三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

1年の垢を落としました

2015-12-31 16:27:31 | 日記
きょうは大晦日。2015(平成27)年最後の日です。
1年の垢を落とす目的で熊本県小国町の温泉に行きました。ホタルの里温泉という地元民の共同浴場のような風呂です。そのため料金は大人300円と格安。しかし,立派な温泉です。
国道から分岐してまもなく・・・見えてきました。下の写真の中央にある建物です。

隣接して公民館があり,これも一般に開放しているようです。休憩のほか宿泊もでき,利用料は1泊たしか2,600円ほどだったと思います。詳しくは調べていませんが,食事などは自分で用意しなければならないようです。

さて,問題の温泉。扉を開けると番人の姿が見当たりません。正面に料金箱があります。
これに料金を投入して入浴します。
浴槽は1つしかありません。サウナや按摩機などもありません。石鹸やシャンプーもありません。しかし,お湯は綺麗でたっぷりあります。温度はやや高めです。
この秋傷めた右膝をさすりながら,伸ばしたり縮めたりしてゆっくり温まりました。膝の痛みが早く取れそうな気がしました。
なお,最初の写真の背後に写っているアーチの石橋は旧国鉄宮原線(注)の遺構です。1975年頃一度だけ乗ったことがあります。1輌だけのディーゼルカーでした。上り坂になると,運転士がバケツから砂を取り出して線路に撒いていたことを覚えています。その後まもなく廃線になったようです。
(注)「みやのはる線」のはずなのですが,地元のある人は「みやばる線」と言って譲りませんでした。久大本線の恵良駅と肥後小国駅の間を結ぶローカル線。しかし,久大本線の始発/終着駅は豊後森だったので,実際的には豊後森~肥後小国間の鉄道でした。途中には阿蘇釣,北里などの駅がありました。北里は北里柴三郎の出身地です。
以上

餅を搗きました

2015-12-23 17:51:32 | 日記
わが家では毎年年末年始に餅を搗いています。もちろん,昔ながらの臼と杵で搗きます。
わたしが杵を振るっているところを撮ってもらいました。

ちょっとだけ残念ですが,臼は木ではなく石です。
場所は我が家の狭い倉庫内です。自転車や刈払機などがあって狭いことこの上なしの状況です。
搗いた餅は,もち米5kgでした。ほとんどが子供の家族で消費されることになりました。
以上

古い電卓

2015-12-22 19:35:55 | 日記
インターネットオークションを眺めていると古い電卓が目にとまった。カシオのモデル121-Lという機種。動作しないということで価格は1,000円未満であった。思わず入札してしまい,その価格で落札できた。幸いほかには誰も入札しなかったということである。
2日後に現品が届いた。電源を投入したがまったく反応がない。やっぱり,故障品だったのだ。
分解して内部の集積回路に印加すべき電圧を測定したら,きちんとかかっていた。ただし,その値が正しいのかどうかはわからない。そうしながらいろいろ当たっていると突然数字表示管が点灯した。続いてキーを押すと正しく計算しているではないか?どうもコネクタ部分の接触不良が原因だったようだ。
元通り組み戻した。下の写真をご覧いただきたい。

以前紹介したカシオのモデル√121とよく似ていることがお分かり頂けるであろう。――そのとおり,モデル√121の開平機能をなくした機種であるという。
発売は1970年代の初め頃で,価格はン万円したそうである。
写真をもう一度よくご覧いただきたい。7セグメントではなく,8セグメントなのがお分かりだろうか?それは4の数字ではっきりする。通常の7セグメントの4では‐部分が省略されているが,この表示管はそれを残しているのである。
ところで,この当時の電卓は+,-,=キーが独立しておらず,「=+」,「=-」のように複合キーである。これまで,このことをあまり意識しなかったが,ちょっと気になってきて調べてみた。
その結果,「=+」,「=-」キーに関する限りいわゆる逆ポーランドになっていることが判明した。つまり,「=+」キーは「現在表示されている数値に加える演算を施す」ことを意味するのである。
たとえば,2+3を計算するには
「AC」2「=+」3「=+」と押すのである。これを細かく見ると,「0に2を足し,(さらに)3を足す」ということになる。(「AC」操作で表示が0になることにご注意。)
もっとも,足し算では対して違和感を感じないであろう。上記の例では「2+3=」と操作したと考えることもできるからである。これが,引き算では大きく異なる。
たとえば,3-2の計算では,
「AC」3「=+」2「=-」と押さなければならない。つまり「0+3-2」と計算するのである。え!何で?と思われる方も多いであろう。これが逆ポーランドなのである。
実はこの逆ポーランド,日本語によくなじむのである。
たとえば「1+2-3=」の計算は,欧米式では「1足す2引く3は?」となるが,本来の日本語では「1に2を足し3を引くと?」となるではないか?つまり「1に2+3-」という順序になるのである。ここで,「に」に相当する操作が上記の例では「=+」であり,一般の逆ポーランド電卓では「ENTER」なのである。
今回手に入れた電卓が逆ポーランド法の好きなわたしにはいいが,×,÷がそうではなことがややこしいし,不満ではある。
また電卓が増えた。

マジックアイ

2015-12-10 19:54:05 | 日記
ある年,九重登山の帰りに大分県の某リサイクルショップに立ち寄ったところ,すみに真空管が転がっていた。取り上げてみると,マジックアイであった。口金が外れ,電極の接続も切れているようだ。
店主が「接着すれば使えるよ。持って行っていいよ。」という。せっかくだからいただいた。
それから数年。埃にまみれていた。
手に入れた経緯を思い出しながら修復を試みた。
では,特性はどうだろうか?さっそく電圧を加えてみた。下の写真をご覧ください。

後ろの箱は真空管用の電源装置。A(ヒータ電源),B(陽極電源),C(バイアス電源)すべて揃っている。ヒータは6.3V,B電圧は250V,そしてグリッド電圧で蛍光範囲が変化する。
グリッド(バイアス)電圧が約0Vのときの蛍光は下の写真のとおり。

扇形の影ができている。グリッド電圧を徐々に下げると扇形の影が減少し,-8Vでほぼ完全に消失する。下の写真。

申し遅れました。
このマジックアイ,型名は6E5で,かつては五球スーパーの同調表示器として使われていた。つまり,扇形の影の部分がなくなるときが丁度同調していることになる。
ただ,この真空管,蛍光物質を使っているため寿命が短かったらしい。よって,古いもので今でもきちんと動作するものは少ないと言える。
いい物をいただいた。

ヒメネズミ(?)

2015-12-09 20:47:51 | 日記
山で知人が落ち葉を探っていたらネズミが出てきた。ごく小さなネズミで,しっぽを除く体長は5cmほど。多分,ヒメネズミだろう。写真をご覧いただきたい。

ネズミが冬眠するとは思えない。越冬行為だろう。それにしても,1匹だけとは何ともさびしいではないか?
落ち葉の中はそれなりに温かいのだろう。裸にされたヒメネズミは震えているように見える。カメラのフラッシュを浴びても逃げない。逃げる力がないようだ。
写真を撮ってまた落ち葉の中に戻した。