脱チャイのススメ #2121

半導体不足で車の生産に支障が出ているそうだ。
車だけでなく、多くの工業製品にも供給不足が発生している。
湯沸し器やエアコンなどにも納期の遅れが目立つという。
グローバルサプライチェーンに大きな変化が起こっているようだ。

中国の経済的混乱は深刻。マスコミが報道しないだけ
ゼロコロナという文化大革命レベルの民衆弾圧が現在進行中
不動産バブル崩壊、銀行の閉鎖、IT企業の相次ぐリストラ
私塾や家庭教師の禁止、子供がゲームで遊ぶ時間も制限

よく日系企業はこんな国で経済活動を続けられるものだ。
社員は自分が置かれた状況を正しく認識できているのか？
確かに、個別の環境はそんなに悪くないのかもしれない。
だが、冷静に考えてリスクに見合うメリットは無いように思う。

中国共産党の独裁体制はこの先長くは続くまい。
続くとすれば、中国も北朝鮮の様な閉鎖社会になるだろう。
中国人は朝鮮人より遥かに賢いと思うが、文化大革命の前歴がある。
御破算にして一から出直しになりかねない。早めに逃げた方が・・

特別軍事作戦 #2116

プーチンの演説に注目が集まった一日だった。
"戦争宣言"は無かった。前回のビデオ再生を見るようなパレード
ウクライナの血みどろの戦い。とても現実とは思えない。
華やかな軍事パレードと荒れ果てた戦場。どちらも現実なのだが

演説を聞いてプーチンがイラク戦争を意識しているのが分かった。
米国は大量破壊兵器を理由に軍事力でフセイン政権を崩壊させた。
大量破壊兵器は無かった。それでも米国への批判は出なかった。
「フセインは悪人だから」という暗黙の了解があったからか

民間人にも犠牲が出た。劣化ウラン弾も用いられた。
プーチンは「其れでも批判されないなら我々も」と考えたのだろう。
そこで「ウクライナは核を隠している」「ゼレンスキーはネオナチ」
それを理由にしてウクライナ侵攻に踏み切ったのだから呆れる。

真偽不明だが、ウクライナで親ロシア派住民迫害があったそうだ。
普通、こういう事件は工作員を使えば簡単にでっち上げられる。
日本が大陸で、ヒトラーが欧州で繰り返した古典的手法でもある。
これを侵攻理由にしても「マトモに信じろ」というのは無理だろう。

侵攻理由と同様に、ロシア軍の戦い方も杜撰かつ低レベル
今回のパレードにしても、中身の無いハリボテに見えて来る。
いつまでこんな愚行を続けるのか。続けられるのが驚きである。
プーチンに残された道は核使用のみ。そこまでやるか？

5月９日 #2111

５月９日はロシアの第二次大戦戦勝記念日。軍事パレードがある。
プーチンは此の日までに何らかの成果を提示しなければならない。
戦争は来年まで続くとの予想もあるが、９日迄が一つの山
また多くの人の命が失われる事を思うと心が痛い。

東部２州の独立を承認した時、プーチンはルビコン川を渡った。
次は禁断の兵器の使用だが、ハードルはそれ程高くないと思う。
使うなら９日より前。あとはロシア国民がどう反応するかだろう。
使わずにプーチンの体面を保つ方法が見当たらないのが現状

プーチンは国連事務総長が訪問中のキーフをミサイルで攻撃した。
もし、事務総長に何かあったら？考えるだけでも恐ろしい。
国連の無力ぶりも然る事乍ら、プーチンはこの時点で犯罪者だ。
プーチンが普通の神経の持ち主と考えない方が良いだろう。

もしNATOに核兵器が無かったら、間違いなくプーチンは核を使う。
彼に核使用を踏み止まらせているのは、核報復があるからだ。
左翼平和主義者は今こそモスクワに行きプーチンを説得すべき時
自分達の平和主義が空理空論である事を思い知るだろう。

果たして人類に神の御加護はあるだろうか？
世界に無法者を浄化する力が残っているだろうか？
偽善的道徳主義のツケとはいえ、重すぎる十字架である。
核が使われた場合のシュミレーション、できているのだろうか？

核戦争、あり得る #2110

一昔前の世界戦争の火種はイスラエルだった。数次の中東戦争
だが、今は昔。理由はいくつかあるが、１つはイスラエルの核保有
ちょうどその噂が広まったころから国家間紛争はぴたりと止んだ。
全ては水面下の出来事。核の戦争抑止力の大きさを実感する。

対照的に核拡散防止で核放棄したウクライナが今侵略されている。
此の放棄は米露英による安全保障覚書に基づく。ブダペスト覚書
もし、限定的にでも核を残していたら露の今の状況は無かったかも
それにしても、覚書による安全保障なんて幻想に等しいものでしか・・

そして、現在苦戦しているロシアは核兵器使用をちらつかせている。
仮にも安全保障した米英がウクライナを支援するのは当然である。
だから、その支援を不当としてロシアが各使用するのは難しい。
だが、いよいよ苦しくなったら核を使用する可能性は十分ある。

1914年6月オーストリア皇太子暗殺から第一次大戦へ(サラエボ事件)
あっという間に、欧州の殆どの国が宣戦布告して交戦状態に入った。
複雑な利害関係、同盟関係により半ば自動的に戦争が始まった。
今回もロシアが核兵器を使えばスカレートは避けられないと思う。

それは中共や北朝鮮に飛び火する可能性がある。
経済破綻の北朝鮮は一か八か核による南進を始めるかもしれない。
内政が不安定な中共は、苦し紛れに台湾侵攻に踏み切るかも
ロシアの核使用が世界の終りのトリガーになる可能性は大きい。

逃げるが勝ち #2105

ウクライナに目を奪われがちだが、中国も深刻だ。
対ロシアも対中国も、これから先、日本の偽善外交は通用しない。
岸田は対ロシアでは歯切れがいいが、対中国は微妙
マネトラ、ハニトラ。政界はもとより官界、財界、メディア界隈にも

中国進出日系企業の社員には深い同情を禁じ得ない。
彼らの日々の仕事の心の支えは何なのだろう？
私企業だから会社の利益、ひいては家族を養うためであるのは当然
しかし、日本と違い、何事でも中国共産党の顔色を窺わないと

法の支配もあやふや。何時スパイ容疑で拘束されるかも分からない。
そうなった時、会社は社員のために何処まで動いてくれるだろうか
共産党幹部と懇ろだから大丈夫？その幹部も失脚したら？
私は中国のような国で商売するような神経を持ち合わせていない。

中国へは30年前に訪れたきりである。経済成長する前だった。
今は随分変わったと思うが、日本とは違うのは確かだろう。
かの文化大革命では一千万以上の人が反革命分子として殺された。
その後の改革開放政策は凄まじかったが、これからはどうなる事か？

中国共産党に資本主義経済は無理芸である。必ず行き詰る。
計画経済に戻そうとするだろうが、そのとき経済成長は止まる。
落し処は習近平の三期目断念だろうが、その場合も混乱は必至
いずれにせよ、大変動は不可避。日本企業は逃げるが勝ちだろう。