現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

最上一平・文 国松エリカ・絵「からかさにざえもん」

2018-10-05 09:35:31 | 作品論
 山でけがをしたおばあさんを、おじいさんが家にリヤカーを取りにいって助けようとします。
 そんなおじいさんを、からかさにざえもんをはじめとした、二人がいとおしんで使った「もの」たちが助太刀する絵本です。
 作家は、少し前の時代の田舎を舞台にしたユートピア童話や絵本が得意なのですが、この作品でも、画家のシンプルな描線の挿絵とあいまって、楽しい作品に仕上がっています。
 ただ、表紙に貼られたシール「だいじに つかうと たましいが やどります」はネタバレなので、ないほうがよかったと思いました。

からかさにざえもん (えほんのもり)
クリエーター情報なし
文研出版
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする