猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

アウェイク

2016-04-09 23:05:42 | 日記
2007年のアメリカ映画「アウェイク」。
亡き父から大会社を継いだ富豪の青年・クレイトン(ヘイデン・クリステンセン)は
秘書のサム(ジェシカ・アルバ)と愛し合っており、結婚の約束をしていた。だが
クレイトンは心臓疾患を抱えており、移植手術が必要だったが、彼の珍しい血液
型のためにドナーがなかなか見つからないでいた。ある日ドナーが見つかったと
の連絡を受け、友人の医師ジャックが執刀する手術室へ向かう。しかし全身麻酔
を施されたクレイトンの感覚は鈍っていくが、何故か意識は目覚めたままで、彼は
手術の激痛を味わうとともに、驚くべき事実を知ってしまう。

全身麻酔の最中に意識が目覚めてしまう"術中覚醒"というのは世界中で起きて
いるのだという。その現象を描いたスリラー映画である。手術中に意識が戻って
しまうなんて、想像しただけでゾッとする。ホラー映画よりずっと怖い。しかも主人
公のクレイトンは、体は麻痺していくのになぜか眠らないのである。クレイトンは
心の中で「やめてくれ!」と叫ぶが、医師のジャックたちに気づかれるはずもなく、
手術は始まってしまう。こーわーいー。こんな経験絶対したくない。クレイトンは
メスで体を切られる激痛に必死で耐える。楳図かずおの漫画にあったなあ、こう
いうの。
やがてクレイトンの意識は飛び、幽体離脱のような状態になり、驚愕の事実を
知るのである。割と序盤で変だな、と思うシーンがあり、先が読めてくる映画で
はあるが、なかなかおもしろかった。手術中のクレイトンが涙を流しているのに
誰も気づかない。気づいてくれ、と心の中で叫ぶクレイトンに、こっちまで心臓が
痛くなりそうである。それにしても母(クレイトンの母/レナ・オリン)の愛は強し、
である。
ヘイデン・クリステンセンは相変わらず北欧系美青年だった。ジェシカ・アルバ
は胸が大きいなー。

テレビでローカルニュースを見ていたら、昔付き合ったことがある人が飲酒運
転で逮捕されたと言っていて驚いた。飲酒して車に乗り、他の車にぶつけて逃
げたとのこと。普段思い出しもしない人だったが、いきなり思い出した。ちょっと
の間しか付き合っていないし、いい思い出はない人だったので、ザマーミロと
思った私だった(^▽^)



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88ミニッツ

2016-04-06 04:56:32 | 日記
2007年のアメリカ映画「88ミニッツ」。
1997年、若い女性を狙った連続猟奇殺人事件が発生。FBI異常犯罪分析医
ジャック・グラム(アル・パチーノ)の証言により、ジョン・フォースターが逮捕され、
死刑判決が下る。9年後、フォースターの死刑執行の日の朝、ジャックの大学の
教え子が同じ手口で殺される。しかも、フォースターは犯人ではない、と彼女に
しゃべらせたビデオまで残されていた。困惑するジャックに「お前はあと88分で
殺される」という電話がかかってくる。その直後から、彼の周囲では次々と不可
解な出来事が起こる。

アル・パチーノ主演のサスペンス。9年前、FBI異常犯罪分析医のジャックの証
言により死刑判決が下った男・フォースター。しかし再び同じ手口の残忍な殺人
事件が起きる。模倣犯なのか、共犯者がいたのか、それともフォースターは真
犯人ではなかったのか?フォースターはテレビのインタビューを受け、自分は
犯人ではないと訴える。そして彼の死刑執行が中止されることになってしまい、
彼を犯人だと確信しているジャックはマスコミの格好の標的になってしまう。
展開が早く、スリリングでなかなかおもしろかった。ジャックの携帯電話に度々
「お前の命はあと83分」「あと78分」と何者かからかかってくるのは不気味で、不
安をあおられる。誰が電話をかけているのか?そしてフォースターは本当は犯
人ではないのか?
きれいなおねえさんがやたら登場するこの映画。アル・パチーノはゴールデン
ラズベリー賞にノミネートされてしまったが、そんなに良くなかったかな?相変
わらず渋くてかっこいいし、ストーリーも私には結構楽しめたけど。でも、ラスト
の力技はちょっと無理があるなあ、と思った。



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