現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

倉本 采「二月のお話 おねぼう鬼と空とぶパン」パックル森のゆかいな仲間所収

2017-04-27 10:43:42 | 作品論
 今回は、節分にちなんで、人間の世界を追い出されたおねぼう鬼のネムールのお話です。
 このお話では、不思議なものが満載で、おねぼう鬼のネムール以外にも、ネムールを乗せてきた流れ星、空とぶまくら、ふりかけるとなんでも飛べるようになる流れ星のしっぽの金色の粉などが出てきます。
 もちろん、みんなにパンを焼いてくれるウーリー(女の子のようです)を初めとして、主人公のポーとコロンタ、それにこわがりやのフルフル、ひねくれ者のゾンキーといった妖精オールスターも総登場です。
 お約束のおいしい食べ物は、ネムールの魔法の粉を振りかけた、クルミやラズベリーを混ぜ込んだ空とぶパンです。

パックル森のゆかいな仲間 ポーとコロンタ (子どものしあわせ童話セレクション3)
クリエーター情報なし
本の泉社

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