三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

懐かしいミヤタのハーモニカ

2024-02-25 19:53:22 | 日記
きょうは3連休の最終日。近郊で開催されているフリーマーケットを覗いてみました。
すると,とあるコーナーに薄汚いハーモニカが3個。手に取ってみると,その中の一つにはミヤタと彫り込まれています。何だか遠い昔の記憶がよみがえったような気がしました。

残りの2個はヤマハです。くだんのミヤタの値段を聞くと200円だと。100円にならないかというと,一瞬承諾したような顔つきをして,3個200円でどうかと。わたしはハーモニカを3個も,しかも汚いハーモニカを3個は不要なので渋っていると店主は積極的に攻勢に出てきました。まあ,気に入らなければ別に回せばいいので結局3個200円で買ってしまいました。

その3個の外観です。

一番上がミヤタで,残りはヤマハです。

まず,ミヤタを手入れしましょう。最初の状態です。

外装の金属は錆びているというほどではありませんが,完全に艶が失われています。くすんでいると言ってもいいでしょう。穴の中は埃がびっしりです。ハーモニカは笛やラッパなどと同様に息を使って奏でる楽器ですが,他と違っているのは吸うこともあるということです。笛やラッパは息を吐くだけです。この「吸う」というのが気になります。もしハーモニカの内部にごみなどがあればそれが肺の中に侵入するということです。これは考えただけでゾッとします。綺麗に掃除しなければなりません。

まず,両側の金具を取り外します。

内部も,もちろん汚れています。
ブラシで掃いて,エアを吹き付け,石鹸で洗いました。さらに超音波でも洗浄しました。

超音波洗浄機は眼鏡を洗うためのものです。実は眼鏡を洗うより,時計やカメラを洗うために買ったような次第です。さすがに汚れがよく落ちますね。

さて,ヘアドライヤーで乾燥させた後組み立てます。

その前に金具がひずんでいたのでハンマーで矯正しました。
試しに(へたくそですが)いくつかの曲を吹いてみました。いい音色です。言い方が変かもしれませんが,ハーモニカらしい音です。つまり,ハーモニカならではの音色という意味です。

ところで,このハーモニカのメーカ,ミヤタではないのですね。昭和楽器製造株式会社と彫り込まれています。インターネットで調べたところ,まだ健在でした。静岡県にあり,従業員(職人?)4名で力強く製造販売を続けているようです。何だか応援したい気になりました。「昭和楽器さん,頑張れ!」
なお,ミヤタというのは有名なハーモニカ奏者(だったらしい)宮田さんのことでした。
以上

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2 コメント

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Unknown (Shibashin)
2024-02-27 12:01:03
懐かしい昭和の音色が聞こえてきました。子供のころ、高価な楽器は買ってもらえず、ハモニカが唯一の親しんだ楽器でした。小学校唱歌などをトンボハモニカで吹いたのを思い出しました。ミヤタこれまたおなじ懐かしい名前ですね。
返信 (ブログ主)
2024-02-27 12:34:56
コメント,有難うございます。
トンボハーモニカというのもありましたね。
わたしはトンボ鉛筆と同じ会社かと思ったら,綴りが違うのですね。鉛筆は TOMBOW
ですが,ハーモニカは TOMBO でした。

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