三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

古いアンソニアの置時計

2023-04-30 18:44:09 | 日記
先日中古品の競売で時計を3台落札しました。そのうちの一つです。

古びた木枠に納まっています。12時のところの不思議な機構が気になって入札したものです。
背面です。

何やらスピーカでも内蔵されていそうな外観です。
その丸い蓋を開けると,

ムーブメントが見えます。振子式ですね。時報を打つハンマーが見えますが,肝心の音を出す部品が見当たりません。振り子をつるしているペラその他はひん曲がっています。これでは時計としての機能は果たせません。
文字盤の部分です。

琺瑯のようですが,一部にひびが入っています。まあ,仕方ないっしょ。
トレードマークを見るとアンソニアのようです。箱の内部には

和紙の貼り紙があって,その中に「大?年・・・」という日付が見られました。
動くように手入れして(結構大変だった),外箱を塗装しました。

何とか様になったようです。
最終的に,この時計は何らかの理由で外箱が作り変えられたものと思われます。その時期は大正時代。すると,この時計の誕生はそれ以前ということになります。もしかしたら,明治時代かも?
明治・大正・昭和・平成に続いて令和の時代も時を刻んでほしい。
以上

時計の木枠を塗装

2023-04-27 04:16:12 | 日記
わが家の玄関の入り口には振り子式丸型時計が掛かっています。直径およそ50cmもある大型です。かなり古いもので,戦前のものではないかと思います。文字盤に赤字で何やら記入されており,それが右横書きなのです。

残念ながら木枠の表面処理が風化し,木材の素肌が現れています。これはこれで味があると思っていたのですが,心機一転塗装することにしました。

DIY店でオイルステインだかウッドステインだかを物色し,マホガニーという色を選んだのですが,それには仕上げにニスを塗布するようにと注意書きされていました。そのニスについて店員に尋ねると,インターネットと電話で懇切丁寧に調べてくれましたが,どうも要領を得ません。適当なものがないのです。
そこで自分なりにさらに物色していると色つきのニスが見つかりました。色はマホガニーです。これに決めました。

まずは木部を紙やすりで丁寧に研磨し,その上で件のニスを塗布。2度塗りです。

油性なので乾きは早く,その日のうちに壁に掛け戻すことができました。
面目一新です。
昭和・平成に続いて令和の時も刻んでほしい。
以上

低い山ある記第30回 基山

2023-04-20 06:06:00 | 日記
久しぶりの「低い山ある記」です。前回は去年の11月でしたから,5箇月ぶりということになります。
今回は基山(きざん)です。まず,その諸元を明らかにしておきましょう。

(1)山名 基山(きざん)
(2)標高 403.9m
(3)所在地 佐賀県三養基郡基山町大字小倉(付近)
(4)位置 北緯33°26' 33.7" 東経130°30' 36.6"
(5)登山日 2023(令和5)年4月19日(水)

基山はもうずいぶん前から気になっていた山です。登山に限らず,長い間気になっていながらなかなか実行に移せないものはほかにもたくさんあります。その中の1件が片付いたとも言えます。

基山は土地の人は「きざん」と呼ぶらしい。その所在地の町名は「きやま」です。しかし,多くの人は「きやま」と呼び,「きざん」と言うと通じないことがあります。

駐車場から見た基山です。

左側の山です。厳密に言うと最高峰のある峰は左側ということになりましょうか?
基山は基肄(きい)城と呼ばれる古代山城のあったところです。神籠石という(謎の)列石の残っている史跡です。
下の写真はその水門部分。

同じような列石・水門は当地行橋市の御所ヶ谷と呼ばれるところにも残っています。

さて,しばらく林道のような道を行くと左側に登山口の看板があり,そこから急登になります。途中礎石のような場所を通過してほどなく頂上です。

頂上は広い草原のような感じです。小さな起伏があり,往時の山城が偲ばれます。

翁草(おきなぐさ)です。

まだ咲いていました。しかし,盛りを過ぎてすでに白髪がたくさん見られました。
下山は勾配の緩やかなコースを選びました。
以上

おまけ
今朝足が痒いので見てみると・・・

ダニがくっついていました。先週も近くの山に登ったときダニにやられたのでどうもわたしはダニに好かれるようです。
それにしても,近年ダニが増えているようです。ご注意を。
以上おまけ

愛用のシャープを修理

2023-04-19 04:33:57 | 日記
長年愛用してきたCROSSのシャープペンシルの先端がなくなりました。と言っても何のことかわからないでしょう。写真をご覧ください。

赤丸で囲んだ部分です。機能に支障はないのですが,どうにも恰好が悪い。また,ごみなどの侵入が気になります。文房具店で修理について相談したのですが,現在CROSSは修理の受付を停止しているということでした。
手持ちの同型のボールペンの部分で代用することも考えました。寸法はぴったり,使用上も問題ありません。ですが,表面処理(金メッキ)の仕様が違い,木に竹を継いだような外観がどうにも気に入りません。

そこで,何か別のものを取り付けることにしました。
いろいろ考えた末,発光ダイオードにしました。寸法(直径4.5mm)的にちょうど合うものを探した結果たどり着いたものです。
少しばかりやすりで形を整えてエポキシ樹脂で接着しました。

いかがですか?かっこいいとは言えませんが,何もなくて穴が開いているよりはいいでしょう。
当分の間これで我慢がまん。
以上

春の平尾台 ―山芍薬を探し求めて―

2023-04-13 17:02:16 | 日記
きょうは4月13日。春という季節を3月1日から5月31日までとすれば,きょうあたりは正に春のど真ん中。その春爛漫のきょう近場の平尾台(ひらおだい)に出かけました。

平尾台は当地では有名なカルスト台地です。鍾乳洞もいくつかあります。
その平尾台に山芍薬(やましゃくやく)が自生しているということを知ったのはもう10年以上も前のことになりましょうか?その花を一度見てみたいと思いつつ果たせないまま時間だけが過ぎて行きました。

それを思い切ってきょう実施に移しました。
平尾「台」とは言っても,その散策は半ば登山です。
中腹で一休み。遥か南方に故郷の霊峰英彦山が望まれます。

きのうからの黄砂の影響でかなり霞んでいます。

しかし,山芍薬の探索には苦労しました。小さなドリーネの底にあるという情報をもとに探したのですが,見当たりません。念のためその近くの大きなドリーネも探したのですが見つかりませんでした。
その後手当たり次第にドリーネを調べたのですが駄目でした。

あきらめて帰ろうとしたとき,たまたま出会った植物に詳しい老女に尋ねたところ,大きなドリーネの底にあるとのこと。そこでもう一度探しに行きました。

しかし,やはり見つかりません。諦めようとした瞬間1輪の山芍薬の花が見つかりました。残念ながらかなりしぼんでいます。
ならば,ほかにあるはず。と力を入れて調べると・・・ありました。

やはり花の勢いは衰えていますが,まだまだです。

しかし,鑑賞にたえるのはきょうが最後でしょう。
来年に期待しましょう。
以上