コサメビタキ (小鮫鶲) は、日本には4月頃に渡来して来る夏鳥で、私めの住む中国地方では やや珍しい部類の小鳥です。
体はスズメより一回り小さく、体の下面全体が白く斑が無いのと、下嘴の根元側半分が燈色なのがコサメビタキの大きな特徴です。 (↓)
体の上面は灰褐色です。 背中は灰(褐)色一色で 腹は白一色という体全体の配色を 海の鮫に例えられたのが名前の由来で、サメビタキより一回り小さいので 頭に「コ」(小)が付きました。
目の周囲の白色(アイリング)が目立ちますね。(↓)
ヒタキ族は、空中を飛ぶチョウ、ガ、ウンカ、アブなどの昆虫をフライングキャッチで捕獲します。 その為、フライングキャッチをするツバメ(→ こちら)と同様に、扁平で基部の広い三角形の嘴(と、その周りの髭)が特徴です。
ヒタキ族は、ヒッヒッとかカチカチという地鳴きをするので、火打石をたたく音に似ているところから「火焼(ひた)き」または「火焚(ひた)き」と呼ばれたのが名前の由来です。
(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい)
<追記> コサメビタキ(2)は(→ こちら)です。