久しぶりのエントリー。
黙示録のみならず、旧約聖書もまた将来の地殻変動に備えるための指南書。
しっかりと読み込んで、今後の杖・教訓とする必要がある。
この世は相当きな臭くなってきている。
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第6戒
9.軍法と生産
p277~
Military Laws and Production
The Sixth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony
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聖書の軍法は、人間に対して特異的に関連しているという理由は、それが戦争法のみならず、重要な一般的な原則を含んでいる点にある。
軍法を調べてみると、次のようなことが分かる。
第1に、正義の防衛のために、悪の抑制のために、敵からの母国防衛のために、戦争する時、軍法は賠償か修復のための業務のために必要となる。
それ故、聖書において、軍法は主の戦いとして書かれている(民数記21:14)。
民数記21:14
それで、「主の戦いの書」にこう言われている。・・・
兵士が用意すべきことに、本来の職務に加えて宗教的献身が含まれていた(ヨシュア3:5)。
ヨシュア記3:5
ヨシュアは民に言った。「あなたがたの身をきよめなさい。あす、主が、あなたがたのうちで不思議を行なわれるから。」
第2に、その法は兵士の年齢を明示した。
すべての健康な20歳以上の人は、兵役の適格者だった(民数記1:2,3,18,20、45,26:2,3)。
民数記1:18
第二月の一日に全会衆を召集した。そこで氏族ごとに、父祖の家ごとに、二十歳以上の者の名をひとりひとり数えて、その家系を登記した。
この基準は長期にわたり流布され、アメリカ独立戦争の軍事作戦の基礎となった。
それは依然として選択的兵役だった(民数記31:3~6)。
例えば、ミディアンとの戦いにおいて、ルベン部族から適格者46500人、ユダ部族から適格者74600人、ベニヤミン部族から35400人(民数記1章)、また各部族からは1000人ほどが軍務についた。
各部族からは千人ずつ徴兵された(民数記31:4)。
徴兵のための適格性は、原則として、極度の危機的情報において軍務に適することが要求された。
民に対する戦争は神聖であり、神の回復の業に奉仕するため、信仰と従順によって働くのなら、神はご自身の部下を守った。
出エジプト記30:11—16によると、軍事行動において、各人は、自分のために贖い金(つまり、援護金)を差し出さなければならない。
同上
主はモーセに告げて仰せられた。
「あなたがイスラエル人の登録のため、人口調査をするとき、その登録にあたり、各人は自分自身の贖い金を主に納めなければならない。これは、彼らの登録によって、彼らにわざわいが起こらないためである。
登録される者はみな、聖所のシェケルで半シェケルを払わなければならない。一シェケルは二十ゲラであって、おのおの半シェケルを主への奉納物とする。
二十歳、またそれ以上の者で登録される者はみな、主にこの奉納物を納めなければならない。
あなたがた自身を贖うために、主に奉納物を納めるとき、富んだ者も半シェケルより多く払ってはならず、貧しい者もそれより少なく払ってはならない。
イスラエル人から、贖いの銀を受け取ったなら、それは会見の天幕の用に当てる。これは、あなたがた自身の贖いのために、主の前で、イスラエル人のための記念となる。」
Ewingが指摘しているように、その目的は、戦争に参加する者たちの命のための贖い金を作るためだった。
出エジプト記30:12にある「災い」とは、ヘブル語でnegeoh、すなわち、語幹が強硬、血塊、敗北、殺害、殺傷、悪化という意。