中二な中年の備忘録

備忘録なので大した内容はありません。
たまにちょっと多めに語る時があります。
競馬の話題の時はさらに饒舌になります。

悪いことをしながら、善いことをする

2023年04月15日 08時13分42秒 | ぶらり、城北
2023.4.8の回顧録

BOUL'ANGE(買物)→グランドシネマサンシャイン池袋(「仕掛人・藤枝梅安2」)→セントポールの隣り(昼食)

後編は、チャンバラが増えた分、人へ向けた描写と飯テロは減った感じだったけどね。その分梅安と彦次郎の過去や人間形成に、さらに容量を割いていた感じで、そこに「善いことをしながら、悪いことをする」の池波イズムがみっちり詰め込まれていて、梅安や彦次郎をただのヒーローにしない辺り、元祖でありながら、追随者とは一味も二味も違うなぁと。特に、梅安の弱い面がきっちり表現されていたのが良かったかな。あれで“トヨエツ梅安”は完成したし、前半に比べて出番は減ってたけど、管ちゃんの存在感が増したよね。まあ何しろ、原作という遺産が偉大だわ、とにかく。主役のお二人は勿論言うことなしなんだけど、まあやっぱりね、佐藤浩市さんがね、枯れてますます親父さんに似てきたなぁと、容姿だけでなく、劇中での存在感がね。今後益々のご活躍でしょう。あとはもう、存在感という点では、キャスティングを見た段階ではこれもちょっと引っ掛かった、石橋蓮司さん。流石役者、流石ベテラン。
で、会場がまた凄かったね。映画をじっくり楽しみたい人も本編以外も楽しみたい人も、満足させる設備になってて、“映画のための映画館”になってた。文芸坐とかシネマロサとの棲み分けは勿論あるとして、それでも、時にリヴァイヴァル上映とかも企画して、普段映画を楽しむ習慣のない人にも、あの環境には触れて欲しいと思ったわ。古い映画館建築も味があっていいんだけど、あれは価値観変わる、きっと。
キャンパスに隣接した立地だから必然ていうのもあるだろうけど、メニューの内容といい価格といい内装といい、存在位置は言わば“第2の学食”だね。特に、大学のスケジュールが把握された上でのあのホスピタリティーは。これは長年愛されるわ。

グランドシネマサンシャイン池袋のページ
セントポールの隣りのページ

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