農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

G先生のいい話

2018-04-21 22:00:43 | 日記
早朝のコンビニ。
コーヒーをサーバーから注いでいたら、
「お早うございます」と気持ちよく声を掛けられました。

イッセイが小学校の低学年のとき担任していただいたG先生。
自宅がご近所なのでたまにコンビニでお見かけするのです。

今朝は少し立ち話することができました。
現在は市内の小学校で勤務7年目だそうです。

「今日は授業参観で登校日。
 でもいつも日程が重なるので、 
 子どもの授業参観まだ行ったことがない」

先生にはうちと同じで、
小学校低学年のお子さんがいらっしゃるのです。

熱血のG先生。
髪はだいぶ白くなったけれど、温和な笑顔は当時のままです。
そこで以前、小学校でお世話になった時に伺った
とてもいい話を思い出しました。

先生が新米教師だった若かりしときのお話です。
教師として初めて赴任した小学校、
そして初めて担任したクラスには当然思い入れがあります。

数年後、その中の女子生徒の一人から結婚式の招待状が届きました。
教え子から初めてもらった、ハレの日への招待でした。
しかも先生から来賓として祝辞を頂戴したいというリクエストが。

披露宴の会場は隣県で少し遠方でしたが、
先生うれしくて駆け付けましたよ。

そして披露宴の前にある事実を知ります。
新郎側の来賓の祝辞が会社の社長など、
いわゆるお偉いさんの面々なのに対して、
新婦側の祝辞がかつての小学校の担任であった自分一人であると。

G先生、新婦の意気に感じて燃えましたね。
俄然、気合のスイッチが入りました。

(けっして相手側に負けない。心をこめていいスピーチをしてやろう!)

少し時間があったので、近くの公園で練習したそうです。

そして披露宴本番。
新郎新婦はひな壇の上です。
いよいよ先生が祝辞を述べる番になりました。

「やりきりましたよ。
 とにかく集中して一所懸命しゃべりました。
 原稿はいっさい見ませんでした」

カッコいいなあ、G先生。
新婦もどんなにか嬉しかったことでしょうね。

うちの子どもたちもたくさんのいい先生方に恵まれました。
お世話になって育てていただいています。
感謝です。


全国的に気温が上がって各地で夏日を記録しました。
庭のサクラは花吹雪です。