そろそろニンニクの収穫時期です。
昨秋の植え付け時、畝つくりやマルチ張りの手間を軽減すべく、一畝を幅広くすることにしました。
(一畝にいっぱい植えられれば、畝の数は少なくなります)
使ったのは6列の穴あきマルチ。
畝は2本になり、長さはのべ8mくらいでしょうか。
先週日曜日、試しにちょっとだけ収穫してみたのですが、ひとしきり作業しても、植わっている分が一向に減った気配がないです。
よく考えたら、穴の間隔が15cmなので、1m÷15cm≒6 。たった1mで6×6=36個も植わっていることになります。
8メートル分も植えたので、
(8メートル ÷ 15cm) × 6列 ≒ 320。
タマネギ苗は途中でどんどん消えていきますが、ニンニクは立派な球根があるので、途中で死ぬ苗はごく少ないです。
なので植えた分だけ収穫できるということになります。
320個かー。はー(遠い目)。
この計算を、植えるときにしておけばよかったよ・・・。
どうりで、30個ほど収穫しても、1割未満だし、見た目変化がない訳だ。
本当は今週末にまとめて収穫しようかと思っていたのですが、量が多いときは一気に作業するのは大変なので(最近少しは知恵が付いてきました)、ウィークデイのうちからコツコツはじめることにしました。
ほぼ毎日、収穫、根切り、茎切り開き、軸折り取りの作業のどれかをしていますが、終わらないです。
うううぅぅ、植えすぎた。
(昨秋のサツマイモ収穫が思い起こされます。あの時も、何でなかなか終わらないんだろう、と途中で植えすぎに気づいたんだよなー)
とりあえず、可愛い三つ編みを作るまでは頑張ります。
あ、今のうちに計算しておこう。
320個だとすると、三つ編みは・・・・1房10個とすると、32房、7個とすると45房。
(ちょっと気が遠くなった。計算しなければよかったかも。ぐし。)
■■ニンニクの収穫と乾燥
(1)ニンニクを、ほどよい時期に収穫する。
・葉っぱの下数枚が黄色くなり、上数枚はまだ緑の状態になったら
・玉の根っこ部分が、水平になってきたら
・粒が太ってくると玉の先端が少し割れる。商品価値は下がるが、家庭用で使う分には問題なし
・更に太ってくると、玉の先端がぱっかり割れて、外側を包む皮や葉が腐って取れてしまう。こうなると三つ編みが出来ないので、私としてはこうなる前に収穫したい。
収穫の際は、移植コテなどを根の付近に差し込んで土をほぐしてから、茎を引っ張っています。
ほぐさずに茎を無理矢理引っ張ると、根もしっかり張っているし土も硬いため、茎が千切れてしまったりするのです。
1個ずつ、この作業をするのは結構時間がかかります。
普通はどうやって収穫するものなのでしょう?
(2)畑の、マルチでないところに並べて数時間おき乾燥させ、家に持って帰る。
すぐに持ち帰ってもいいが、数時間でもおいておくと、しんなりして少し軽くなり、持ち運びやすくなります。
ビニールマルチの上に玉を置いておくと、高温になるため煮えて(傷んで)しまいます。煮えてしまった部分は外からみると緑色になります(経験あり)。
(3)2日以内に、根っこを切り落とし、またカッターで玉のすぐ上から茎に切り目を入れて、中心の軸を切りとる。
こうすることで、茎葉の乾燥が速やかに進みます。
(時間が経ってしまうと、根の部分は固くて切りにくくなります)
珠芽は軸少しをつけたまま乾燥させてとっておき、翌年播くことをおすすめします(畑の場所が余っていれば)。
ちゃんとニンニクがとれます(軸から外してしまうと、乾燥しすぎてちんちくりんになってしまいます)。
(4)干す。干し方は試行錯誤中。
今年は桐の簀の子を使って、横倒しに干しています。
育苗用パレットもよいそうなのですが、目の粗いものが見つからず、簀の子にしてみました。
■ニンニク2013 メモ
・植え付けたもの(全て自家採種)
珠芽 昨年とれた珠芽全て
小玉ニンニク 一番小さなニンニクの房、1房分
大玉ニンニク 一番大きなニンニクの房、2房分
・植え付け時期:10/17,18 大粒ニンニクの一部:11/7
・6列の穴あきマルチは、見た目より数が多いので注意。
・今年は珠芽がとりわけ自由奔放なのだが、何故だろうか。肥料過多?肥料が後効きした?
・地面から掘りとるのをスピードアップするにはどうしたらいいのだろうか。
■参考情報
(1)側球と珠芽の生産性に関する論文
7~8gの側球(いわゆるニンニクのひとカケ。鱗片)を植えたものと、約3gの珠芽を植えたものは、ほぼ同じサイズのニンニクが収穫出来るのだそうです。なんとお得な!
つまり、珠芽は(鱗片よりも)小さい粒でも、植えると結構大きく育つということ。
更に、早めに植えた方が大きなニンニクが収穫出来るそうです。
■My畑のニンニク関連記事
●2011年
ニンニクの珠芽について
うちの品種は花が咲くのではなく、こぶ状のむかご(珠芽)が出来るタイプだということが分かりました。
収穫とその後の処理
試行錯誤中。翌年、もっとよい乾燥方法(茎に切り目を入れる)を思いつきました。
三つ編みニンニク
初めて挑戦。可愛くできました。
●2012年
収穫・乾燥
茎に縦に切り目を入れて干したら、すごく乾きやすくてよかったです。
乾燥方法再考
干し方は、玉を上にして吊すと問題があるということが分かり、玉を下に干すようにやり直しました
珠芽を植えたものの収穫
珠芽からもちゃんとニンニクが出来るということが分かりました。
三つ編みニンニク作り
前年とは玉の配置をちょっと変えてみたりもしました。
かなり力はいるけれど、可愛いものが出来るので好きな作業です。
ニンニク保存
スライスを干してニンニクチップに。また微塵切りをオイル漬けにしました。
他にも保存方法のアイデアをまとめました。
●2013年
4月頃、葉っぱが青々
今年は小粒の鱗片や珠芽も沢山植えてみました。どうなることか、楽しみです。
収穫 (この記事)
思ったより沢山植えていたようで、収穫後の処理にも時間がかかっています。
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