三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

久しぶりの「福智山ー尺岳往復縦走」

2020-08-31 04:49:08 | 日記
最近体のだぶつきが気になってきました。コロナ太りだと思います。
何しろ,山岳関係団体の要請に応えて登山を自粛してきたのです。
また,通勤では電車をやめて自家用車に替えたので駅までの徒歩も
なくなりました。さらに,家にいることが多くなり暴飲暴食の毎日
(?)です。これでは太らないわけがありません。
そこで,本格的に登山再開。

昨日はいつもの(だった)福智山に登りました。上野(あがの)登
山口に着いたのは7時半,直ちに出発。
今回は久しぶりに八丁コースを辿りました。八丁というのが具体的
にどこを指すのか今もってわかっていませんが,人との会話でも八
丁と言えば理解してもらえますし,わたしもわかります。
いきなり急な登りです。喘ぎあえぎ登りきると平坦な稜線に出ます。
気持ちがいいですね。この感じ。

ほどなく再び急登に。何しろこのコースは数ある福智山登山道で一
番の急坂なのです。
途中松の幹の肌が妙に美しく思われ,1枚パチリ。

しかし,いまこの写真を見てもそれほど美しくは感じられません。
やはり,その場所,その光,その空気,さらにその時の疲労感など
が感じ方に影響しているのだと思います。
それから一息でピークに達しました。南の方角に目をやると,はる
か向こうに雲仙と思しき高山が認められます。

ぼろカメラで撮ったので解像度がよくありません。矢印の下あたり
に薄っすらと映っていますが,認められましょうか?
福智の頂上が見えてきました。「山」の岩はこの位置,この角度で
は不明瞭です。

頂上で知人に会いました。久しぶりです。わたしが自粛要請に従っ
て数か月登山を自粛していたと話すと,その人は全く知らなかった
とのこと。この人に限らず,登山の自粛要請については誰も知らな
いようです。皆さんコロナとは無関係に登山を続けていたのですね。

実は登りながら,北の方(尺岳)か南の方(牛斬)まで行こうと思
っていたのですが,すでに福智だけで疲れ果ててしまいました。そ
れで縦走はやめようと一度は決心したのですが,30分ほど休憩して
いざ下山のときになると気分は一気に縦走モード。尺岳を目指して
歩き出しました。
九合目の山小屋(荒宿荘)の近くで水を補給。こんなところに年中
涸れない水場があるのは有難い。
余談ですが,荒宿荘というのはいかにも荒くれ山男の泊まる小屋の
ように響きますが,違います。小屋を建てた山岳団体の構成員に荒
木さんと宿利さんという人がいて,その両名にちなんだとのことで
す。
さて,ここからは尾根筋のなだらかな気持ちのよい歩き。真夏の昼
近くですが,途中に掛けられていた温度計によると気温は27℃ほど。
涼しいとまでは言えませんが,暑くてやりきれないほどではありま
せん。
12時少し前に尺岳平に到着。シンボル的存在の大屋根が見えます。

尺岳の頂上はもう少し先。
先客2人が狭い場所の日陰に座って休憩していました。わたしはこ
こでメロンパンの昼食。

10分後には復路の縦走開始。「行きはよいよい帰りは恐い」ではあ
りませんが,ここにきて疲れが顕著になりました。
ひたすら歩いて荒宿荘まで戻り,そこから上野登山口へと下ります。
途中上野越という場所があり,そこの道標に上野峡まで2.4 km,福智
山まで0.6 kmとあります。

これは変でしょう。この場所は上野と福智山頂のほぼ中間点。距離
が4対1ということはあり得ません。もっとも上野峡というのが具
体的にどこかは不明です。しかし,それにしてもその場所から頂上
までが600 m?
まあいいや。ふらふらしながら急坂をゆっくり降りて,3時頃無事
登山口に戻りました。
これまでサボっていたため非常に疲れました。登山でこんなに疲れ
たのは初めてのような気さえします。
頑張ろう!
以上

酔芙蓉開花

2020-08-27 20:05:54 | 日記
今朝夜明けとともに庭に目をやると酔芙蓉が咲いているのに気づき
ました。糟糠によると数日前から咲き始めたとのこと。さっそく写
真に収めました。

純白が奇麗です。

酔芙蓉が咲くと高橋治の「風の盆恋歌」を思い出します。すると,
今度はおわらに思いを馳せます。おわらを一目見ようと計画したこ
とがありますがまだ果たせずにいます。

午後3時頃の様子です。

かなり赤く染まっています。もうかなり酔っているようです。

夕暮れまでの時間,一杯飲みながらそのタイミングを見計らってい
たところ,気づいたらもう外は真っ暗。慌てて庭に出てフラッシュ
を焚いて撮影。

完全に酔っていますね。酔いつぶれて花弁がしぼんでいます。
わたしも酔いつぶれるところでした。
以上

元気に育て! パイナップル

2020-08-26 06:10:59 | 日記
パイナップルを買ってきて,その葉の部分を鉢に植えました。下の
写真をご覧ください。

うまく行けば根付いてくれるはず。

学生のとき,友人の姉夫婦のお宅に遊びに行ったら鉢にパイナップ
ルを植えていました。聞くと,食べた残りの葉っぱを植えたら根付
いたとのことでした。へえー,そんなことができるんだ。

