ときどき森へ・・・sora日和

~ by 凪 ~
ハンドルネーム変えました。

本・中島京子 「彼女に関する十二章」

2016-09-16 14:57:22 | 図書館本 読書備忘録 
彼女に関する十二章

 内容紹介
「50歳になっても、人生はいちいち驚くことばっかり」
息子は巣立ち、夫と二人の暮らしに戻った主婦の聖子が、ふとしたことで読み始めた60年前の「女性論」。
一見古めかしい昭和の文士の随筆と、聖子の日々の出来事は不思議と響き合って……
どうしたって違う、これまでとこれから――
更年期世代の感慨と、思いがけない新たな出会い。
上質のユーモアが心地よい、ミドルエイジ応援小説


               

 読書備忘録 

私だって「ちええ」と叫びたくなるときなんか多々あります。
ただ私は「ちええ」なんて上品なものではなく「チッ!」とか「ちぇっ!」なんですの。

まぁね、おっしゃる通りお役所仕事のように、きっぱり容赦なく終わるなんてね・・・アレ!

主だった登場人物が愛すべき人・・・

子供のころ一緒に住んでいた人の息子・・・種をまく人という言葉が旋回した。って・・・

夫の母親は友達からもらったシトロエンがあるけれどいるか?って。シトロエン?車?・・・車くれるの?
シュトレンのことに・・・ぷっ!

調整さんの片瀬さんのお話が面白いです。
なんでそうなの?が明らかにされ、あーそうだったのね?
お金を使わずに暮らすを実践しているのにはわけがありました。お金は使いたくないのに缶入りのおしるこはいいの。おごってくれるの。
その片瀬さん!譲ってもらって直した自転車に乗っていたら、一日に、四、五回職務質問うけたり、そして福岡に帰った。
気が付かなかったのね?好き・・・
私はわかっていましたよ。

息子の彼女 トヨトミチカコ
「将来、憎まれたりしないですかね、こんな世の中になんで産んだんだ、みたいな。いまって、めちゃくちゃいい世の中って感じじゃ、ないじゃないですか。この世って、生まれてくるに値するんでしょうか」

聖子同様、私も・・・「へっ」
そんな哲学的なこと考えて子供産む?

駅前商店街の占い師また出た。
そういう年齢なんだって・・・

面白かったわぁー・・・。



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