「何が違うんだろう？」台湾と韓国を比べながら真剣に考えた。
"国民性"と言うと余りにも漠然としている。"精神"と言うと堅苦しい。
"思想"より広いが"性質"よりは狭い概念つまり心的傾向を指すのが spirit
例えば、日本は"和を以て貴しとなす"、米国は"代表無くして課税無し"とか
人間関係も国家関係も単なる利害ではなく、スピリットの要素が大きい。
文化とか価値観はある程度形があるものだが、スピリットはその奥にあるもの
その意味で、日本人と韓国人は理解し合えない。親友になろうとしても無理
"狡い事をしても勝てば良い"と"筋を通して勝たなければ"は水と油だ。
経済力は重要な要素ではあるが、スピリットが伴ってこそ評価されるもの
中国が世界第二のGDPにも拘わらず先進国と呼ばれない原因はここにある。
西側の資本を呼び込んだだけの繁栄。スピリットは中世の専制君主国家
国民が自由に発言し、自ら創意工夫を発揮できてこそ真の繁栄だろうに
最近の若い人達は結婚の条件に収入ではなく価値観の一致を挙げるそうだ。
価値観というと大袈裟、スピリットの一致ないし調和と言った方が良い。
経済観念というと分かり易いが、もっと正確にはスピリットの問題だろう。
一度しかない人生、気が合う人達と仲良く生きるのが幸せではなかろうか