




弊社、日立製作所様とは長いお付き合いをさせていただいておりまして、そんなこんなでスポンサー席をいただきましてね。

別に悪いことをしてるわけでもないんだけど、試合前後にツイートするのも何だか憚られて大人しくしてたけれども、ひょんなことからコロナ再開後初めてスタジアムで大分の試合を観ることが出来た。ハッキリ言って消化試合だし、平日だし、世の中がこんな状況だし、スポンサー席エリアと思われる一帯にはほとんどお客さんはいなかったけれども、それでもじっと黙って観てましたよ。マナーですから。声を出したくなるような展開にならなかったのは幸いだったのか、そうじゃないのか。まあ、残念ながら潮目を変えるような試合にすることは出来なかったね。


前半は何も準備してきてなかったであろう柏相手に自由にボールを持たせてもらい良い流れだった。渡の決定機が決まっていれば違った展開になっていたと思うけど、後半の連続失点は先週末の試合後にハセが語っていた「またか」という雰囲気がチームを支配してしまっているんだろうね。こればっかりはやむを得ないのかなとも思うけど、そんな雰囲気は誰かに変えてほしいとは正直思う。






超厳戒体制でのスタジアムには初めて行ったわけだけど、よく言われているようにベンチやピッチ上の選手たちの声がよく聞こえる。今日は失点後に最も周りを鼓舞してたのは渡だったかな。これだけ勝てなければチームの雰囲気は自然と落ち気味になっちゃうんだろうけど、そこを変えるだけでも随分とチームの状況は改善すると思うけどね。失点しないのがもちろん一番だけど、失点してしまってもそこからギアが一段上がるような雰囲気をピッチの中から作り出してほしい。



羽田の適性はやっぱり3バックの真ん中かな。3失点してるわけで合格点は出せないけど、呉屋との関関マッチアップはよく対応してたと思うよ。





大学生コンビも今日初めて生で見た。映像で見ていたここ数試合と大体同じ感想で藤本は良さがかなり出せているんだけど、井上健太についてはJ1レベルではまだちょっと早いかなと今日もATに入る直前くらいまでは思ってた。ただ唯一のゴールとなったシーンの直前に180°ターンから縦に仕掛けた時にマスクの中で思わず「それだよ!」と口走ってしまった。前評判から見たかったのはやっぱりそういう仕掛けだったんだよ。それがゴールに繋がったのは絶対に偶然じゃない。何でも出来る必要はない。まずは強みを見せてほしい。素晴らしい仕掛けだったと思う。

前半は比較的いい出来だったと思うんだけど、特に高山と怜さんの右のユニットが面白かった。この2人は同時に出場してもいつも逆サイドにいるから同じサイドで連携するところをこれまで見てこなかった。少し前から片野坂さんが高山を試合終盤限定で3バックの右に入れることがあったけど、まるで将棋の香車のように動く2人がグイグイ相手陣内深くまで攻め入った。屋敷くんの決定機に繋がった崩しもあったし、今後は終盤に点を取りに行きたい場面で有効なオプションになるかもしれないね。



アップ開始前、誰もいないアウェイ席に向かって深々と頭を下げる駿と舜。ありがとう、気持ちは伝わってるよ。


勝てなかったり、いいゲームが出来なかったのは残念で仕方ない。でも今日はお祝いだよ。育成組織の選手たちがプロの舞台でデビューして、そして可能性を感じさせるプレーを披露してくれたんだから。家を出る前はまさかこんなメンバー構成になるなんて思ってもいなかったから泣きそうなくらい嬉しかったし、今日ほど表情が読まれないようにマスクがあって良かったと思った日はなかったよね。




弓場くん、屋敷くん、プロの公式戦デビュー本当におめでとう!そして素晴らしいプレーぶりだったよ!







決定機にも絡んだ屋敷くん。中学時代から有名人ではあったけど、まさかの高校2年生の夏でのプロ公式戦デビュー。そして何よりも驚きは決して「お客様」ではなかったこと。臆することなくボールを要求するし、柏の守備陣に当たり負けもしてなかった。


屋敷くんを初めて見たのは去年のプレミアリーグ参入戦。1年生ながら立派にレギュラーとしてアピールしていた。この時よりもさらに体躯がガッシリとした感があるし、ここからの更なる成長曲線が楽しみ。あの決定機は枠に飛ばしたかった。









そして弓場くん。大分の戦術において本当に難しいポジションだと思うボランチをよくこなしてたと思う。残念ながら負傷で途中交代となってしまったけれども、ボールタッチ数はかなりの数になってるんじゃないだろうか。それくらいビルドアップにしっかりと貢献出来ていた。










育成組織出身者がデビューすると本当に夢があると思うわけだけど、弓場くんはU−15のキャプテン。ずっと大分で育ってきたこういう選手がトップチームでデビューすることの喜びや価値はもう表現出来ないくらいだと思うんだよ。だって弓場くん戸次の出身だよ。もうそれだけで応援したいじゃん。U−15宇佐出身の屋敷くんもそうだしね。




高校2年生の時のクラ選。選手たちが一番残念だっただろうけど、自分も楽しみにしてた夏のクラ選がなくなっちゃったわけだけど、こうやって若人たちの記念すべき日に立ち会えたのは本当にラッキーだったと思うし、これからもトップチーム同様に育成組織を応援していきたいと強く思った。やっぱり育成には夢があるよ。





高橋(プロ契約済みなのでくん付けはしません)と平川くんも頑張ってほしい。チャンスは必ずやってくる。



「お前にハットされたら屈辱だよ」みたいなこと言ってるのでしょうか。



試合前に星が親しげに審判の人と話してたんだけど、誰でどういう繫がりだったんだろうか。


今日はやっとスタジアムで試合が観られたという思いの一方で、鳥栖の一件もありこれが今季最後のスタジアムかもなという思いも頭の中には確実にあってそのモヤモヤはずっと残ったままだった。今はただ状況が好転することを願うしか出来ないわけで、何でこんなことになってしまったんだろかと思わずにはいられない....
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