キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ネブラスカって何処だ

2017年09月15日 | Weblog
朝、6時に目が覚めて少し原稿を書いてから風呂に入り朝飯を作ろうとしたら娘が起きてきて、オレは客人だぞと偉そうに朝飯を作れと言う。
相変わらず口が悪く、まったくなってない。
しょうがねえなあと言いながらも、茄子のオリーブ焼き、柳葉魚、焼売、胡瓜の糠漬けを用意したら、味噌汁が食いたいと自分で揚げと茗荷の味噌汁を作った。
多分家内より料理のセンスがあると思われ、だいたい私の好みの物を作る。
下の息子も起きてきて3人で朝飯を食べる。

自転車でJA湘南に買い物に行き、無花果、胡瓜、茄子、谷中、菊を買う。

下の息子と大磯方面に散歩に出て、娘が中之条に帰るので山の中では食えない新鮮な魚を喰わしてやろうとヤオマサに寄り、湯河原のサゴシを3本買い塩焼き用に卸してもらう。
秋田の小町ポークとヨーグルトの恵、さつま揚げを買う。
杉山に行ったら、顔を見せないから、どうしちゃったのかと心配してたと言われ、出掛けたりしてたが元気だとこたえた。
四五日顔見せないと心配になるらしい、そういう人がいてくれるのはありがたいことだし幸せなことだ。
絹ごし豆腐2丁とがんもどき7個を買う。

家に帰ったら家内が笹身とモモ肉の黒酢炒めを作っていて、娘は豆と牛筋の煮込みを食べていた。
私は汗をかいて暑かったので西瓜を食べ、胡瓜と茗荷の朝漬けが出来たので「くどき上手」純米吟醸を冷で呑んだ。
落花生や鶏を摘まんでいたら、サゴシの塩焼き、ビーフステーキが出来てきた。
珈琲を飲みたいと思っていたら、娘が珈琲豆を買ってきてあった。

プレシネは「ネブラスカ」で、最近の米映画だが白黒で、ちょっとボケた親父を息子が連れて100万ドルの賞金をモンタナからリンカーンまで車で取りに行くが、途中で親父の故郷のホーソンに寄り、かつて経営していた自動車工場の共同経営者や親戚などから、昔、金を融通したが賞金から少し回してくれとせがまれる。良くあることだ。

米映画らしく、母親が故郷に合流したら、息子に向かって、あいつは以前私のブルマーの中に手を入れようとしたとか、父親を母親と争ったオバサンは、あんたの母親が勝ったのよ、何故って、私は最後の一線を許さなかったからとか明け透けな話が出て来る。
この2週間そういった傾向の米映画を放映しているのかもしれない。

息子は賞品が嘘話だとは知っていたが、年老いた親父と一緒に旅をするのもいいと思ったんだな、きっとこれが最後になると思っていたんだろう。
親父に賞金で何をしたいのかと聞いたら、トラックが欲しい、余ったかカネは息子二人に残したい、何か残したいんだと言う。
リンカーンの「100万ドルが当たりました受け取りに来てください」という手紙の送り主の会社に賞品を取りに行き、残念賞にキャップをもらった。
時々この嘘話を真に受けて取りに来るやつがいる、年寄りが多いとのことだ。

帰り道、息子が中古のトラックと親父が昔共同経営者に貸し、返してもらわなきゃと拘っていたコンプレッサーを買い、すでに免許を返納した親父に故郷の街を運転させる。
年寄りには息子達からみると馬鹿馬鹿しと思う些細な夢があり、それを無視しないで叶えてやることが大切なんだな。
私の死んだ父の晩年をみていてそう思った。

2階に上がり「百歳までの読書」を5時まで読み、階下に降りて相撲を観る。
この分だと横綱一人大関一人になり、最後は大関一人の場所になるような気がする。

風呂に入り晩飯に残りの「くどき上手」純米吟醸を呑むが、濃縮しすぎで強すぎると思い割り水をしたら、嫌味な強さが消えた。
バランスが大事だよね。
がんもどきの煮付け、豚汁、馬鈴薯とベーコン、コーンの茹でたのを食べた。

母と野球を観るが同点になり12回表の巨人の攻撃までみて勝ちが無くなったので2階に上がる。
途中栗原はるみのモヤシ料理を観る。
大豆もやしの焼そばとモヤシと豚肉の春巻、当然のように根を取って使っていたが、家内に見せてやりたかった。
モヤシの根は採るのが当たり前なんだ。
コメント
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