ときどき森へ・・・sora日和

~ by 小春 ~

本・真保裕一 「デパートへ行こう! 」

2012-10-14 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          デパートへ行こう! (講談社文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
明かりの消えた真夜中のデパートにうごめく人影。その日に限って、なぜか居場所をなくした人々が集まってくる。よからぬ企みを抱く女性店員。生きる希望をなくした中年男。訳あり家出の高校生カップル。道を踏み外した元刑事…。悩める人々がつどう時、奇跡の一夜が訪れる。感涙必至の傑作、ここに登場。

 デパート好きですからね。それに、閉店後忍び込んで・・・なんてことを考えたことだってあります。貸切のデパートは楽しいだろうなぁ~と。でも、真っ暗だったんだ。 

この日に限って普段誰も居ない深夜のデパートがとんでもないことになっていたのね。
登場人物の正体が、へぇーそうだったの? えーそういうことだったの? 悪い奴がいたもんだ! と、少しずつわかっていくところが面白い。

そして事件は終結に向かうのだけれど 

54では、あらん、お母さん・・・感動の一話。これは、息子が居る私には涙なくして読めませんでした。当時3才だった息子が母親の言いつけどおり、待っていたのよ。64年も経っているのに・・・偉かったねー

老舗のデパートの心意気!
やっぱりデパートはデパート。夢も売っているからデパート。
到底手に入らなくても、路面店には行けなくても、デパートだったら、ふんふんと見ることができる。そして地下に行けば全国の美味しいものが並んでいる。

私にとって、デパートはなくてはならない場所。なくなってはいけないの。夢が消えちゃうから・・・とくにここ!ここはあそことあそこでしょ?   がんばれ


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