三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

トリオ AT-120 のコネクタを取り替え

2021-02-26 06:43:59 | 日記
アマチュア無線界で昔から使われている部品にM型コネクタなるものが
あります。
このコネクタはインピーダンスの規定がなく,ただ接続するだけのもの
ですが,大きさ・価格とも手ごろなので高周波回路(アンテナ接続用)
に広く・長く使われてきました。(最近はインピーダンスの規定された
ものも作られているようです。)
ところが,恥ずかしながら最近になってこのM型コネクタには2種類の
規格があるということを知りました。正確にはM型とUHF型ということ
になります。ねじの規格が違うのです。前者(M型)はメートルねじ,
後者(UHF型)はインチねじということです。ねじピッチが微妙に違い
ます。道理でプラグとジャックを勘合しようとしたときガタつきがあっ
たり,なかったり,奥まできちんと勘合できなかったり・・・。
(M型は日本独自の規格らしい。)
2種類の規格が混在していること,インピーダンスが規定されていない
こと(いずれも外観からは判別が困難),さらに機器の背面にあるとき
着脱が面倒だという理由から,わたしのシャック内では思い切ってM型
コネクタをやめてBNCコネクタに統一することにしました。どうしても
BNCにできないところはM/BNCまたはUHF/BNC変換コネクタを使って
BNCに統一します。

手始めに,前回ご紹介したTS-520Vのアンテナコネクタを取り替えまし
た。意外に簡単で見た目も悪くありません。
その勢いに乗って今回はトリオの AT-120 というアンテナカプラのコネ
クタを取り替えました。アンテナカプラは最近ではアンテナチューナと
呼ばれることが多いようです。

なかなかコンパクトにまとめられています。(背後に映っているのは
TS-520V です。)
わたしは自作のものを持っているのですが,専門メーカの作ったものが
どんな具合か知りたかったというのが購入した動機です。中古品を値切
って手に入れました。
背面です。

M型コネクタが2個ついています。一つは無線機と,もう一つはアンテ
ナと接続します。これを両方ともBNCに取り替えます。
上蓋を開けました。

回路部品が所狭しと詰め込まれています。コネクタを交換するにはこの
背面の部分をはずしてBNCコネクタが取りつくように加工しなければな
りません。
ヤスリを使って削ることおよそ2時間。うまく加工できてBNCコネクタ
を取り付け,配線を元にもどしました。上蓋もつけて完了!

どうですか?最初からこの外観だったような気がしませんか?
以上

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