そんなことを思い出していたら急に「パイナップル・プリンセス」
という歌を思い出しました。中学生の頃,たしか中尾ミエか伊東ゆ
かりが歌っていたと・・・インターネットで検索したら田代みどり
という歌手しか出てきません。田代みどり?聞いたことがあるよう
なないような。

しっかり根付いてほしい。できれば成長してほしい。実がなれば申
し分なし。
以上

早朝登山

2020-08-24 05:25:02 | 日記
最近体がだぶついてきたようで気になります。コロナ太りとでも言い
ましょうか?
新型コロナ対策のため,登山はほとんど行なっていません。(前回記
事の「福智山」は本当に久しぶりでした。)また,時々の出勤も電車
をやめて自動車にしています。そのため,往復約1時間40分ほどの徒歩
もなりました。

適度な運動が必要です。しかし,日中は暑い。ついに40℃を超えると
ころも現れましたね。
そこで思いついたのが早朝登山。
昨日朝6時過ぎに家を出発。30分足らずで「御所ヶ岳」登山口に到着
しました。

ここは御所ヶ谷のほうが有名で,古代の遺跡「神籠石(こうごいし)」
で有名です。神籠石は長い間「謎の列石」として古代史ファンを惹き
つけてきましたが,最近(と言っても随分昔のことになりますが)山
城の遺構だということで決着しました。
しかし,それでも不思議です。神籠石はここに限らず北部九州を中心
に数か所ありますが,そのことが国の記録に残されていないのです。
おっと,これ以上深入りすると,話が変わってしまいます。

この山には八十八ヶ所が設置されており,今でも断片的に残っていま
す。登山口付近には第60番札所があります。
ところが,その本尊が見当たりません。

大きな岩の前に大日如来像があったはずです。
下の写真は昨年の秋に撮ったもの。

光と影のコントラストが強すぎて見づらいでしょうが仏像があったこ
とはお分かりいただけるでしょう。
世代が代わり,札所の管理ができなくなって引き上げる人が少なくな
いと聞いています。ここも最近引き上げたのでしょうか?(まさか盗
難ではあるまい。)
そのようなことを考えながら登山道となっている参道を登って行くと
岩陰に何やらの石仏が安置されています。見ると,ここも本来なら札
所の本尊があったとおぼしき痕跡が認められます。

写真に映っている座像は弘法大師と思われ,これは札所の本尊ではあ
りません。やはり,ここも引き上げたのでしょうか?

急坂を蜘蛛の巣に悩まされながら一気に登って御所ヶ岳標高246.9 m
の頂上です。(33°40’24”N, 130°56’09”)
遥か遠くに英彦山(ひこさん)が見えます。わたしの故郷の霊峰です。

一休みして周囲を眺めていると百合が目にとまりました。うばゆりで
しょうか?

一株だけです。しかし,この花の白さが清々しいですね。

10分ほど休憩の後一気に下山。と言いたいところですが,下りは足を
傷めやすいので一歩一歩慎重に進みます。
歩道の側にこしあぶらの葉が目につきました。

来春が待ち遠しいですね。
9時前には家に帰着していました。
以上

久しぶりの福智山(901 m)

2020-08-15 14:26:57 | 日記
例によって前回記事の訂正です。
1枚目の写真の下の文章で,第7行目第2番目の文字「管」が不要
でした。
誤 (第6行目の終わりから)・・・電力増/幅管して・・・
正 (第6行目の終わりから)・・・電力増/幅して・・・
いつものおっちょこちょいです。ご容赦のほどを。

さて。
きょうは福智山に登りました。随分久しぶりです。新型コロナの影
響で登山を3箇月ほど自粛していたためです。
驚いたことに登山口の駐車場は,いつもわたしが停める場所は余地
がなく,遠く離れたところに停めざるを得ませんでした。これほど
登山者が多いとは予想外でした。
9時登山開始。いつものペースで進み,いつもの頂上の岩が出迎え
てくれました。

この岩,いつもなら「山」と見えるのですが,きょうはなぜか振幅
変調のスペクトルに見えました。変調がうまくかからずに悩んでい
るせいでしょうか?
頂上は太陽を遮るような場所はありません。直射日光を浴びながら
しばし休憩。しかし,それほど暑くありません。適度な風が吹いて
おりむしろ涼しい感じでした。
はるか南に英彦山(1,200 m)が見えます。その山を含めた手前一
帯がわたしの故郷です。

その英彦山の左側のはるか向こうに九重連山が望まれました。噴煙
も確認。きょうは透明度がいいようです。しかし,雲仙は見えませ
ん。
15分ほど休憩して下山開始。登りとは別のコースを辿りました。
灌木の中の涼しい下り。ソウシチョウの群れが鳴きながら通り過ぎ
ます。
1時間ほどで林道です。ここには「またたび」があったはず。・・
・と探していると,・・・ありました。

残念ながら採るにはちょっと高い。今回は眺めるだけにしておきま
しょう。
全身汗にまみれて駐車場に戻りました。
以上