コロナが世界に蔓延して以降、どこの国の人も「外国を旅する」という、つい1年半前までは当たり前に楽しめたことが「夢物語」になってしまいました
外食することでさえ難しいご時世です。いったいいつになったら、以前のように旅を楽しめるようになるのでしょうね・・・そんな日を夢見て、今日はちょっと「なるほど~」と思っていただけるお話を。
ギリシャのエーゲ海に「サントリーニ島」という島があります。エーゲ海と聞いて、すぐに思い浮かべる「青い海、白い壁、真っ青な教会のドーム」という写真の多くは、そのサントリーニ島で撮られた写真です。でもね、その島はむかーし昔からそういう観光で賑わう島だったわけではありませんでした。
1956年、サントリーニ島はマグニチュード7,8という大地震に見舞われ、島の多くの町が大打撃を受けたのでした。その壊滅的な惨状から立ち上がるため、力を入れたのが観光。そこで、今の姿の「イメージ」に変身したのがサントリーニ島の町々なんですね
コロナ前は、夏のトップシーズンには、島にはたくさんのクルーズ船が停泊。毎日毎日、世界中からエーゲ海の青い海、そこに浮かぶ遺跡の残る島々を楽しむために訪れた豪華客船の観光客で賑わいました。
港に停泊した客船から降りた観光客は、長い長い坂道を徒歩か、ロバに乗ってか、それともあっさりゴンドラに乗るか、で島の中心の町「イア」までやってきます。このあたりのことは、是非ぜひ、様々なサイトで観て、楽しんでくださいね
そろそろイアに到着するかな?というあたりになると、いろいろな小さなお店が、階段状の狭い道の両側に並びます。お土産屋さん、レストラン、ジェラート屋さん、民族楽器屋さん、手作りのアクセサリー屋さん、そして、高級宝飾店
ここは、「アレクサンドロス」というお店。
ウインドウを眺めただけで、そこに並ぶジュエリー達が、ヨーロッパ中から集められた洗練された最新のジュエリーであること、そして、ギリシアの香りのするオリジナルの高級ジュエリーであることがよくよくわかります
興味津々でお店のご主人にたずねてみると・・・「なーるほど~~~」と合点がいきました。
豪華客船に乗って、サントリーニ島にやってくる世界各国の富裕層達。そういう人達の「サントリーニの記念、おみやげ」は、決して貝殻のネックレスやピアス、じゃないんですよ~、はっはっは 旅の間は、いつもよりも気も大きくなっているものですしね。
下の写真のジュエリーは、このお店のオリジナル。上の写真のおじさんがデザインし、作られたネックレス、ブレスレット、リング、です。
台は18金。ルビーとダイヤモンドをセンターに入れた、小さな円と四角のパーツをつなぎ合わせたデザイン。非常に手の込んだ、技術の必要な一品ものです
少しビザンチン風のデザインですよね。
ジュエリーから、新しい「なるほど~」を知るのも楽しい時間、でしょう?