現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

児童文学の繰り返しの手法について

2017-11-22 08:39:15 | 考察
 児童文学の世界、特に絵本や幼年童話では、繰り返しの手法が有効です。
 自分自身の幼い頃の記憶でも、自分の子どもたちが小さかった頃も、自分の好きなことを何度でも繰り返して楽しんでいました。
 繰り返しの手法は、そうした幼児の特性を作品の中に取り込んだものです。
 同じような事柄が、少しずつ形を変えながら繰り返していくと、読者の興味はどんどんとかきたてられていきます。
 その盛り上がりをどのよう最後にストンと落とすかが、作者の腕前です。
 そこには、読者の期待通りに終わる場合も、読者の期待を鮮やかに裏切って見せる場合もあります。

三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
クリエーター情報なし
福音館書店

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