第一戒
第三節 神対モロク
通読中
◇◇
モロク、すなわち神なる王は、高位の座について人間の代理者として働く。
人間は彼とともにそこに昇る。
主(バアル)への礼拝において、天と地が連続する。
万物は一つの存在であり、神とはその存在の階段を昇った人間にほかならない。
故に、政治体制において権力の座につくということは、神の力を獲得し、それを占有することを意味する。
それは人間及びその民が勝利したことの証し。
したがって、モロク礼拝は政治的宗教であった。
モロクへのいけにえの目的は、権力から刑罰を免除してもらったり、彼らの保証や保護を受けることにあった。
バアル礼拝において、高等ないけにえは人間のいけにえであった。
自分の身体の一部を切断すること(とくに去勢)や子どもや子孫をいけにえに捧げることが行われた。
祭司は、去勢や普通の人間関係からの隔離、異常行為を通じて、人間性から離れ、神に近づくことができた。
子どものいけにえは、モロクにとって最高の犠牲であった。
モロク礼拝は、ソロモンがアモン人の妻のためにモロクの祭壇を建てたときに、イスラエルに入りこんだ。
第1列王記11:7~8
当時、ソロモンは、モアブの、忌むべきケモシュと、アモン人の、忌むべきモレクのために、エルサレムの東にある山の上に高き所を築いた。彼は外国人の自分のすべての妻のためにも、同じようなことをしたので、彼女たちは自分たちの神々に香をたき、いけにえをささげた。
このように、モロク崇拝は国家崇拝であり、国家は完全な犠牲を要求した。
第一戒は国家主義及び全体主義を禁止している。
サタンの究極の目標は、神によって禁止されている全体主義的世界政府を樹立することにある。
究極の主権を持ち全存在の中で最も偉大な力とは、全存在を存在せしめる力のこと。
神(ヤハウエ)のみが、自らの存在を他のいかなるものにも依存されないお方。
御自身の内に永遠の存在を持っておられるお方。
万物に遍在する絶対権力は、創造者の内に存在する。
神以外の権力は分割されており、それゆえ制限されている。
故に、絶対ではない。
第三節 神対モロク
通読中
◇◇
モロク、すなわち神なる王は、高位の座について人間の代理者として働く。
人間は彼とともにそこに昇る。
主(バアル)への礼拝において、天と地が連続する。
万物は一つの存在であり、神とはその存在の階段を昇った人間にほかならない。
故に、政治体制において権力の座につくということは、神の力を獲得し、それを占有することを意味する。
それは人間及びその民が勝利したことの証し。
したがって、モロク礼拝は政治的宗教であった。
モロクへのいけにえの目的は、権力から刑罰を免除してもらったり、彼らの保証や保護を受けることにあった。
バアル礼拝において、高等ないけにえは人間のいけにえであった。
自分の身体の一部を切断すること(とくに去勢)や子どもや子孫をいけにえに捧げることが行われた。
祭司は、去勢や普通の人間関係からの隔離、異常行為を通じて、人間性から離れ、神に近づくことができた。
子どものいけにえは、モロクにとって最高の犠牲であった。
モロク礼拝は、ソロモンがアモン人の妻のためにモロクの祭壇を建てたときに、イスラエルに入りこんだ。
第1列王記11:7~8
当時、ソロモンは、モアブの、忌むべきケモシュと、アモン人の、忌むべきモレクのために、エルサレムの東にある山の上に高き所を築いた。彼は外国人の自分のすべての妻のためにも、同じようなことをしたので、彼女たちは自分たちの神々に香をたき、いけにえをささげた。
このように、モロク崇拝は国家崇拝であり、国家は完全な犠牲を要求した。
第一戒は国家主義及び全体主義を禁止している。
サタンの究極の目標は、神によって禁止されている全体主義的世界政府を樹立することにある。
究極の主権を持ち全存在の中で最も偉大な力とは、全存在を存在せしめる力のこと。
神(ヤハウエ)のみが、自らの存在を他のいかなるものにも依存されないお方。
御自身の内に永遠の存在を持っておられるお方。
万物に遍在する絶対権力は、創造者の内に存在する。
神以外の権力は分割されており、それゆえ制限されている。
故に、絶対ではない。