ゆずとローマ人の物語

2007年02月08日 | Weblog

外国の影響で、国内のいろいろなものの需要が変わり、価格も揺らぎ通しです。外国が悪者だという意味ではないのですが、いろいろな面でグローバル化してくると、我々お生活がいつ崩れてしまうのか、とても心配です。昨日まで栄えていた会社が今日は倒産ということがあり得ますからね。

あるニュースでは、国内の杉の木の価格が高くなっているとか。ユーロの杉の価格が高くなったので、需要が国内産に向けられたからだそうです。昨年、私がその杉の木を切っていた時には、誰も杉の木は売れないから何にもならない。大きくなると危険木となるので、ただ切って山に倒しておくだけだということなのです。実は私も同じようなことをしました。なんでこう急速に変わってしまうのか。不安ですね。

                       

前置きはそれくらいにして、どうもわが家は寒い所に位置しているせいか、柚子が決して根付きません。それでもチャレンジしているのですが、冬が越せないのです。

            

今年も、こんな風にして寒さを防御していますが、さて越せるかどうか。暖冬であっても、問題は凍る朝です。冬ですから、凍る朝がゼロというわけには行きません。もし、これがだめだったら、思い切り大きな苗を買って植えてみようと思います。

                          

前から気になっていたのですが、塩野七生さんの 「 ローマ人の物語 」 をとうとう読み始めました。文庫本で現在26冊あるようです。思い切って始めてしまいました。最後までたどりつけるかどうか。

読んでみると、なかなか面白いものです。さすがにさまざまなことを勉強し分析し判断して解説してくれていますね。こういう本があると、楽に古代ローマのことをこまかく知ることができます。例えば、外国では花嫁をかかえ上げて家の敷居をまたぐしきたりがあるのだそうですが、それはローマ人の他民族からの花嫁略奪のことから来ているのだとか。最初、風来坊の集まりのローマ人たちには女性がいなかったらしいですから。

英語で、January とか February など月の名前もこのローマの言葉、つまりラテン語から来ているのです。そんなことが、あちこちで書かれています。

          

まだ第一巻を読み始めたばかりです。千里の道の第一歩くらいです。第一巻には単行本から文庫本にしたときの塩野さんの意欲が書かれています。できるだけ美しい文庫本であって欲しいという女性らしい気配りがあるようです。どこで上巻と下巻を分けるかという、細かい気遣いもおそらくあったのではないかと思います。

この本の中で私の空間と時間の長い旅がはじまりまりました。実に楽しみです。あせらずにじっくりと読んで行きたいと思っています。