(注※ロクなこと書いてません。タイトルに釣られていらした方申し訳ありません)
オリバー・カーンはことあるごとに、キャリアの中で最もつらかったのはあの99年のCL決勝、ロスタイムに2失点して逆転負けした「カンプ・ノウの悲劇」だと言います。
それから13年後、まさにそれを彷彿とさせる悪夢が起こりました。
どちらも、もう少しのところで勝利するはずだったのに土壇場で逃して負けてしまった、という点では似通ってますが、しかし、自分たちのホームで優勝というCL史上初の偉業を担っていたことで、今回の敗北の方が重いものがあるかも知れません。
・・・・・・。
悔しいとか悲しいとか腹立たしいとかいう前に、起こったことが信じられず、ただただ愕然茫然としてしまって、涙に暮れるシュヴァインシュタイガーを見ながらちょっとウルッときそうにはなったものの、本物の涙を流すことはありませんでした。
↓こんな感じ
無表情。ドログバの心遣いを知りながらも応える力がない。
いろんな言葉やフレーズが頭の中を駆け巡ります。
だけどどれもこれも、なんというか、上滑りしてしまって、自分の気持ちとは一致しないのです。
だから何も書けない。
もう少しして気持ちが落ち着いてからblogを書いた方が、とも思いますが、今日明日、いや何週間何ヶ月たっても、EUROがどんだけ素晴らしい結果に終ろうとも、仮にシュヴァインシュタイガーやリベリがバロンドールに輝こうとも、この先チェルシーに勝利することがあっても、結局、この試合のことを乗り越えることも、忘れることも、振り返ることも出来ないんだろうと思います。
カーンは、99年の敗北から立ち直るまで2年かかったと言います。01年、CLで優勝するまで。
だから君たちも無理して乗り越えようとしなくていい。つらい思い出が重くのしかかって時には泣いてしまっても、それでも、サッカーを続けて、勝利を信じて走ってくれれば、それだけでいい。
12年5月19日 UEFAチャンピオンズリーグ 決勝 バイエルン・ミュンヘン 1-1(PK3-4) チェルシー
kickerの採点も合わせてどぞ
交代:ファン・ブイテン(3)(86ミュラー)、オリッチ(97リベリー)
サブ:ブット、ラフィーニャ、プラニッチ、宇佐美、ペーターゼン
得点:ミュラー(83クロース)、ドログバ(88マタ)
PK:ラーム(1-0)、マタ(1-0ノイアーがセーブ)、ゴメス(2-0)、ダヴィド・ルイス(2-1)、ノイアー(3-1)、ランパード(3-2)、オリッチ(3-2チェフがセーブ)、A・コール(3-3)、シュヴァインシュタイガー(3-3チェフがセーブ)、ドログバ(4-3)
カード:■ シュヴァインシュタイガー、A・コール、ダヴィド・ルイス、ドログバ、トーレス
MoM:(kicker)ドログバ、(UEFA)ドログバ
何回泣いたら報われるのだろう。
これにて、バイエルン・ミュンヘンの11/12シーズンも(公式戦は)終了です。選手監督関係者クラブの皆様、サポーターの皆様、お疲れさまでした!