第6戒
国家の起源:預言的オフィス
242~
Origins of the State: Its Prophetic Offices
The Sixth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony
◇◇
この出来事の意味は一般に無視されている。
その理由は法が無視されているから。
モーセは、王キリストの代表として、神の霊という恵みを仲介した。
これが特別な出来事ではなかったということは、サウルの油注ぎによって明らか。
彼サウルも預言した。
第1サムエル10:1~7
サムエルは油のつぼを取ってサウルの頭にそそぎ、彼に口づけして言った。「主が、ご自身のものである民の君主として、あなたに油をそそがれたではありませんか。
あなたが、きょう、私のもとを離れて行くとき、ベニヤミンの領内のツェルツァフにあるラケルの墓のそばで、ふたりの人に会いましょう。そのふたりはあなたに、『あなたが捜して歩いておられるあの雌ろばは見つかりました。ところで、あなたの父上は、雌ろばのことなどあきらめて、息子のために、どうしたらよかろうと言って、あなたがたのことを心配しておられます。』と言うでしょう。
その後、ペリシテ人の守備隊のいる神のギブアに着きます。あなたがその町にはいるとき、琴、タンバリン、笛、立琴を鳴らす者を先頭に、高き所から降りて来る預言者の一団に出会います。彼らは預言をしていますが、
このしるしがあなたに起こったら、手当たりしだいに何でもしなさい。神があなたとともにおられるからです。
預言という事実は、70人の長老やサウルにおける任務すなわち召しではなかった。
彼らは市民的支配者だった。
霊に満ちた預言の証人は、彼らに対して、これは神の授任であるということを証言した。
これらの2つの市民的ペンテコステは、イスラエルにおける2つの市民統治の形態、すなわち、共和国と君主国の出発点となった。
他の人々の授任は、油注ぎによった。
初代の教会は、戴冠の礼典によって、ペンテコステ教会の継続を確認した。
信仰は消滅したが、その礼典はいまだに残されている。
女王エリザベスⅡ世に要求された誓いがその典型例。
あなたは、最高権威に対して、神の法と福音の教授を堅持しますか。あなたは、最高権威に対して、イギリスにおいて、法によって確立されたプロテスタント改革派キリスト教を堅持しますか。あなたは、犯すことなく、英国教会の安定、教理、礼拝、修養、統治を、イギリスにおいて確立された法によっても堅持、保全しますか。あなたは、イギリスの司教や聖職者の上に、そして負債を委ねられた諸教会のために、法によって彼らと彼らの誰かに属している権利と名誉を保全しますか。
この誓いの後に、スコットランド教会総会議長が女王に聖書を手渡し、次のように述べた。
恵み深いわれらの女王よ。生涯に渡り、法として、またクリスチャン王女の統治として、神の法と福音を心に留めて下さるように、あなたに、この世で最も価値のある、この本を贈呈致します。
ここに知恵があります。これが王の法であり、神の生きた託宣であります。
任命後、ソロモンの油注ぎに言及し、次のことばをもって、ヨークの大司教が侍従から受け取った国家の剣が女王へと贈呈された。
この王の剣をお受取り下さい。これは神の燭台からもたらされました。そして、僭越ながら、神の奴隷である私たち司教たちの手によって、あなたのもとへとお持ち致しました。この剣により正義を行ない、不義の増殖を止めて下さい。聖なる神の教会をお守りください。やもめとみなしごを助けお守り下さい。廃れ行く物事を再建して下さい。再建された物事を保全して下さい。不適正なものを罰し、改革して下さい。良き秩序にあるものを強化して下さい。こうすることによって、あなたはすべての美徳において栄誉ある方となります。主であるイエスキリストに忠実の仕えるならば、来たるべき世において、彼とともに永遠に支配できるでしょう。R.アーメン。
参考:
・天に属する人らしい話をしよう
・人間教に合せる必要はまったくない
・聖書の中心的メッセージを回復しなければならない
・新約時代における聖俗の基準
・このまま非聖書的神学を受け入れるならば、滅亡は避けられない
