内容紹介
「50歳になっても、人生はいちいち驚くことばっかり」
息子は巣立ち、夫と二人の暮らしに戻った主婦の聖子が、ふとしたことで読み始めた60年前の「女性論」。
一見古めかしい昭和の文士の随筆と、聖子の日々の出来事は不思議と響き合って……
どうしたって違う、これまでとこれから――
更年期世代の感慨と、思いがけない新たな出会い。
上質のユーモアが心地よい、ミドルエイジ応援小説
読書備忘録
私だって「ちええ」と叫びたくなるときなんか多々あります。
ただ私は「ちええ」なんて上品なものではなく「チッ!」とか「ちぇっ!」なんですの。
まぁね、おっしゃる通りお役所仕事のように、きっぱり容赦なく終わるなんてね・・・アレ!
主だった登場人物が愛すべき人・・・
子供のころ一緒に住んでいた人の息子・・・種をまく人という言葉が旋回した。って・・・
夫の母親は友達からもらったシトロエンがあるけれどいるか?って。シトロエン?車?・・・車くれるの?
シュトレンのことに・・・ぷっ!
調整さんの片瀬さんのお話が面白いです。
なんでそうなの?が明らかにされ、あーそうだったのね?
お金を使わずに暮らすを実践しているのにはわけがありました。お金は使いたくないのに缶入りのおしるこはいいの。おごってくれるの。
その片瀬さん!譲ってもらって直した自転車に乗っていたら、一日に、四、五回職務質問うけたり、そして福岡に帰った。
気が付かなかったのね?好き・・・
私はわかっていましたよ。
息子の彼女 トヨトミチカコ
「将来、憎まれたりしないですかね、こんな世の中になんで産んだんだ、みたいな。いまって、めちゃくちゃいい世の中って感じじゃ、ないじゃないですか。この世って、生まれてくるに値するんでしょうか」
聖子同様、私も・・・「へっ」
そんな哲学的なこと考えて子供産む?
駅前商店街の占い師また出た。
そういう年齢なんだって・・・
面白かったわぁー・・・。