幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

<遅咲きデビュー(6完)>囲碁棋士・外柳是聞さん 背水の舞台で栄冠つかむ ”敵に勝つには己に勝つことが必要”

2023-01-10 03:30:30 | 生き方/考え方
https://news.yahoo.co.jp/articles/38ae51ea2a328294f492674bbedb83dbd6616c51 1/9(月) 6:15 河北新報
「新人王になって地元の盛岡の人々に良い報告ができたのがうれしい」と語る外柳さん

 若くして頭角を現す早熟型がいる一方で、着実に力を蓄え、遅れてデビューする晩成型もいる。長く厳しい冬を耐え、ついに咲いた大輪の花。干支(えと)にあやかりピョン、ピョーンと飛躍の年だ。(6回続き)

■結果に一喜一憂

 年齢制限ぎりぎりで挑んだ大舞台で、誰よりも迷いもがき苦しんだ男が栄冠をつかんだ。

 盛岡市出身の囲碁プロ棋士外柳是聞(せぶん)さん(28)=五段=。2021年10月、若手の登竜門とされる新人王戦を制した。「周りの棋士に感じた引け目が、優勝したことで少しだけ楽になった」と話す。

 ずっと出遅れの囲碁人生だった。プロ候補生の院生となったのは年齢制限上限の14歳。在籍期間満了の17歳までに合格できす、プロデビューを果たしたのは19歳の春だった。

 結果に一喜一憂する性格が災いした。負けると気持ちがふさがり、生活リズムが崩れ、勉強量が減るといった悪循環を繰り返した。

 デビューした14年は7割超だった勝率は、15年から5年間は5割台に低迷。勝ち負けを繰り返し、気付けば同世代に先を越され、早熟の年下にも追い越された。新人王戦優勝やタイトル戦リーグ進出といった目標が、遠い世界の話のように思えた。

■先勝で心乱れる

 20年、勝率が6割を突破した。なぜ勝てるようになったのかは分からない。人工知能(AI)ソフトを使って研究するためのパソコンを買い替え、勉強量が増えたからか。それとも、たまたま運を引き寄せたのだろうか。21年には6割4分5厘にアップした。

 それでも自信がつくことはなかった。

 「大きな舞台で打つのはこれが最後になるかもしれない」。21年の新人王戦もあまり期待しないまま始まった。年齢制限は予選があった20年の8月時点で25歳。自身にとって最後の決戦の舞台だった。

 準々決勝で年下の強豪を下して勢いに乗った。準決勝も快勝した時、初めて大舞台に臨んでいることに気付いた。

 決勝3番勝負の相手は「ハンマー」と評される力戦派の四段上野愛咲美さん(21)。下馬評は上野さんが優勢だったが、1局目は相手の誤算もあって外柳さんが勝った。

 先勝で欲が生まれ、心が乱れた。「優勝したい」「負けたらどうしよう」。2局目は敗退。その後別の棋士との対戦でもぼろ負けし、気分が沈みきった。

 ここで腹をくくった。いつ寝て、いつ起き、いつ髪を切ったのかを思い出せないくらい研究した。 

■敵は自分自身

 3局目。AIで研究した布石を捨て、思いつきで打ってみた。普段は悪い手を打つと後悔するが、何も考えずに次の一手に集中した。「冷静派」と言われる棋風を発揮し、相手の攻めをかわして堂々と押し切ってタイトルを得た。

 「挑戦する気持ちで、伸び伸びと打てたのが良かった。まずはほっとしたが、多くの皆さんにお祝いの言葉をもらい、勝ったんだという実感が湧いた」

 初タイトル獲得から1年余り。22年の勝率は6割6分7厘に達し、今月に昇段も果たしたが、今も勝敗にやる気や意欲が左右される。敵は年下棋士でも年齢でもない。自分自身だ。

 それでも遅咲きで勝ち取ったタイトルが自信につながっているのは確かだ。「強くないのは分かっている。うぬぼれるつもりはない。少しずつ成長していきたい」。熱い闘志を胸に秘め、トップクラスへの飛躍を静かに誓う。(報道部・山老美桜)