国家の起源:預言的オフィス
242~
Origins of the State: Its Prophetic Offices
The Sixth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony
◇◇
この出来事の意味は一般に無視されている。
その理由は法が無視されているから。
モーセは、王キリストの代表として、神の霊という恵みを仲介した。
これが特別な出来事ではなかったということは、サウルの油注ぎによって明らか。
彼サウルも預言した。
第1サムエル10:1~7
サムエルは油のつぼを取ってサウルの頭にそそぎ、彼に口づけして言った。「主が、ご自身のものである民の君主として、あなたに油をそそがれたではありませんか。
あなたが、きょう、私のもとを離れて行くとき、ベニヤミンの領内のツェルツァフにあるラケルの墓のそばで、ふたりの人に会いましょう。そのふたりはあなたに、『あなたが捜して歩いておられるあの雌ろばは見つかりました。ところで、あなたの父上は、雌ろばのことなどあきらめて、息子のために、どうしたらよかろうと言って、あなたがたのことを心配しておられます。』と言うでしょう。
その後、ペリシテ人の守備隊のいる神のギブアに着きます。あなたがその町にはいるとき、琴、タンバリン、笛、立琴を鳴らす者を先頭に、高き所から降りて来る預言者の一団に出会います。彼らは預言をしていますが、
このしるしがあなたに起こったら、手当たりしだいに何でもしなさい。神があなたとともにおられるからです。
預言という事実は、70人の長老やサウルにおける任務すなわち召しではなかった。
彼らは市民的支配者だった。
霊に満ちた預言の証人は、彼らに対して、これは神の授任であるということを証言した。
これらの2つの市民的ペンテコステは、イスラエルにおける2つの市民統治の形態、すなわち、共和国と君主国の出発点となった。
他の人々の授任は、油注ぎによった。
初代の教会は、戴冠の礼典によって、ペンテコステ教会の継続を確認した。
信仰は消滅したが、その礼典はいまだに残されている。
女王エリザベスⅡ世に要求された誓いがその典型例。
あなたは、最高権威に対して、神の法と福音の教授を堅持しますか。あなたは、最高権威に対して、イギリスにおいて、法によって確立されたプロテスタント改革派キリスト教を堅持しますか。あなたは、犯すことなく、英国教会の安定、教理、礼拝、修養、統治を、イギリスにおいて確立された法によっても堅持、保全しますか。あなたは、イギリスの司教や聖職者の上に、そして負債を委ねられた諸教会のために、法によって彼らと彼らの誰かに属している権利と名誉を保全しますか。
この誓いの後に、スコットランド教会総会議長が女王に聖書を手渡し、次のように述べた。
恵み深いわれらの女王よ。生涯に渡り、法として、またクリスチャン王女の統治として、神の法と福音を心に留めて下さるように、あなたに、この世で最も価値のある、この本を贈呈致します。
ここに知恵があります。これが王の法であり、神の生きた託宣であります。
任命後、ソロモンの油注ぎに言及し、次のことばをもって、ヨークの大司教が侍従から受け取った国家の剣が女王へと贈呈された。
この王の剣をお受取り下さい。これは神の燭台からもたらされました。そして、僭越ながら、神の奴隷である私たち司教たちの手によって、あなたのもとへとお持ち致しました。この剣により正義を行ない、不義の増殖を止めて下さい。聖なる神の教会をお守りください。やもめとみなしごを助けお守り下さい。廃れ行く物事を再建して下さい。再建された物事を保全して下さい。不適正なものを罰し、改革して下さい。良き秩序にあるものを強化して下さい。こうすることによって、あなたはすべての美徳において栄誉ある方となります。主であるイエスキリストに忠実の仕えるならば、来たるべき世において、彼とともに永遠に支配できるでしょう。R.アーメン。
参考:
・天に属する人らしい話をしよう
・人間教に合せる必要はまったくない
・聖書の中心的メッセージを回復しなければならない
・新約時代における聖俗の基準
・このまま非聖書的神学を受け入れるならば、滅亡は避けられない