感想
勝ちたいと思うのは当然です。
でも勝負で、「勝とう」が頭を占めてしまうと返って勝てません。
今一番良い手は何か。今に集中することなのではないでしょうか。
勝とうと思うと身体が心が固まってしまい、十分な力を発揮できなくなるのです。

美空ひばりさんの歌「柔」に下記の歌詞があります。
勝と思うな 思えば負けよ

将棋や囲碁のプロになる人は、地域で”天才”と言われた人ばかりです。
ところがその天才が集まったプロ棋士養成では天才の中にも天才がいるのです。
でもその天才も実はものすごい努力というか、すごい時間をかけているのです。

努力に終わりはない/インタビュー 永瀬拓矢六段(第87期棋聖戦挑戦者) ”日々の努力が未来に花開く”

ダン・ジャンセン ウイキペディアより
高い実力を誇り、長年冬季オリンピックでは金メダル最有力と目されながら、かつてメダルになかなか届かなかった悲劇の選手の一例として、しばしば名を挙げられることがあった。しかし最後の最後で念願の五輪金メダルをようやく獲得、スピードスケートの英雄としても大きな話題を呼んだ。
引退後
現在、彼は米NBCのスピードスケート解説者を務め、また亡くなった姉を記念し設立した、白血病克服のためのダン・ジャンセン財団を運営している。一方で金メダルを獲得し、実業家としても成功したジャンセンは多忙から家族とすれ違いが多くなり、2006年にはロビンと離婚している。

心理コーチについて、今に集中することに取り組んだそうです。
ただ人生は金メダルを取ったからと言って約束されていないし、幸せは何かわからないですね。
「塞翁が馬」
結果を受けてどうするかが問われているのでしょう。

勝ちたいと思った瞬間、既に負けているワケ有名麻雀プロが考える「成果を生む発想」
https://toyokeizai.net/articles/-/131827 東洋経済 土田 浩翔 : 最高位戦日本プロ麻雀協会特別顧問 2016/08/22 8:00


大前提は「愛される人になる」こと
相手の気持ちに寄り添うためには、相手の立場に立って考える想像力が不可欠になります。今、相手は何を望んでいるのか。この立ち居振る舞いは相手を不快にさせないか。

ただ、そこで、自己利益が目的になってしまうと、自分のために相手にこうしてあげるという損得勘定が入り込んでしまいます。

損得勘定は、それが透けて見えたときに、相手を不快な気持ちにさせます。それでは勝ちに近づくどころか、遠ざかってしまいます。真の勝利とは、自分が勝っても負けても、相手に、また会いたい、また一緒に打ちたいと思ってもらうことです。

「アイツだけには負けたくない」はすでに負けている
対局中に「アイツだけには負けたくない」なんてそう思った瞬間、すでに負けている理由はここにあります。技術や強さを求めるのではなく、物に対して優しさと美しさを求めていく。そうすれば物からも愛され、結果としてうまくなり、強くもなれるのです。

私は、強くなるためにも、うまくなるためにも、必要な大前提とは、物からも人からも「愛される人になること」だと考えています。

目先の勝ち負けを追求するための小手先の技術論は結局のところ、そこまで重要ではありません。場当たり的なテクニックを駆使し、目先の勝ち負けのために牌たちを操る。技術論や比較論から脱却し、確率論や効率論といった数字の世界=損得勘定から離れないかぎり、牌たちから愛されることはありません。

相手のことを思う気持ちが、その勝負に集中できているのでしょう。
勝とうと思う気持ちが邪念になるのかもしれません。
勝とうと思う気持ちは試合中ではなく、努力の時のエネルギーにしたいものです。

これは勝負だけでなく、仕事でも日常でも同じことが言えるかもしれません。
上手くやらなければの気持ちが強くなると上手くできない。
失敗してはいけないとの気持ちが強くなると失敗しがちです。
寝ないといけないと思えば思うほど目が覚めてきます。
その気持ちから離れることなのでしょう。
どう離れるかは自分で工夫することなのでしょう。
参考になる本もたくさんあります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